すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

ニースのカーニバル 日中編

ニースのカーニバルは祭り期間中、週に数日パレードがあります。夜のパレードは平日に行ってきましたが、日中のパレードは週末のが取れたので、ドエムッシュと早起きして準備して行って参りました。

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前回(夜)のカーニバルの学びを活かして4時間前にニースの市内に入り、ブランチをしました。とりあえず駐車をして、中心街から徒歩10分ほど離れたKILILIESというカフェに向かいます。

Kililie's – Restaurant Brunch à Nice

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私のブランチはこんな感じです。私の場合生のナチュラルチーズを食べると口がカビてしまうので、フランス式ではなくイギリス式のチーズがないメニューにしました。1人29.50ユーロ(約4,130円)と高めですが、バランスが取れていて美味しかったです。トイレは広くて通常は綺麗なのでしょうが、子供が入った後に使おうと思ったら、おしっこがぶち撒けられていて、とりあえず違うところでトイレを探すことにしました。

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さて、カーニバルの3時間前にブランチを終えましたが、駐車場が2時間までしか停められないことを知っていたので、とりあえず車を移動です。Nice Etoile(ニースエトワール)というショッピングモールはカーニバル期間中、チケットを見せたら5時間5ユーロと破格の値段で駐車させてくれるので、そちらに車を移動して、モールで用を足しました。トイレは有料なのですが、便座もあるし、お掃除の人が常駐してくれているので安心です。皆さん同じことを考えていたようで、かなり混んでおりここで30分以上のロスです。

急がないといけないのに大きい用事を足していたドエムッシュ…あとカーニバル開始まで2時間20分と迫っていました。

会場に着くと、1時間半ほど並びました。我々の前にいた老夫婦が購入後の画面ではなく請求書を印刷してきていて、「チケットがないと中に入れない」とセキュリティに言われごねるごねる(まぁ気持ちは分かるけど)。文句をブー垂れる老夫婦にセキュリティがキレ、それに対しておじいさんが逆ギレしての繰り返しで30分くらい押し問答の結果なぜか老夫婦の入場が許可され、我々もやっと前に進めることに…しかし、セキュリティを抜けるとそこは人混みでした。

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↑のように、すし詰め状態の歩道。前に進めないので、とりあえず前回の夜にカーニバルを見た場所の近くへ行きます。角で開催側のスタッフがいるのであまり場所が良くなく、人も少なめでとりあえず2列目に場所を取れました。

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14時半開始予定でしたが、人が多すぎて45分遅れての開始です。
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パレードはラテンの要素も満載です。スタイル抜群。
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それぞれパフォーマンスが違うので、色々な世界観を楽しめます。
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フレンチカンカンはグダグダでしたが、お衣装や演出はザ・フランスと言った感じで可愛かったです。
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この日も早稲田摂陵高校のみなさんの演奏がありました。この日もこの場所はワンピースのオープニングでした。帽子がマリオになっていて、遊び心にほっこり。きっちり揃っていて美しかったです!地元の人たちによるグダグダ(いい意味で)なパフォーマンスを見た後だと感動もひとしおです。
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お昼のテーマは「花合戦」なので、お花モチーフの山車(だし)が沢山やってきます。
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たまにこういうお姉さんがお花を投げてくれますが、我々の場所は遠すぎてお花はもらえませんでした。

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笑顔とお花を振りまいてくれるお姉さんたち。山車のコンセプトにあったドレスが素敵です。
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ちょっとクラシカルなデザインの山車もありました。この日はあいにく曇り空で、青空に映えるパレードではありませんでしたが、夜とはまた違った雰囲気を味わえて楽しかったです。

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カーニバル会場に着くまでも着いてからもかなり長い時間待って、カーニバルが終わる頃には我々は疲れてしまっていたので、帰りは少し寄り道をして、クレープ屋さんでお茶をして帰ってきました。

ニースのカーニバルは2時間前に到着しても人が多すぎていい場所は取れないことが分かりました。それにカーニバルも時間通りに始まらないので時間の読みが難しいです。電車でニースに行って、帰りのチケットは帰る時間の目処がついてから買うのが一番よかったかもしれません。しかし、この日は美味しいブランチから始まり、中々充実して楽しい1日となったのでした。今回はギリギリにチケットを買ったため、立ち見席しかありませんでしたが、もし次また行く機会があれば、早めに予約して座席も確保しておきたいです。

