すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

フランス語のテストの結果

テストの結果が返ってきました。テストは半分公式のようなものなので撮影させてもらえなかったのですが、点数だけ…

筆記テストは83点中72.5点で得点率は87.3%でした。9割行ったと思ってたのですが、複数形のSを抜いたり単数形にSをつけたり、ちょっとした基本的な綴りを間違ったりと実力不足が見受けられました。

聴解は55点中33点で6割でした。こちらは選択式なので、素直に悔しい。

11人中3番目…これはさまざまなレベルの人たちが集まる集団でこの順位は公立の小学校では一位独走、一学年220人の中学校でもほぼ一位から転がり落ちたことのない私にとって屈辱でした。私は別にガリ勉だったわけではなく、周りの人たちより少しだけ出来が良かっただけなので、地域でいちばんの高校に進学(ビリでも地方国立に行ける高校です)してからは下から3分の1のところにいました。今回も学校の勉強だけで家では勉強しなかった(厳密には疲れすぎて帰ったらご飯を食べて寝るだけなので勉強できなかった)のですが、やはり10代のようにはいかないのが現実です。10代の自分ならもっと出来てただろうな…昔の自分にも負けています。悲しい。

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自由仏作文の点数の付け方には不満タラタラです。なぜなら、他の人の2倍書いても減点方式だと6割しか取れないためです。採点基準も曖昧だし。。

私が高校で英語を教えていた時は、テーブル評価をしていました。

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↑こんな感じで、配点や目的によっては点数や評価項目が細かくなります。

テストの得点においてはもちろん間違えないことが一番大切です。でも中間試験などでは、まだ英語が完璧ではない学習者が頑張って長く書けば、間違いが増えるのは当たり前なので、基準を決めてテーブル評価を行うことで頑張りを評価するようにしていたので、私の半分もしくは3分の1しか書かずに、私より0.5点高い人を見た時にモヤモヤしました。私が間違えなければ良い話なんですけどね。

でもまぁ今回の試験では、自分の弱いところが見つかったし、私より点数が高かったウクライナ人は集団カンニングしてたし、アルジェリア人は小学校からフランス語を習うし、ポルトガル語ルーマニア語はフランス語とよく似ているので、そもそものスタートラインがちがうし、ウクライナ語ですらヨーロッパ語族だし、今回の結果については素直に受け止めて、点数についてはこれ以上くよくよ考えず、あと2週間後の最終試験に向けて頑張ろうと思います。

ミラノ旅行 2日目

2日目はミラノのドゥオモを見て、夜はシルク・ド・ソレイユ(キュリオス)です。ミラノ旅行2日目は波乱の幕開けでした。ミラノは交通規制が厳しく、エリアによってはガソリン車が有料だったり、しかもそのガソリン車でも作られた年代によってはそのエリアに入れないのです。それを知らない我々は、エリアC(ガソリン車は5ユーロ、約740円払わないといけないエリア)に入りました。

「エリアC、ナンデスカ?」

エリアCを急いで調べる私

「ミラノは車によって入れるエリアと入れないエリアがあるみたいだよ。あとこの車は有料らしい」

「モーハイッチャッタヨ!!!モドルヨ、マチガイシタクナイヨ!」

ということでミラノの郊外に出て、路端の駐車場に停めました。前日もポツポツ雨が降っていましたが、この日から生憎の雨です。

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トラムの停留所には券売機がなく、切符の買い方が分かりません。エリアCに入ってしまったり、券売機の買い方がわからずと軽くパニックになっていましたが、親切なお姉ちゃんが100メートルくらい離れた場所を指差して赤いところで買えるよ!と教えてくれたので、赤いところに向かうことにしました。こちらだと、TABACというタバコ、宝くじ、雑誌、キャンディ等を売っているキオスクのような場所があるのですが、赤い建物もTABACでした。そこで一日乗車券を購入です。

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1回2.20ユーロ、1日券は7.6ユーロでした。この一日乗車券はトラムだけではなく、バスと地下鉄でも使えます。シルクドソレイユはミラノの郊外までバスで行かないといけないので、一日乗車券の方がお得だと思い、こちらを購入しました。

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車窓を眺めながらミラノ市内へ移動です。広告がイタリアンだなぁ…などぼんやり移動していました。

