すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

3月のスキー南仏編2日目

2日目の土曜日、バス酔いからも完全復活を遂げた私はこの日はバンバン滑ろう!と張り切っておりました。この日は快晴、日焼け止めをしっかりと塗ったくって出発です。宿泊先の建物は、スキー場に直通となっており、スキーをもって斜面を登るとそこはもうゲレンデです。

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とりあえず脚で挟むタイプのリフトで登り、とりあえず足慣らしをします。その後、日本にもある座るリフトでもう少し上まで行きますが、どうもタイミングが掴めないドエムッシュはリフトのところで転んだり、リフトに乗った瞬間片足のスキーが外れ、後から来た親切なおばさんにスキーを持って来てもらうなど散々でした。

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写真の右端はドエムッシュ。図らずともアクロバティックな後ろ滑りとなり、このあと青いスキーウェアの子どもとあと5cmのところで無事すれ違いました。春の雪は好天で溶けた雪が固まり硬いので、エッジを効かせないも滑りづらいのですが、ドエムッシュは慣れていないため、この日は何度も何度も転んでいました。途中起き上がれなくなり、倒れたカブトムシのように手足をバタバタとさせながら、斜面をずり落ちながら何度も立とうとしていました。ドエムッシュはなかなか立てずに疲れが溜まった上に心が折れてしまい、結局身長190cmの大男を私が立たせるという重労働も数度強いられることに。。

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ということで、足慣らしをしたところで一旦休憩です。ドエムッシュは滑るのも時間がかかるので、長くない斜面を2度滑るのだけで40分ほどかかります。とりあえず怪我予防と休憩を兼ねて、ゴンドラ近くのカフェでお茶です。私は念のため、酔わないようにレモネードだけ。ドエムッシュはクレープとコーラです。

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ゴンドラに乗って標高2,300メートルを超えたところまで行きます。天気が良いととても気持ちいいですが、雪が眩しかったです。しかし、フランスのゴーグルは父親似で立体的な顔の割に鼻が低い日本人の私の骨格には合わず、いずい(しっくりこない)ため、ゴーグルは天気の悪い時用でこの日は裸眼で挑みました。

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ドエムッシュは目が青いため光に弱く、晴れの日と天気が悪い時で色を切り替えられる高いゴーグルを購入しております。スキーウェアも私より本格的だし、何だか皮肉です。

そしてこの日のお昼も、こんなに充実したスキー場とは知らずに大量に持って来たレトルトを消費します。1人2パック食べますが、1人あたり10ユーロ(約1,400円)なので、こちらのパン屋さんでサンドイッチを買って食べた方が安上がりです。。

宿にスキーを置くところがあるので、スキーを置いてスキー靴の着脱などを入れると思いの外時間がかかりお昼休憩は2時間でした。この時点で14時過ぎです。

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ドエムッシュは疲れが溜まっていたのか、上の写真でも転ぶ瞬間が撮れました。リフトで2回、ゴンドラを1回滑ったところで、16時45分、これ以上上に登ることは出来ません。とりあえず2時間ちょっと滑って、また部屋に戻り休憩しました。

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この日の夜はラクレットを食べよう、と部屋から見える山小屋風のレストランへ。

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この日は学生さんたちが88人も来ていて、一番乗りの私たちが行った時に空きテーブルが1つ残っており、何とか座ることができました。

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ホットプレート的なやつで焼くのがラクレットの基本なのですが、今回は旧式のラクレットで、炭火でじんわりじんわり焼いて溶かして食べていきます。ハムやソーセージなどの加工肉は個人的に好んで食べないのですが、私がオーダーした牛肉のハムは独特の臭みがありつつも肉!という感じで美味しくいただきました。

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スキーを終えてから分かったことなのですが、ドエムッシュが下着以外着替えを持って来ておらず、かなり臭かったため、ご飯の後、コインランドリーでスキー用のスパッツやシャツを洗いました。9時までとの表示に気づいたのは洗濯機を回し始めてから。9時半を過ぎてセキュリティのおじさんがやって来たので我々が謝ったところ「いいよいいよ、構わないよ!夜の2時に使っている人もいるし!」と言ってくれたので乾燥機まで使って来ました。何とか翌日臭いまま帰らずに済みそうで安心しました。