ニースのカーニバル 夜編

ニースのカーニバルから早1ヶ月経っていたようで、忘れないうちにパパッと書かないと!と思いながらも母の代わりに仕事の資料作りをしていたら(専門外なのに仕事を押し付けられた母の代わりに私の専門を資料に詰め込んでいます)こんなにも時間が経っていました。。

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ニースのカーニバルは、ヨーロッパ三大カーニバルにも数えられているようで、地元民のための催しかと思いきや、全国津々浦々から人が集まっており、1時間前に会場に着きましたが、入場まで45分並びました。しかもすごい人で20分ほど遅れてカーニバルスタートです。場所取りもやっとのことで最前列を確保しましたが、目の前には電気の箱があり、最前列とは言うものの視界を遮るものがあったので少し大変でした。

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今年のテーマは「世界の宝の王様」だそうです。毎年コンセプトが違うらしいニースのカーニバル、今年は150周年という節目の年だったようです。いつも歩く場所も道がパレードように整備されており、いつもと雰囲気が違うカーニバル期間のニース。

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こちら、ちょっと進撃の巨人っぽいやつが伝統的なニースのカーニバルのアレ、アレ(語彙力が足りない)らしいです。

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皆さんしたから拝んでます。これは中に人が入っていて、大きい人形のお腹〜胸あたりに中の人の顔が見える何とも不思議なものです。

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お衣装も、電力問題とは何ぞや、のレベルでキラキラです。全部手が混んでいて可愛いです。

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いろんな文化がごちゃ混ぜで、日本のこれじゃない感満載のお衣装もありましたが、まぁいいでしょう。

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私たちは例によって曲がり角にいたので、正面からも横からも楽しめました。色々な山車(だし)があって圧巻です。

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たまにこんな感じで山車からリボンが出てきて盛り上がっていましたが、残念ながら曲がり角では噴射してもらえず。。

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あと、早稲田摂陵高校のウィンドバンドのみなさんも参加!やっぱり都会の私立はやることのスケールもレベルもちがうなぁ、と、ど田舎県出身の私は関心していたのでした。ド派手なパフォーマンスではありませんでしたが、統率が取れているのに感動しているフランス人のおじいちゃんたちが感動しておりました。私たちのところを通り過ぎる時は、ちょうどアニメワンピースのウィーアー!の演奏でした。有名な曲なので聞き慣れていたからか、周りの人たちもノリノリでした。

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地元の全国的にも有名な夏祭りは全部見終わるのに2〜3時間くらいかかるのですが、ニースのパレードはあっという間に終わりました。楽しいから体感時間が早いだけ?!と思って時計を見たら開始45〜50分で1周していました。パフォーマンスはド派手ですが、案外参加しているグループは少ないのかもしれません。

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今回初参戦のニースのカーニバル、いい場所が売り切れていて、今回我々はかなり端っこの道路からしか観れなかったのですが、それでも充分満足できました。こちら、チケット制で、しかも会場に到着してからは、並んで、カバンの中を見せるセキュリティチェックがあります。持ち物の持ち込み制限はなくマントンほど厳しくありませんでしたが、とにかくすごい人なので、2時間前の到着が理想的ですね。

カーニバル会場周辺は車の出入りが制限されるので、今回は中心地まで1.5kmほど歩く場所に駐車しました。

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会場から帰ってきたらなんと、車に何か飲み物がバッ!とかけられていて、ドアも窓もサイドミラーもベトベトになっていました。

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まぁ、フランスですから、もうこの程度ではびっくりしません。だって、車が若者の悪ノリで燃やされる国ですから。見た感じ飲み物だったので、応急処置でウェットティッシュで拭いて、翌日ドエムッシュが出勤前に自動洗車してから会社に行きました。

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カーニバルで楽しい気分から、車に飲み物をかけられたことで一瞬世の中の全てにムカつきましたが、1ヶ月経って見ると、やっぱりカーニバル楽しかったなぁ!という記憶の思い出補正で、いい思い出になっています!