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10時20分の入場チケットでしたが、駐車場のいざこざで着いたのは11時ころでした。雨はポツポツ来ていましたがこの時はまだ傘をさしている人は少なかったです。

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ドゥオモの中は写真撮影OKなのですが、知らないうちにマナー違反をしていたらしく、個人で観光をしていたのですが、おばさんガイドにこっぴどく叱られました。ガイドさんの声が想像以上に大きくて、ガイドさんについている人たちとその周りの人から注目を集めてしまいました。申し訳なさはもちろんあったのですがそれ以上に恥ずかしかったです、、次から気をつけます。ドゥオモは思ったよりも見どころがあり、フィレンツェ同様、教会の地下にも入場できました。

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お昼はミラノ料理です。

Homepage - Bar Duomo

ドゥオモが見える場所に位置するカフェの地下で食べました。雨だったので肌寒く、テラスで食べるより中で食べるのを選びました。値段は観光客価格でイタリアにしては結構高かったです。こちらは、飲み物にお通しのポテチ、オリーブとこれで94ユーロ(この時のレートで約14,000円)でした。食べ物はおいしく、接客もフレンドリーだったのですが、お値段の割にトイレは便座がない上に綺麗じゃなかったので驚きました。ヨーロッパの便座はすぐズレるし壊れるらしいのでそんなものなのでしょう。

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お昼を食べてから、ガレリアを散策しつつデザートを食べようと色々回ったのですが、人が並んでいたところが多く、さらに結構な場所で「こちらレストランなのでデザートだけの注文はできません」と断られてしまいました。とりあえずハイブランドが入っているデパートを下見して、ドエムッシュのお母さんにお土産に何を買うか考えることにしました。その後、TABACでエリアCに入った時の料金5ユーロ(約740円)を支払いました。写真で管理されているので、料金が払える場所で車のナンバーを伝えるとすぐにいくら、と教えてもらえます。

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雨は降り続き、ドゥオモの屋根に登る体験をするために傘をさしながら並ぶこと45分、やっと中に入れました。並んでいる時にドゥオモから滝のように水がドバドバ降ってきてズボンが結構濡れましたが、これも旅行の思い出です。中心地以外はあまり街の整備がされていないのですが、上から見るミラノの街も良かったです。

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ドゥオモを降りると、再び建物の中に入ることとなり、出口に誘導され出てきました。その後、やっとお茶を飲める場所に到着したので、コーヒーやジュースで一息つきました。こちらはドゥオモ方面からガラリアに入って左手前にあるレストラン・カフェです。

Homepage | Ristorante Cracco

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白桃のジュース、カプチーノ、ケーキを頼んで30ユーロ(約4,440円)と少々涙目です。ケーキは1つ16ユーロ(約2,370円)でした。この後すぐにご飯を食べることになるのですが、ドエムッシュは疲れたりお腹が空いたりすると話に集中出来なくなってボーーーっとし始めるので、これはリスクマネジメントの一環です。ドエムッシュは現在私の失業手当の3.5倍を手取りでもらっているのですが、こう言うところでお金を出し渋るので、今回飲食代は全て嫁持ちです。高級カフェでお茶をして大満足のドエムッシュでした。

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お茶をしたその足で、ドエムッシュのお母さんにグッチで口紅を買いました。コーラルピンクです。47ユーロ(約6,960円)でした。ドエムッシュの妹にも何か買う?と聞きましたが、ドエムッシュの弟妹は我々に一生お土産を買ってこないからここでは買わない…とか言って、お母さんにのみお土産を購入です。

遅れてはダメなので、シルク・ド・ソレイユを見にバスで郊外に向かいました。21時に始まるのですが、19時頃に会場を確認したあと、こちらのレストランに行きました。

LA SIRENETTA, Milano - Zona 4 - Ristorante Recensioni, Numero di Telefono & Foto - Tripadvisor

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飲み物、サラダ、パスタ、ピザ、デザートを頼んで43.50ユーロ(約6,440円)、これぞイタリアです。フランスより物価が体感で2割ほど安いのですが、このボリューム、この美味しさでこの値段、大満足です。店員さんも英語が話せる人がいました。こちらトイレも綺麗なので、もしミラノに行くことがあれば、こちらバス停の近くにあるレストランなので、少し足を伸ばしてこちらで食べるのもおすすめです。

