フランスでは妊娠出産にお金がかかりません。
こんな耳障りのいい話だけを聞いているそこのアナタ!
なんとエコーは3回(12週を超えてからと6ヶ月のどこかと8ヶ月のどこか)しかやってもらえないんです。あとは妊娠後期は月1回胎児の心音を聴くだけ!
カルチャーショックでした。同じ時期に妊娠した日本の友人たちはまずは月1回のエコー、妊娠後期は月2回のエコー、出産後は至れり尽くせりの病院食。
出産後(真夜中)の晩御飯↓
朝ごはん?!と突っ込みたくなるようなラインナップが続きます。でも無料ですから…ね?ありがたいです。でもちょっとかなり足りない。
あとは、無痛分娩に費用を上乗せしなくていいのは確かにありがたかったです。子宮口が5センチになるまで麻酔はないし、陣痛序盤はひとまず味わいました。これを最後まで麻酔なしで耐え切ったお母様方は尊敬です。
あと、出産時には、助産師さん1人と保健師さん1人と妊婦さんという…お医者さんがいないのにも驚きました。必要ならお医者さんが駆けつける制度です。
話は費用に戻りますが、出生前診断も21トリソミーだけは無料というか、あえて拒否をしなければ検査項目に入っていました。これで21トリソミーの可能性が高いとなると、羊水検査になりますがこちらは自費(700ユーロくらい?最近1ユーロ174円程度なので、今の日本円だと約12万円)になるそうです。検査項目はフランス的には最低限で、必要に応じてさらに検査をしたり、病院の予約を増やしたりするやり方だったので、面倒くさがりの私にはちょうどいいペースだったかもしれません。
おおらかと言えば、私は体重が17キロ増えましたが(元々標準体重でしたけど現在は肥満の域なので早く戻したい)トレビアーンしか言われず全く怒られませんでした。結果妊娠線が沢山できましたが。フランスの検査の頻度はちょっと不安になる時もありましたが、おおらかなところは私と相性が良かったです。
どこの国にも良いところと突っ込みたくなる点があるのは仕方ないですね。
振り返ってみると、フランスで妊娠出産したのはある意味制限が厳しくなく、ストレスが少なくてよかったなぁと思うのでした。