マントン レモンまつり

日本にいる母の4月からの身の振り方が決まり、現在仕事を割り振られて?殺伐とした毎日を送っておりブログの更新が滞っていました。

南仏、コートダジュール周辺は2月の第二週から月末にかけ、各地でお祭お祭と賑やかなシーズンです。その中でも、マントンのレモンまつりやニースのカーニバルは日本のメディアにも取り上げられ、我が家の母は「ママもぉ〜レモンまつりにぃ〜行きたいんだぁ♡」とシワシワの顔でぶりっ子をしながら憧れを募らせております。日本の実家ではレモンが大きく育っており、レモンの育ての親の父にとってはマントンはメッカのような場所、ずっと行きたいと言っておりました。父から聞いて初めて知ったレモン祭り、去年は例の如くコロナが怖かったので行きませんでしたが、今年は行ってまいりました。

まず、イタリアとフランスの国境のマントンまでは車で行きますが、街中はパレードの日は通行止めになっており、街から離れたスーパーの祭り期間中の臨時駐車場に車を停めて、そこからシャトルバスで旧市街近くのバスプールまで行き、そこから歩いてパレード会場に行きます。

パレードを観るエリアに入るのは有料ですが、役所の前に広がる広場は入場無料で、マントン名物、柑橘類でできたでっかいオブジェがずらーーーっと並んでいます。

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こちらも広場にあったオブジェ。東洋に関する知識をごちゃ混ぜにしたらこうなりましたってやつでしょうか。ここの広場にはクレープ(日本のものとは違い、クレープの皮にチョコやジャムを塗っただけのシンプルなもの)や、スナック系、お土産系の出店もたくさんあります。

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入場は30分ほど並んで、荷物検査とチケットのチェックをして入場です。飲み物や刃物を持たないことなどかなり厳重な警備でした。

1時間前に到着したにも関わらずすごい人で、身の置き場を探すのが大変でした。フランス人イタリア人は普通に横入りしてくるので、2列目に並んでたのに気がつくと4列目まで後退。周りのおじさんおばさんにイライラして半分キレていたら、ドエムッシュが焦り始め、カーニバルのグッズを売っている出店の後ろの人が少ない場所を見つけて私たちも何とか開けた視界でパレードを見ることになりました。

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座る場所はもう満員で、立ち見席しかありませんが、パレードに出るみなさんしっかりとサービスをしてくれます。

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リオのカーニバル的なお姉ちゃんたちもいて、きゅっと引き締まったお尻を見て世界の全てに感謝をしていたのは私だけではないはず。

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レモンやオレンジでできた山車(だし)が何とも圧巻です。様々な種類の山車がどんどん流れてきます。

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フランスの有名人の山車。下から見上げてばかりいると首が痛くなります。これデザインする人も作る人もすごいですよね。

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写真だと伝わりきらない大きさと感動…
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本当に圧倒されました。
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山車と山車の間にはカーニバルやジャグリングやコンサートなど色々なパフォーマンスがあり、これもまた面白いです。

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レモンのマスコットたちが何とも愛らしく、パフォーマンスの合間の束の間の癒しを観客に与えてくれていました。

そして、2時間ほどでパレードは終了、そこからみんなそれぞれ帰路につきます。せっかくマントンに来たし、と我々はシャトルバスは最終のに乗ることにして、街ブラです。と言っても、1時間くらいしか余裕はなかったので、少し歩いて、コンフィチュール(ジャム)を買うことにしました。先日ミモザ祭りに出店していたクレープ屋さんから教えてもらった「ここら辺で一番美味しいジャム」です。

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少し分かりづらい場所にあるジャム屋さん、中はすごい人でした。

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いろんな種類のコンフィチュールが山積みです。オレンジとウィスキーなど気になる組み合わせのジャムが沢山あって、どれにしようか迷っていたら、「奥で試食できるよ!」と教えてもらい、試食をして決めました。

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一瓶8ユーロ〜9ユーロ(約1,120円〜1,260円)なので沢山は買えませんが、私たちは3つ、マンダリンとレモンとコブミカンのジャムを買いました。コブミカンはタイカレー用です。

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試食をしている場所のさらに奥ではジャムを作っている最中で、お兄さんにおすすめを聞いたところ、「季節によって変わるけど、今のおすすめはマンダリンだよ!」と言われました。以外とレモンじゃないんですね。ジャムは機械ではなく全て手作業で作っているそうで、そりゃ高いわけだ…となりました。おすすめを聞いてから、マンダリンを試食してみましたが、レモンと比べて口の中でのとろけ方が違う、ということで、マンダリンは即決です。他にも色々試食しましたが、沢山買っても仕方ないから、と無くなったら買いにくることにして3瓶だけ購入しました。

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お天気にも恵まれ、大迫力のパレードを楽しみ、美味しいジャムまでゲットできて大満足の1日となりました!