この日はスキーもご飯も結構満足でしたが、1日目は不完全燃焼で、明日も時間があるということで、結局スキーのレンタルを1日延長、リフト券と保険も更新して翌日も滑ることになったのでした。

3月のスキー南仏編1日目

ニースからバスに揺られて約2時間、南仏からアルプス山脈が始まるのですが、そちらにスキー場があります。去年もスキー場が閉まるギリギリに、リヨンからもっとスイス寄りの場所、グルノーブル方面でスキーをしてきました。

3月のスキー - すみれの部屋

雪国育ちでバッヂも持っているので、まぁ、それなりに私はスキーができます。ドエムッシュはスキーは3回目で、去年は1回しか滑られなかった上に日帰りだったため、今年はアルプスに2泊して、集中的に頑張ります。

朝の6時前にアパートを発ち、ニース空港近くのバス停でスキー場行きのシャトルバスを待ちます。英語がたくさん聞こえてきました。そして、10時前にはスキー場に到着です。

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ドエムッシュの会社では、特定の宿泊先だと最大7割まで負担してくれるとのことで、我々は大喜びでスキー場のコンドミニアム的な場所に泊まりました。

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スキー場は標高2000メートルを超えています。山道がくねくねしていて、到着早々バス酔いで吐きそうになり、部屋に到着後しばらく動けませんでした。ドエムッシュがトイレで大きい方の用事を足し終え、戻ってくると、「ミズガナガレナイ!」と言ってきます。私も試しに流してみましたが、水は普通に流れてきます。

…と思った次の瞬間、水が漏れてきました。

どうやら、水が流れないのではなく、トイレが詰まっていたようです。ドエムッシュのう◯こ入りのやつです。半分は便座の蓋を開けずに水を流した私のせいなので、急いで水を拭いて掃除用具に中性洗剤を混ぜて床を泡だらけにして何度も洗いました…もうこの時点で、車酔いの吐き気と掃除の疲れでスキーどころではありません。リフトのチケットも買ったのに最悪…と思いながら、ベッドで横になっているとあっという間に正午に。

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トイレの詰まりをとるシュポシュポもなく、持ち主に連絡しても午後の4時まで待ってくださいとのことで、精神的にきてしまいました。最終的にドエムッシュが掃除もしたのでぐったりしており、家から持っていったご飯を食べ、また放心状態のまましばらく動けずにいました。食べる場所が少ないと思っていたら、こちら、スーパーもレストランも充実しており、正直レトルト系の食べ物は持ってこなきゃもう少し移動が楽だったのに…と後悔。(2泊のうち、この日と翌日のお昼は持ち込みのレトルトをこちらで食べました。)

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しかし、もうそろそろ13時。意を決してリフトのチケットの購入とスキーのレンタルに行きました。体調が良くなったと思ったのですが、まだバス酔いが長く続いていました。結果太ももで挟む形式のリフト3回を滑って、足を慣らしてからゴンドラに乗ったら、揺れで吐きそうになりました。そこから吐き気と闘いながら何とか下山。「今日はもう無理」ということで、90分滑ったところでギブアップです。

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フランスのスキー場は分かりやすく色分けされており、緑が初心者用、青が初・中級者用、赤が中・上級者用、黒が上級者用となっています。我々はドエムッシュがいるので青をメインに滑りましたが、途中赤のゾーンで、ドエムッシュは半分ほど転んだまま下まで滑っていきました。その時だけは、ドエムッシュの滑り落ち方がヤバすぎて笑いが止まらず、吐き気もおさまりました。そんなこんなで、ドエムッシュも怪我をしないように、と90分で終わり、その日は部屋に戻って、私はしばらくお昼寝をしました。そして、トイレの詰まりをとりにきたお姉さんの声で目が覚めました。