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その後シルクドソレイユに向かいます。2回目のキュリオス。今回はミラノです。平日のせいか、いい席が取れて、前から3列目で鑑賞することができました。正面は後ろまで売り切れでしたが、横側の前から3列目でも迫力がすごくて、ショーの前半後半の体感はそれぞれ5分でした。ドエムッシュは隣で感動しっぱなし。コカコーラが1本5ユーロ(約740円)でしたが、私がお金を払うので、手を叩いて喜んではコーラを飲んでの繰り返しで結局1本では足りず2本購入です。本当に大喜びのドエムッシュ、最後はパンフレットを買っていました。

帰りは乗る予定のトラムが来ず、周りの親切な人たちに助けてもらいながら、バスやトラムを乗り継ぎ、なんとかドエムッシュの車までたどり着けました。宿泊先に着いたのは真夜中の1時過ぎでしたが、とても充実した良い1日となりました。

ミラノ旅行 1日目

先週末、SNSを眺めていたら、ミラノにシルクドソレイユが来ている(秋にはパリにも来る)のを知って、ドエムッシュに「ねぇ、シルクドソレイユミラノに来てるって」と言ったところ、「モクヨウビシュクジツ、ワタシライシュウキンヨウビヤスミネ、ヨッカヤスミダヨ!ミラノニイコウ!」と言ったので、急遽ミラノ行きが決定しました。私もちょうど木曜日金曜日は語学学校が休みだったので、これは行くしかない!となりました。シルクドソレイユの演目はキュリオスで一度観ているのですが、ドエムッシュはシルクドソレイユを観たことがないので再度見ることに!

実家は機能不全家族で一緒にいるとかなりストレスですが、毎年年に1〜2回の旅行とたまにシルクドソレイユノを見に行くのは楽しみでありました。我が家で観たシルクドソレイユノ演目はこちら。

・ゼッド

コルテオ

・オーヴォ(留学中につき私は欠席)

・トーテム

・キュリオス

の5つです。父がシルクドソレイユの大ファンなので、田舎からわざわざ大きめの都市までシルクドソレイユを観に行き、そのあと旅行もついでにしていました。

ミラノと言ったら、ファッション!と思い、色々調べたら、セッラヴァッレというアウトレットが途中にあるではないですか。高級ブランドもずらりとあって気になります。電車で行く?車で行く?とのディスカッションも、アウトレットに行きたい、の一言で移動手段は車で決定です。

初日は、我が家に来て2週間経った金魚のお世話もあり、我が家を出発したのは10時。遅いお昼をアウトレットで食べよう、と言っていたのですが、イタリアに入ってからは高速道路の工事による渋滞で、アウトレットに着くまで本来3〜4時間なのですが8時間かかりました。

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ということで、お昼はイタリアのサービスエリアで済ませることに。ピザとパスタです。

いやレベル高っ!

と思うほど、サービスエリアのご飯も美味しいです。イタリアの市内よりは単価は高めですが、フランスのサービスエリアより品揃えがいいし、お土産も売っているしイタリアのサービスエリアは楽しいです。

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渋滞を抜けてやっとアウトレット「セッラヴァッレ」に到着したのは18時過ぎ。19時にお店が閉まるので、妹のドラミちゃんにお土産を探しに、ドラミちゃんの好きそうなデザインを扱っているフェラガモ、モスキーノ、グッチのみ見ました。

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(アウトレットについてはまた違うブログで)

カバンやお財布はアウトレット専売品もありましたが、アパレルはおそらく全部前のコレクションのものです。何でもない平日でしたが、グッチではアパレルは4割引〜5割引。しかもサイズ展開豊富です。

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ドラミちゃんはデニムの台形のミニスカートが好きなのですが、こちらで見つけてしまいました。。こちらに来てから体重の変動はあれど、この3年で平均3〜5キロ痩せました。1日で2キロの増減が普通なので、軽い時は渡仏時から5キロ減という感じです。なので、ドラミちゃん用の服を試着しても少しサイズ感が変わってしまいましたが、とりあえず試着です。ただドラミちゃんと話してから決めたかったので、一度お店を出てドラミちゃんに電話をしました。するとどうでしょう、夜中にも関わらず研究をしていたドラミちゃんに電話が通じました!台形のデニムのミニスカートと聞いて喜ぶドラミちゃん。日曜日にまた来ます、と言ってしまったのに、速攻でお店に戻り、スカートを買ってきました。こちらのスカート、元値は730ユーロ(約108,000円ちょっと)でしたが、半額で365ユーロ(約54,000円)でした。ちなみに去年の3月のコレクションです。