ミモザがり

毎年少し足を伸ばしてミモザ狩りにいくのですが、今回はピクニックもついでにしようと思い立ち、お弁当を持って行って参りました。

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ミモザを見に行く時期は大体同じ週末なのですが、フランス4年目、ミモザ3回目の今年は今までよりも開花が遅く、遠くから見たらミモザここだっけ?!というような状態で、またしばらく経ったら来ようね、とドエムッシュと話しました。

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黄色いポヤポヤよりも蕾が多めです。ちなみに移動中の高速道路沿いや、街路樹のミモザは黄色い花がモリモリで見応えがあり可愛いです。

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ミモザの開花が遅いだけでなく、今年は例年よりも降水量も少ないのか、山の色も湖の水位も違います。ユーカリミモザも生えており、全体的に茶色い山の今年の雰囲気はまるでオーストラリアです。

ミモザは期待外れでしたが、今回はピクニックがメインなので、とりあえず乾いた湖畔でのんびりとピクニックをしました。

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今回のメニューは

カツサンド

・スモーク豆腐のサンドイッチ

・おにぎり(高菜とたらこ・梅)

ウイキョウと白アスパラのサラダ

・唐揚げ

・卵焼き

ミモザタルト

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その他、保温の水筒にコーヒーと紅茶を準備しております。ドラミちゃんからもらったお重におかず等を詰めて2段で持って行ったら多そうに見えましたが、2人で1時間くらいダラダラ話していたら完食してしまいました。

乾いた湖畔でピクニック後、こちらで購入した敷物は完全防水ではないため、座っていた時に体重がかかっていた私のお尻から太ももにかけて、ぬれてしまっていました。地面からしみだしてきた水が敷物のキルティングの縫い目に伝わりズボンがその水分を吸収したようです。

この後のハイキングで1時間ほど山を彷徨ったので、ズボンは乾きましたが、地面が乾いているとは言えど、池が乾いたところからは水が染み出すし、ズボンは濡れるし、場所取りはすごく大事なことがわかりました。

天気が良ければまた後日リベンジの予定なので、その時はピクニックをするかは未定ですが、去年のようないい香りでぽわぽわのミモザに会いたいなあと思っています!

ミモザの季節です - すみれの部屋

子宮頚がん検査

子宮頚がん検査の案内が届いたので、産婦人科に予約をとって行って参りました。日本では18歳の時にワクチンを打ったのですが、タイミング的に有料の時期で、その後の検査なども行わないまま渡仏。ということで、今回が初めての子宮頚がん検査です。

不特定多数と身体の関係はないし、特に心配するようなこともなかったのですが、無料だし歳も歳だし…とDoctolib(ドクトリブ)というアプリケーションから近くのおばあちゃん先生の産婦人科を予約。

ドアに「マスク着用義務」とありましたが、フランスではもう関係ないのでつけないで入ったら「ここにチラシ貼ってるでしょ!」とこっぴどく叱られました。マスクがないと思っていたら、念のため、とカバンのポケットに入れていたマスクが1枚あったのでいそいそとマスクをつけて面談開始です。

名前や出生地など個人情報について一通りの質問をされ、ワクチン接種の有無などについても聞かれました。おぼつかないフランス語で色々話していたらおばあちゃん先生はゆっくり話してくれるようになったのですが、なんせ単語が難しくて、さぐりさぐりお話をしました。個人情報の他にはピルの使用の有無、出産の希望の有無、子どもの有無、自分の既往歴、家族の既往歴です。

その後足を開く例の問診台の上に乗ったのですが、なんと!全裸になりなさい!とのことで全裸に。その後体重を測って、股を開きました。まず、中を目視で確認のち、触診です。それから、胸の触診も始まりました。私の胸はドラミちゃんに言わせれば「ゴム風船」さながらで硬めなのですが、おばあちゃん先生から「胸硬いけど昔何か治療したの?」など聞かれたので「生まれてこのかたこんな感じです…」と答えました。

その他、健康相談的な感じで色々とお話をして生理が重い話をしたところサプリをもらえることになりました。検査は国からの支援で無料でしたが、健康相談は60ユーロ(約8,400円)でした。

検査結果は何もなければ通知なし、何か問題があれば呼び出されるようです。最後の説明は少し複雑だったので、今日このために休みを取ったドエムッシュに上記の内容を説明していました。

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その後、写真の後ろの方にある山を登り、ミモザまつりの帰りに寄ったカフェでお茶をして1日が終了です。

日本でも検査を受けたことがなく緊張しましたが、何も問題がないことを祈っています!