17時にはリフトが止まってしまうのでナイタースキーはできません。雪もかなり硬くて危ないので、それで良いのですが、この日はトイレの詰まりやバス酔いでほぼ1日棒に振ってしまった感じが否めませんでした。

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やっと晩ご飯。こちらのレストランでは先ほどトイレの詰まりを取ってくれたお姉さんが働いていました。心の隙間を埋めるように、チーズフォンデュを頼みます。スキー場なので値段は高めですが、スキーのシーズンが過ぎてお客さんもさほど多くなかったので、店員さんがたまにきて鍋をかき混ぜてくれたり、残ったチーズに卵を入れてくれるサービス(しかも卵の代金は取られず…)をしてくれたりと至れり尽くせりで、しかも美味しく大満足でした。

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サービスサービスでお腹がいっぱいだったため、ご飯の後はスキー場の周りを散策です。寒い中にいるとそれだけで体力を使うので、ささっと見て宿泊先に戻りました。

この日はスキーは出来ませんでしたが、レストランで全てを取り戻せた気がするのでオールオッケーです。

母のお仕事用写真

母は老いを受け入れがたく、最近は見た目に関してはドラミちゃんのみならず、私にまでライバル意識を燃やして来ます。ドラミちゃんはモデル事務所からスカウトされ、総資産300億のお家からお嫁に来て欲しいと懇願される美少女なので、ちょっと他の人とは美人のレベルが違います。そのため、グリム童話の初版では実母に殺されそうになった白雪姫のこともあるし、ドラミちゃんが白雪姫だと思うと、母の嫉妬も納得です。しかし、私なんて背が高めでかなりガタイが良く、顔は父親から髭を取って代わりにお下げをつけたような…暗闇で見るとほぼオッサンのような顔です。母は私のことを父親似の可哀想な長女としか思っていなかったはずなのに、浅香唯似の母はそれなりにチヤホヤされて来たはずで、周りの不細工を軽蔑して来た人間なのに、私にまでライバル心を抱くとは、母も末期です。

「何の手入れもしなくても私は美人」

「薄化粧でも私は美人」

というプライドがあった母。寄る年には敵わず、最近はシミ皺弛みと、年相応です。芸能人の浅香唯さんとは随分と差が開いてしまいました。そんな母は最近、ドラミちゃんにカメラマンを頼むのです。なぜなら、ドラミちゃんは、母の要望を知っているため、写真を加工して母に渡すからです。

写真と記憶は加工ができる - すみれの部屋

「ドラミに撮ってもらった写真は写りがいいんだ」と満足げな母ですが、写りがいいと言うよりかは、やりすぎない加工が上手いというところでしょうか。

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ドラミちゃんは、母の高い要求に応えるために加工を頑張るわけですが、母は加工後の写真を見ながら「これ、本当に加工したの?!どこを加工したか全然分かんない!」と加工前の写真を全然見ずに話すのです。そのストレスに耐えられないのか、家族LINEに母の加工がの写真が送られて来て、「ねぇ、どれが自然に見える?」との質問があとに続きます。ドラミちゃんが加工するのは

・目の大きさ

・輪郭

・シミ皺はできるだけ光で飛ばす

・浅黒い肌を白くする

・頑固に下がった口角を無理やり上げる

のあたりのため、母の顔の原型は留めているものの、母の普段の表情とは全然違います。つまり、全然違います。ドラミちゃんの質問への答えは、もちろん自然に見えるのは加工前の写真なのですが、母は加工前の写真を見ようとしません。

どうやら、職場で使用する写真を早めに送って来いというお達しだったようで、母には加工前のものを勧めましたが、母は結局加工後の写真を職場に送りつけていました。

そんな脱法じみた母の奇行ですが、別に今始まった訳ではなく、就活の時の証明写真なんて、ドラミちゃんにアプリで化粧までさせていたくらいですから、これからも母は、加工後の写真の顔を自分だと信じて突き進むのでしょう。

↑ツイートは当該ブログと関係ありません。(手が滑っただけ)

ロクにスキンケアも化粧もせず、今も若い頃のままの自分だと思い続けながらも娘に嫉妬する母。離れて暮らしていますが、結局ラインで友だち追加すらできないので、遠くから支援中です。これからも母の奇行、いえ、動向から目が離せません!