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本当はアウトレットじゃない直営店でドラミちゃんの好きな服を「こっからここまで全部ください」と大人買いしたいところですが、残念ながらまだお金持ちじゃないので、ちょっとずつ好きなものを増やしていきたいところです。

その後、ミラノに到着。今回はあまりに突然決定した旅行だったので、ホテルではなくAirbnbに宿泊です。借りたアパートに着いたのが9時頃。そこから歩いて5分のところにあるリストランテで晩ごはんを食べました。

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イタリアはサービス料のようなものが追加されますが、こちらのレストランではお通しにオムレツとスパークリングワインが出てきました。お水、それに私は牛肉のタルタル、ドエムッシュはラビオリを注文。2人で46ユーロ(現在1ユーロ148円なので大体6800円ちょっと)でした。おそらくイタリアは無料のお水が珍しいのではないでしょうか…?フランスだと有料のお水と無料のお水があるのですが…

この日はドエムッシュは運転で疲れていたので、宿泊先のアパートに帰ってきてから倒れるように眠り、翌日気づいたら朝の9時…急いで準備をして観光に向かうことになります。

レッドカーペット見学

語学学校が終わってから、本を買うついでに、パレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレ、レッドカーペットの会場まで歩いて行ってきました。有名人が来るまでは、レッドカーペットを比較的近くから見れるため、少し物見遊山に行ったのですが、人酔いするほどたくさんの人がいました。

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16時35分に警察の方が大声で「これからセレブが到着するのでここを閉めます!」と言うまでものすごい人通りでした。

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多分こんな感じで遠くにセレブを見る感じです。

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近くには数箇所オフィシャルグッズのお店があります。これはこの時期限定で出てきます。

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せっかくなのでスノードーム(20ユーロ、約2,900円)を購入。

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他にもTシャツやカバン、ペンやポストカードなどいろいろな雑貨が所狭しと並んでいました。単価は高めですが、売れ行きは良さそうでした。

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不景気なんて言葉は関係ないほど今日も景気の良いカンヌから、レッドカーペットを見に行きましたの報告でした!

カンヌ映画祭が始まったのでカンヌ散策

現在カンヌでフランス語を勉強中なのですが、今日は通学で使う電車にちらほらカンヌ関係者と思しき人たちが乗っていました。

最初、カンヌというと、大都市で映画祭をやっているというイメージでしたが、カンヌが生活圏内に入ってくると見方が変わってきます。

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カンヌの駅からレッドカーペットまでは歩いて10〜15分くらいです。やはりレッドカーペット周辺は素敵なレストランがあり、海沿いにはカールトンを始め高級ホテルやヴィトン、シャネル、カルティエエルメス、フレッド、モンクレールなどなど高級ブティックがずらりです。

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これはかなり前の写真ですが、これぞカンヌといった感じ。

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そして、海岸から街中に入って、もう少し駅の方向に行くと、素敵な建物にZARAが入っていたり、映画館があったり、ハイストリートな感じのお洋服屋さんや、そこまで高くはないけれど有名なメーカーのお店、比較的手頃なカフェがあります。

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駅前は、すでにムスリムのテリトリーです。ハラールのお肉屋さん、ケバブ屋さんが増えてきます。駅の裏は、カンヌってこんな場所なんだ…と言った感じの場所で、かなり現実的です。ちなみに駅の裏のあたりにフランス語学校があります。1年前に一人暮らしをしていた場所は、フランスでも屈指の治安の悪い地域と言われていましたが、1日あたりに遭遇する物乞いの数はカンヌの方が多いし、通りすがりに「お金をください」と声をかけられる回数は1ヶ月で既に5回目です。1年で3回くらいしか一人暮らしの時はお金ちょうだいと言われなかったのと比べると、カンヌの方がお金をせびられる回数が多くて、しかもホームレスの人も普通にブティックの前にいてびっくりします。

ラグジュアリーな通りが1つしかなく、あとは、ケバブ屋さん、ハラールのお肉屋さん、パン屋を営む人が白人系のフランス人ではないのは、日本人の印象とは随分違うのではないでしょうか。しかし本当に、ラマダーンムスリムの断食)が終わった後はここら辺のムスリム系のパン屋さんはパンではなくムスリムのお菓子を売っていてびっくりしました。