ドラミちゃんの朝は介護から

ドラミちゃんは博士課程の学生なので昼夜問わず研究をしています。必要とあらば二徹をするような、見た目によらずガッツのある子です。そんなドラミちゃんはここ数年慢性の寝不足で目の下にクマがない日が珍しいほど。

皆さんもご存知、我が家(実家)は他の方々とちがいほっと一息をつけない場所です。母がいないとそれなりに好きに暮らせるのですが、そんなのは数年に数日母の出張が入った時のみ。そんな実家にドラミちゃんが帰ると父はドラミちゃんを生贄として母に捧げるので、夜はドラミちゃんがたちの代わりに母の隣で寝ます。

母は血圧計の使い方を覚える意思がなく、毎朝5時に父が母から「ピピの時間だよ」(※ピピとは血圧計の音を表したモノで、血圧計を指す)と起こされ、毎日母の血圧を記録していますが、ドラミちゃん帰省時にはドラミちゃんが起こされて、毎回血圧を測らされるのです。

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我が家は母方の祖母以外高血圧で、降圧剤が手放せないため、たまに母の血圧も高く出てしまいます。そんな時は、理想的な数値が出るまでドラミちゃんが測ることになるのです。2時3時まで研究して5時に母の血圧を何度も測らされるドラミちゃんは寝不足を通り過ぎてなぜか目の下にクマを作りながらも元気になっています。

もし母が血圧を測ろうものなら、腕を入れる方向やチューブなどを考えないので上が180などというとんでもない数値が出てしまうので、父が諦めて母の健康管理を請け負っています。しかしドラミちゃんの帰省時にはドラミちゃんに丸投げするところを見ると本当はやりたくないのでしょう。

母は体に力を入れずにクタッとしているのが可愛いと思っているので、ドラミちゃんや父が全力で母の腕を血圧計に通すところから始まるので、ドラミちゃんは還暦間近の母を既に介護しているような気持ちになり憂鬱になると言います。そして、一人暮らしのアパートに戻ると、なぜか24時間体を動かさないほど疲れているとか。

母は今春から県外で働くことになったので、ドラミちゃんはやっと実家への帰省でもそれなりに羽を伸ばすことができそうですが、来春はドラミちゃんもラストスパートなので、人生とは何ともうまくいかないね、とドラミちゃんは話すのでありました。

ミモザまつり

南仏では陽当たりの良い暖かい場所では次々とミモザが開花し、黄色いふわふわの花が至る所に咲いていてとても明るい気持ちになります。暖かいとはいえ、現在の最低気温は一桁ですが、太陽が眩しいため体感気温は数字で見るよりも暖かいです。

さて、ミモザの綺麗な時期に行われるミモザ祭りですが、渡仏4年目にしてやっと参加できました。2020年は武漢肺炎(COVID-19)が怖すぎて行かず、2021年は確か中止に、そして昨年は仕事で単身赴任先におりましたため、2023年の今年、念願叶って行って参りました。無職万歳!

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1時間前に到着したにも関わらずすごい人で最前列は取れず、体格のいいお母さん(推定175cm100kg)の後ろにポジションを確保。道路横の歩道はまだ人が動けていましたが、途中で抜けたくなった時のために、パレードの通路となるコの字の曲がり角にいることにしました。

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曲がり角にいるので、一瞬ですが正面から山車(だし)が見えます。こちら、まずミスフランスの若い子バージョン、ここら辺の地域の代表が通ります。ドレスも相まって本物のお姫様みたいですね。私もドラミちゃんに何度もこう言ったミスコンに出て欲しいと願っていますが本人はまるで興味がないので、ドラミちゃんの姿をこの子と重ね合わせるなどしていました。