母の新生活始まる

私たちは両親からの要望で、大学院は最近タイムズ日本版の大学ランキングで第一位を連続でいただいている某旧帝大へと進学しました。ドラミちゃん修士博士課程を5年で修了すべく研究を継続中です。

母の要望通りの進路に進んだ我々姉妹。私がフランスで仕事を見つけ(現在失業中だけど)、ドラミちゃんの英語で書いた論文は有名な国際ジャーナルに採択されました。そんな娘たちの進路に嫉妬を始める母。母は我々が某旧帝大に行ったまでは良かったのですが、自分の出た大学よりもランクが高いので娘たちの経歴が気に入る訳がありません。。そして、母は公務員で管理職までやっていたのですが、父や私たちの職種とは若干異なり、どうやら母にとっては我々の仕事の方が地位が高いと思ったようで、数年前から娘たちに大きなコンプレックスを抱き始めていました。

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そこから約2年、毎週末自分の専門分野関係なく応募しまくり、見境なく100以上の履歴書を送りまくった母。うち面接に辿り着けたのは3つでしたが、今年に入ってすぐ採用が決まりました。

就活がうまく行っていなかった時期は、ドラミちゃんを意識した質問をしまくり、ドラミちゃんに面倒くさがられていました。同居のおばあちゃまにはモラルハラスメント、父をが馬鹿扱い、母の妹の叔母の仕事を見下し、母方のおじいちゃんは必要以上にボケ老人扱い、母方のおばあちゃんは専業主婦だから能力がない、と本当に周りを下げまくっていました。

採用が決まってからは、今度は周りを馬鹿にし始めた母。母を何度も推薦をしてくれた知り合いの方のことを「あの人は私と違って研究の実績がないから。ママは論文5本だから」と見下す始末です。

(母の場合、論文と呼べるものは1本で、残りは報告書です。しかし、修士でかなり指導教官に絞られた私から見ると、母の論文は引用が雑でグラフもちゃんと示せていません。さらにドヤ顔をしていますが掲載雑誌は有名ではありません。加えて、母は論文とレポートの違いが分からないので、母が書いたものは全て母の中では論文換算となります。)

10年以上研究をしておらず、論文が5本とほぼ嘘ハッタリを並べて履歴書を書いた母ですが、それでも県外に就職先を見つけられました。正直、我々はおそらくこれだと無理だろうと思っており、母の八つ当たりが一生続くと思っていたので、家族一同とても安心しております。それに、母が家から出ることで、父とおばあちゃまには安寧が約束され、ドラミちゃんもやっとのびのび帰省できるようになるのです。

これからしばらく我が家のブログは、母の就活中のクソムーブが中心となるでしょうが、父、おばあちゃま、ドラミちゃんの気持ちをこちらで供養したいと思います。

春はアート

先週末はアルプスに籠り夫婦でスキーをしていました。今年も3月のスキーで、ハッスルしないと怪我をするような雪のコンディションだったため、かなり気を張りました。スキーから帰ってきてすぐ、義弟と義弟嫁の5ヶ月〜6ヶ月の赤ちゃんがお腹で亡くなったというニュースもありバタバタしておりました。今回は仕方ないのですが、いつも通り義弟夫婦のスケジュールの変更変更に振り回されて大変でした…本当に。。ということで、疲れもやっと取れてきたのでぼちぼちブログ更新です。

今回は最近のお買い物編です。我が家はものすごく小さいアパルトマンなので、物を置く場所がないのですが、私の就職次第では田舎町に引っ越す予定です。今はまだあと1年南仏にいるか就職するか迷ってますが、とりあえず家賃が今と同じくらいの大きめのアパートに引っ越せたら…と夢が広がり、ついついインテリアになりそうな物たちを集めてしまいました。。