カンヌは海沿いを見るくらい、行っても駅前くらいがちょうどいいと思います。カンヌの駅裏を初めて通った時、物乞いや浮浪者の多さにびっくりしました。あと、通りを2本ほど挟んだだけでこれほどまでに貧富の差があるのか!というのにも驚きました。先月普通の生活を垣間見たとき、私はカンヌのイメージがガラリと変わって結構がっかりしたので、旅行する時はカンヌの駅裏はおすすめしません。お金はせびられるけれど、治安はそこまで悪くないですけどね!

語学学校20日目〜中間試験〜

語学学校20日目の昨日はテストでした。午前中は筆記と聴解の試験、午後は口頭試験でした。

テストは日本だったらあの量と質だと60分、長くても90分コースですが、今回は180分コースでした。中学受験(くじで落ちた)、高校受験、大学受験2回に大学院の受験と、テストだけは場数を踏んでいるため、今回も60分で一番最初に終わりました。早ければ良いというわけでもないので、その後答えを確認。でも外国語だし慣れてもいないので、間違いに気づき、見つけるのが大変でした。そのため、1回ザッと確認して、30分後にまぁもういいや!と提出。全員提出したのは2時間半が過ぎた頃で、聴解は12時から1時間でした。これは後半撃沈です。口頭試験は準備時間があったので、何とか話せましたが、やはり母語が日本語の私から見ると、ヨーロッパ語族の皆さんの方が上手になるのが早い気がします。

語学学校は9時から13時まで、そこからお昼休み1時間を挟んで14時から16時まで授業があります。週1か2で16時から17時までの少人数指導もあります。帰ってからは覚えたことをドエムッシュに話して教えて、それが私の復習です。最近はドエムッシュとフランス語での会話も増えました。1日1時間はフランス語で話してます(前はほぼゼロ)。

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お弁当は一部おかずは夜のうちに作って詰めて、他は夜の残り物です。冷蔵庫に入れて朝出すだけなので、冷たいまま持っていって、学校の冷蔵庫にまた入れて、レンジで温めて食べています。このお弁当はセンセーショナルだったようで、みんな珍しそうに見てしかも大絶賛されてとても気持ちよかったです。

先生は4人それぞれの曜日の担当が決まっています。女性の先生3人は、その日やることを示してくれ、それに沿って体系的にやってくれるので私にとってとても相性の良い先生です。

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17〜19日目は、体調を崩した先生の代わりに、火曜木曜担当のおじさん先生がやってきて教えてくれたのですが、そのおじさんは全くの手ぶらで授業にくるため、「今日これやるよ!」と言った矢先に、言ったことを忘れて違うことを始めます。教育実習ならかなり詰められるやつです。また、文法についても、おじさん先生はめちゃくちゃで、動詞の活用の問題を出して、学生が間違って答えても間違いに気づくことがありません。そして名刺の綴りもメチャクチャ。さらに、条件法、si(英語だとif)の使い方も明らかにおかしかったのです。フランス語素人の私(しかし言語学の基礎は修士課程で一通りやったためそれなりに変なことには変だと気づく)が「それ絶対間違ってるから!」という事案を教えてきたので、しつこいくらい何度も文法の正しさを確認しましたが「正しいから!」の一点張り。

私は周りから細かすぎる日本人認定をされているので、周囲の視線を恐れず、ドエムッシュ、ドMの同僚、ドM母、ドM父、ドM妹、先生2人、前の同僚とその家族2人に確認を取りましたが、おじさんの言った条件法が存在するよ、と言った人は1人もいませんでした。おじさんだけの理論を教えられてしかも素直に覚えている生徒たち。わたしはおじさん先生の言っていた文法は存在しないし何の意味も持たないことを複数のネイティブおよびニアネイティブから確認が取れて、英語とスウェーデン語の学習経験および言語学の理論に裏打ちされた私の理論が正しかったことにすっかり安心しました。