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また、ご当地のミス3人も素敵なドレスを着てお目見えです。馬車に乗ってパレードしていましたが、この手前のお嬢さんはスタッフや周りの人への気配りと笑顔も絶やさず、性格良いんだろうなと思いました。去年ミスになった方は、今度はミスコートダジュール代表としてミスフランスに出ているそうです。この3人、お金持ちと結婚するのかなぁ。(私も玉の輿に乗りたい人生だった。)

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私たちが陣取った場所は、ミモザがどっさりと置いてあり、ここでパレードの参加者の人はミモザを補給してみんなに配って歩きます。また、ミモザを補給するだけでなく、こちらにもミモザを投げてくれるので、頭からミモザが降ってきました。私のところには小ぶりの花ではなく、花付きの大きい枝が頭の上に降ってきたので身を守るためにキャッチ。

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みなさん小さい花を貰っていたため、こんなに立派なミモザを持って歩いてると「ラッキーだったね!」と至る所から声をかけられます。上からミモザが降ってきたため、私のお気に入りのコートも、この前の日に買った誕生日プレゼントの鞄もミモザの黄色いお花と黄色い粉まみれになってしまいました。

やっと誕生日プレゼントをいただきました - すみれの部屋

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パレードに出ている人から「いいミモザもらったわね!」と褒められるドエムッシュ。この日おそらく一番いいミモザをもらったのではないでしょうか。周りからチヤホヤされ気持ちよくなったのか、ドエムッシュは最後までミモザを手放さず、胸を張って歩道を歩いていました。

パレードは歩行者天国になっている道路を2周するようです。私たちは1周ちょっと同じ場所にいましたが、パレード1周目で帰る人たちと入れ替わりで次々と違う人たちが前に来たので、我々は海沿いに移動し、違う角度からパレードを楽しみました。

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パレードを見送ってから、前の日に食べたアイスクリーム屋さんに行きます。すごい人で、並ぶことを知らない欧州の人たちは、注文の順序の取り合いと譲り合いでなんとか私の番まで回ってきました。

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食べかけですが…今回は前日に食べたミモザのアイスと、もう一つはすみれ味を注文です。ドエムッシュミモザとヘーゼルナッツとチョコレート味を注文。ずっと熱気の中に立っていた後のアイスは身体に沁みます。

アイスを食べてそのまま帰ろうか、と話していたのですが、ドエムッシュがアイスを食べたらさらにお腹が減ったというのでカフェに行くことにしました。

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カフェでミモザのカクテルとドエムッシュはさらにワッフルを注文です。プロセッコ(イタリアのスパークリングワイン)とミモザのリキュールとオレンジジュースのカクテルです。ウィスキーウォッカ蒸留酒系はストレートが好きな私にとりましては、ジュースでした。

ドエムッシュは空腹だと頭が働かないので、帰りの運転をしてもらうためにもお腹はとりあえず満たしておく必要がありました。カフェの帰りに、なんと先ほどのカクテルに使われていたリキュールを発見。

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試飲させてもらいましたが、大してアルコール度数は高くなく、でも香りがよく美味しかったので購入を即決です。大きいボトルだと7,000円ちょっとすると聞いて隣で日本語で「オータカイタカイ」とボヤき始めたドエムッシュ。私はすぐに無くなるのを確信していましたが、ドエムッシュのボヤきを鎮めるため、14ユーロ(2,000円弱)の小さいボトルを購入。生産者のおじさん曰くブティックは構えていないそうですが、ここの地域の観光案内所に行くとミモザの香りのキャンドルや今回購入したリキュールは販売しているとのことでした。

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それから、帰りにクレープのフードトラックで売っているミモザのコンフィチュール(ジャム)を見つけたので8.90ユーロ(約1,250円)で購入し、翌日の朝にクレープと共にいただきました。こちらはイタリアとフランスの国境にあるレモンの産地マントンで売っているとのことです。レモンジャムにミモザエキスが0.3%入っていると記載されていましたが、思っていた以上にミモザの独特の甘い香りが漂ってきました。

もしかしたら最初で最後のミモザ祭りかもしれませんが、思っていたよりも活気があり、今回のお祭りで一番いい(であろう)ミモザも勝ち取り、アイスや美味しいものも食べられ、大満足の1日となりました。

一つだけ注意点があるとすれば、頭の上からミモザが降ってきてミモザまみれになるので、もしミモザ祭に行く際は、ツルツルしたダウンジャケットなどの着用をお勧めします。