すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

3月のスキー南仏編1日目

ニースからバスに揺られて約2時間、南仏からアルプス山脈が始まるのですが、そちらにスキー場があります。去年もスキー場が閉まるギリギリに、リヨンからもっとスイス寄りの場所、グルノーブル方面でスキーをしてきました。

3月のスキー - すみれの部屋

雪国育ちでバッヂも持っているので、まぁ、それなりに私はスキーができます。ドエムッシュはスキーは3回目で、去年は1回しか滑られなかった上に日帰りだったため、今年はアルプスに2泊して、集中的に頑張ります。

朝の6時前にアパートを発ち、ニース空港近くのバス停でスキー場行きのシャトルバスを待ちます。英語がたくさん聞こえてきました。そして、10時前にはスキー場に到着です。

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ドエムッシュの会社では、特定の宿泊先だと最大7割まで負担してくれるとのことで、我々は大喜びでスキー場のコンドミニアム的な場所に泊まりました。

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スキー場は標高2000メートルを超えています。山道がくねくねしていて、到着早々バス酔いで吐きそうになり、部屋に到着後しばらく動けませんでした。ドエムッシュがトイレで大きい方の用事を足し終え、戻ってくると、「ミズガナガレナイ!」と言ってきます。私も試しに流してみましたが、水は普通に流れてきます。

…と思った次の瞬間、水が漏れてきました。

どうやら、水が流れないのではなく、トイレが詰まっていたようです。ドエムッシュのう◯こ入りのやつです。半分は便座の蓋を開けずに水を流した私のせいなので、急いで水を拭いて掃除用具に中性洗剤を混ぜて床を泡だらけにして何度も洗いました…もうこの時点で、車酔いの吐き気と掃除の疲れでスキーどころではありません。リフトのチケットも買ったのに最悪…と思いながら、ベッドで横になっているとあっという間に正午に。

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トイレの詰まりをとるシュポシュポもなく、持ち主に連絡しても午後の4時まで待ってくださいとのことで、精神的にきてしまいました。最終的にドエムッシュが掃除もしたのでぐったりしており、家から持っていったご飯を食べ、また放心状態のまましばらく動けずにいました。食べる場所が少ないと思っていたら、こちら、スーパーもレストランも充実しており、正直レトルト系の食べ物は持ってこなきゃもう少し移動が楽だったのに…と後悔。(2泊のうち、この日と翌日のお昼は持ち込みのレトルトをこちらで食べました。)

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しかし、もうそろそろ13時。意を決してリフトのチケットの購入とスキーのレンタルに行きました。体調が良くなったと思ったのですが、まだバス酔いが長く続いていました。結果太ももで挟む形式のリフト3回を滑って、足を慣らしてからゴンドラに乗ったら、揺れで吐きそうになりました。そこから吐き気と闘いながら何とか下山。「今日はもう無理」ということで、90分滑ったところでギブアップです。

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フランスのスキー場は分かりやすく色分けされており、緑が初心者用、青が初・中級者用、赤が中・上級者用、黒が上級者用となっています。我々はドエムッシュがいるので青をメインに滑りましたが、途中赤のゾーンで、ドエムッシュは半分ほど転んだまま下まで滑っていきました。その時だけは、ドエムッシュの滑り落ち方がヤバすぎて笑いが止まらず、吐き気もおさまりました。そんなこんなで、ドエムッシュも怪我をしないように、と90分で終わり、その日は部屋に戻って、私はしばらくお昼寝をしました。そして、トイレの詰まりをとりにきたお姉さんの声で目が覚めました。

17時にはリフトが止まってしまうのでナイタースキーはできません。雪もかなり硬くて危ないので、それで良いのですが、この日はトイレの詰まりやバス酔いでほぼ1日棒に振ってしまった感じが否めませんでした。

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やっと晩ご飯。こちらのレストランでは先ほどトイレの詰まりを取ってくれたお姉さんが働いていました。心の隙間を埋めるように、チーズフォンデュを頼みます。スキー場なので値段は高めですが、スキーのシーズンが過ぎてお客さんもさほど多くなかったので、店員さんがたまにきて鍋をかき混ぜてくれたり、残ったチーズに卵を入れてくれるサービス(しかも卵の代金は取られず…)をしてくれたりと至れり尽くせりで、しかも美味しく大満足でした。

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サービスサービスでお腹がいっぱいだったため、ご飯の後はスキー場の周りを散策です。寒い中にいるとそれだけで体力を使うので、ささっと見て宿泊先に戻りました。

この日はスキーは出来ませんでしたが、レストランで全てを取り戻せた気がするのでオールオッケーです。