私は家では絶対勉強できないタイプなので、授業中に集中して吸収するようにしています。幸い、まだ辛うじて話は1回聞くとほとんどのことは覚えられるので、家で復習はしませんが、休み時間や朝早く行った時に復習をします。しかし、おじさん先生の授業は「話す授業」で、しかもおじさんの話を聞くだけで、1人の学生が発言している時は私たちは聞き役なので、正直この授業は週2回も要らないな、というのが所感。間違ったことも1回聞くと覚えてしまうので、おじさんの授業は一々単語の綴りなども確認しながら自分で進めます。テスト前の3日間がおじさんの授業で、しかも間違いを3日連続自信満々で教えられて、テストが大丈夫か不安でした。思っていたよりも筆記試験が難しくなかったのが不幸中の幸いでしたが、火曜日から木曜日のおじさんの授業では、「テストに向けて準備したい」という要望が全く反映されず、ついに私はおじさんに給料泥棒というあだ名を心の中でつけました。

筆記試験は、スペルミスがなければ90%くらいは出来ているんじゃないかなぁと思います。自由仏作文は、語彙が間違っているので、まだまだ満点とは程遠いです。聴解は良くて70%、口頭は基準がどうも分からないので何とも言えません。ただ中間試験、特に筆記試験は、この1ヶ月勉強した内容よりレベルは低かったので、思っていたよりも手応えはありました。

ウクライナ人はテスト中にウクライナ語で答え合わせをして、しかもアルファベットはフランス語で話すからカンニングがバレバレでしたが、先生もたまに注意をするくらいでみなさん色々と内容を確認していて、それもカルチャーショックでした。

2週間後結果をもらえるらしいので、良くても悪くてもまたこちらに報告します!

口先だけの女

母の引っ越し前に実家にチョコレートやハーブティーを送りました。その時はイースターが近く、可愛いチョコレートを購入したからです。母はチョコレートを食べると顔に吹き出物が出るため、チョコレートはあまり食べません。ただ見た目が可愛いし、チョコレートが大好きな父やおばあちゃまが食べればいいよね、と思い送りました。

しかし何と、母は誰も知らないうちに、父とおばあちゃま用のチョコレートを引っ越し用のキャリーバッグに入れていたようです。妹の香水、私のアイシャドウを勝手に盗っては私物化する母ですから、驚きはしませんが、まさか自分で食べないチョコレートまで私物化するとは、どうかしています。(母の他人のものを私物化する癖についてはまた後日)

そのチョコレートは無事に職場にいる若い子達に配ったそうです…

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しかし、母が持って行ったものはチョコレートだけではないことが発覚しました。

武漢肺炎(COVID-19)の変異種に罹患した時用の漢方薬が我が家に常備してあります。保険が効かないので一箱1万円超えるのですが、90包、つまり1ヶ月分が入っています。コロナに罹患してもせいぜい1週間ちょっと飲むくらいなのに、母は全てを持って行ってしまいました。

ゴールデンウィーク直前、私がコロナに罹患した時のような症状を訴えたおばあちゃまと父親。喉の痛み、咳、発熱などデジャヴです。

心配したドラミちゃんは「コロナかもしれないからあの漢方飲んで」とラインをしたのですが、母が「ママが全部もっています。ごめんなさい」と返信してきました。

母が「ごめんなさい」という時は本気で反省していないけれど、これ以上責められたくないときの「ごめんなさい」なので、我々娘たちはスルーします。そして私は母のフォローをしようと「この前送った荷物にハーブティー入ってるはずだよ。喉の痛みに効くから飲んでね」とLINEしました。すると母が「ハーブティーも、ママがこちらで飲んでいます。なんだか、独り占めしたみたいで、ごめんなさい。」とLINEを送ってきました。

独り占めしたみたい、じゃねーだろ

独り占めだろうそれは

と心の中で恨み言を言いましたが、時すでに遅し。母用のものには名前を書いていたのですが、我が家に送った荷物は全て母の手中にありました。

その後3日ほど父とおばあちゃまは体調が優れませんでしたが、無事回復しました。母は念願の職につけた喜びからか、職場の封筒を使い、ハーブティーのみ、父とおばあちゃまの体調不良のニュースの2日後、実家に送りました。しかも普通郵便で送っていたので、実家に到着した頃にはすっかり父もおばあちゃまも元気になっていました。

毎日のようにしつこく「元気ですか。ママは心配です」と家族LINEにメッセージを書いていた割には、漢方は送らず、ハーブティーも速達でなく普通郵便で送っている感じが何とも、母は口先だけの女だと証明しているのでした。