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こちらすみれ祭りで買ったサラダボウルと花瓶です。サラダボウルもインテリアになる予定です。この中に小さい金魚がいたら可愛いだろうなぁと思いつつ、結局金魚のことを考えると大きい水槽を買うことになるでしょうね。花瓶は一目惚れでした。買う予定はなかったのについ。これは地元のアーティストの方が一つ一つ手書きで作っています。その割には1つ40ユーロ(今のレートだと約5,600円ちょい)で買えたので、こんなにお安くて大丈夫?!となんだか申し訳ない気持ちも…

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そして申し訳ない気持ちはまだ続きます。勢いづいて絵画も購入です。ニースの旧市街でつい足を止めて一目惚れしたアート。300ユーロ(約42,000円)くらいなら買おうと思っていくらですか?と聞いたら、100ユーロ(約14,000円)!と言われて即購入しました。2枚買ったらオマケするよ!と言われて、全部素敵でどれにしようか考え込んでいたら、おじさんが私が高いと思ってると思ったのか、「2枚で180ユーロ(約25,200円)のところ170ユーロ(23,800円)にしちゃう!」と言い始め、申し訳ない気持ちで2枚目も買わせていただきました。

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おじさんはアジアで個展やパフォーマンスをやったことがあるらしく、日本は大阪に来たと言っていました。裏にはサインまで書いていただきました。

決して安い金額ではないのですが、アートにしてはお値打ちすぎて最近散財しておりました。今は適当に飾るしかないのですが、そのうち大きいアパートに引っ越したら、それぞれちゃんと持ち場にいてもらおうともらいます!

マチ付きポーチ作成

 

久しぶりにミシンを取り出し、リハビリがてらポーチを作りました。今回は初めてのマチ付きです。

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化粧下手の母は、アイシャドウもまともにつけられないため、単色のアイシャドウと単色のスティックシャドウを買いました。母の化粧ポーチはパンパンで新しいグッズが入らなさそうだったのでポーチを買おうと思ったのですが目ぼしいものがなかったので、とりあえず手元にあったフランスらしい柄の布でポーチを縫いました。

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今までで一番糸の調節がうまくできて、比較的まっすぐ縫えました。でも横から見たら糸が…飛び出てしまっていました…。。

安いミシンのせいか、チャックの上を縫うとボキッといくので、手動でゆっくりと進めました。結果ちょっと糸がのぞいてしまったのかもしれません。

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中はパンジー柄です。布を数ミリ短く作ればもう少し収まりがよかったかしら、、など考えていました。

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何となく母の名前も刺繍してみました。これで落とし物になっても大丈夫。

これに妹が買った2色のスティックアイシャドウと粉ファンデーション、私からのコンシーラー、マスカラ、アイシャドウ2種類を入れて単身赴任のアパートに持っていけるんじゃないかなぁと思います。

今回は深夜の針仕事でしたが、母に代わって作成中の資料がひと段落したら、フランス語の勉強の合間にミシンで小物作り、スカート作りにも挑戦してみようと思います。

すみれ祭り Tourrettes sur Loup

すみれと言えばフランス中部のトゥールーズですが、南仏コートダジュールにもすみれ祭りがあります。Tourrettes sur Loup(トゥレット・シュル・ルー)では3月の第一土曜、日曜にすみれ祭りがあります。こちらも例によって、去年まではコロナと単身赴任で来られなかったので、念願のすみれ祭りです。

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こちらすみれ祭りの広告のおしゃれなポスターです。3月4日の午後は家事も何もしたくなかったので、モールまでご飯を食べに行きました。そしてドエムッシュと話していた時にそう言えば今週末はすみれ祭りがあるじゃん!と思い出したので、お買い物の予定を変更して土曜日にTourrettes sure Loup(トゥレット・シュル・ルー)へ行きました。

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夕方に到着しました。旧市街に一番近い駐車場にはテントが張ってあり、出店が並んでいたので、急遽、300メートルくらい離れた駐車場を使いました。

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出店はありましたが、パレードの跡はなく、地元の人に「パレード終わりました?」と聞いたところ「明日だよ!」と言われ翌日も来ることに…。こちらでサラダ入れや花瓶を購入。こちらはまた別のブログで…。。

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この日はせっかくきたので、人も少ないしゆっくりできるね、と、とりあえずお茶をしたりお買い物をしたりと町を散策をしました。

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旧市街の入り口と、すみれ製品を扱ったブティックも、お花が飾ってあってかなりいい感じです。

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3年前はクレープ屋さんだった場所がコロナ禍で閉店し、跡地にカフェがオープンしていました。通りすがりに美味しそうなタルトを食べている人たち(写真の3人組)を見かけ、予定外でしたが、散策前に早速お茶です。

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チョコレートタルトにはちみつとすみれ風味の砂糖とすみれの砂糖漬けがかかっており、結構甘かったです。くどそうに見えますが、すみれの味で割と味がまとまっていて美味しかったです。

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そして小さい町を散策です。黄色い「いかにも」南仏の家がある風景ですが、いつもよりも街が華やいでいます。

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この日はおそらくこの地域周辺の人しかおらず、こちらを散策に来る人はほとんどいませんでした。

 

そして翌日。

この日は午前中はミモザを見に、前と同じ場所へ行き、お昼過ぎにパレードを見ようと思ったのですが、こちらに到着したのが15時。しかも、Tourrettes sur Loupに近い駐車場までの道が完全に封鎖されていました。結局、遠くに車をとめて、シャトルバスの停留所まで歩いたのですが、バスを待ってもなかなか来ません。ドエムッシュが交通整理をしている警察官に場所を聞くと「道路脇に駐車中の車が道を狭くしていてバスが通れないから何時に着くか分からない」と言われました。

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パレードは16時半まで…ここから歩くと45分…バスが来たら10分くらいで着くだろう…しかしバスが果たして来るだろうか…今15時15分…

ということで、歩くことに。山道を登ります。いつも車で来る道も歩くと長いです。日本人家族とすれ違ったときに可愛い女の子たちがお花を持っているのを見て、もうパレードは終わったのか…と、悟りましたが、道半ばで諦めるわけにはいきません。

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前日に駐車した場所は全面シャトルバスの駐車場になり、いつも車で通る道は歩行者天国になっています。到着後、カバンの中と着ているものに金属がないか調べられました。そしてお祭り会場に向かいます。

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到着は16時ちょっと過ぎでしたが、パレードはギリギリやっていました。思ったよりもすごい人で、前になかなか進めせん。

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山車(だし)は全部で5つでした。どうやら、地域の子どもが山車に乗ってパレードするのが伝統のようです。

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私たちがパレードを見るのに会場に入場してから十数分、ちょうどパレードが駐車場の周りを一周しました。

あ、パレード終わった、と思ったら本番はここからでした…。

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なんと、山車から花を抜いてみんなにお花を投げ始める子どもたち。みなさん山車の周りに殺到します。私も頑張って花をたくさんもらいました。

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斜め上のバルコニーからもお花が飛んできます。結果すみれの花5束とミモザ1本をゲット!↑満足そうな私とミモザとすみれの花。

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全く貪欲ではないドエムッシュは、すみれ祭りに来た人たちから見向きもされない、飛んできたカーネーションの花が地面に落ちているのを拾っていました。

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気が済むまでお花をもらったら、前日入らなかった市役所に行きます。いつもは閉まっているのですが、今回は写真展があって入ることができました。

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展示は2部屋だけですが、入場は無料で、この街にゆかりのある写真やすみれ祭りの歴代の写真などを見ることができました。

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いつもは人が少なく、隠れ家的存在のこちらTourrettes sur Loupですが、この日はたくさんの人で賑わっていました。このあと私たちはお花を部屋に飾っていたので、しばらく、ミモザやすみれの香りが狭い部屋に漂っていました。ちょっと匂いがキツイので、お花の香りは外で楽しむのがいいかな、と思いつつも、すみれ祭りの余韻がしばらく部屋に残っているのも中々乙でした。

これで私たちが今年行った南仏のお祭りは終わりです。どこも特色があり、とても面白い体験ができました。

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