そういえば惰性で付き合って10年、結婚してそろそろ5年ということで、ドエムッシュがめずらしく晩ごはんをご馳走してくれました。こちらに来てから、カジュアルなレストランには行っても、ザ・フレンチ!のようなお店に行くことが中々出来なかったのですが、今回はミシュラン一つ星のレストランです。
Restaurant gastronomique Arborescence à Lille, Croix
中々予約ができず、付き合ってから10年目の日には行けませんでしたが、予約が取れただけラッキーです。
この日は去年もらったドラミちゃんからのプレゼントのワンピースです。アクセサリーはとりあえず全てドエムッシュからのプレゼントで揃えます。
(そろそろ年相応のネックレスが欲しいな)
こちら、タイとフレンチのフュージョン料理で、なんと開店から1年でミシュランの星を獲得してしまったというところらしいです。あと、ミシュランの星があるレストランの中では、比較的お手頃な値段かもしれません。
一番お料理の種類が出てくるメニューで1人120ユーロ(今のレートで約19,600円)で、我々はそれにしました。
それにお水と飲み物を頼みますが、飲み物も一杯数千円もせず、レストラン価格です。
ということで、お料理です。
まずは前菜の前菜(とレモングラスとキウイのカクテル)。こちらに来てから驚くのは、メニューには無い前菜の前菜が出てくること。
こちらは葉っぱにグリーンカレーが入っており、葉っぱごと食べるのですが、飾りなのか食べ物なのか区別がつかず、お店の人に食べ方を聞いてしまいました。笑
前菜はこちらです。
ミモザのお花のカバーを崩すと、中に牡蠣のクリーム煮のようなものが。見栄え良しなだけでなく、飾りに見えても食べられるのが嬉しいです。
それから、こちらは地元のパン。南仏で大好きで通っていた La Table de Kamiyaさんはパンまで自家製でしたが、これはレストランによるんですね。バターも北フランスのものだそう。
それから、リゾットです。お米も美味しいし、何より、ムースと上のお米を薄くしたものとの相性も良かったです。
前菜3品目は私とドエムッシュは別々のものでした。
私のは、ムースとほうれん草のペーストの上にマッシュポテト、、そして贅沢にトリュフが…!こちらメニューにはなく、シェフの創作料理です。
ドエムッシュのはメニュー通り、ウニとパスタ。ドエムッシュは私のメニューの方が好きだったようです。
それから付け合わせで出てきたパン。もちもちでした。こんな大きいウニに入って出てくるなんて想像していませんでした。シェフの大胆な発想に脱帽です。
いよいよメインです。
こちらに来てから当たり前のようにフレンチレストランで出てくる、お魚と柑橘系のソース。安定のおいしさです。それに、北フランス名産のチコリーも添えられていましたが、香りが良かったので、炭火焼きでしょうか。
まさかのメイン2品目は餃子。私の知っている餃子ではありませんでしたが、やはり酢の効いたソース?スープでした。あっさり美味しかったです。
3品目はスモークされた仔牛肉です。目の前まで来てお肉を見せてくれてから調理をしてくれた。野菜の名前は忘れましたが、緑のソースからは身体にいい味がしました。
いよいよデザートです。
まさかの青紫蘇のアイスと青紫蘇の甘いクリスタリゼされたものが。目の前でシェフがアイスを盛り付けてくれました。
そして麹のムース。ここでシェフが登場です。シェフは1年弱恵比寿のフレンチ(ミシュランの星があるレストラン)で働いたそうで、ゆず、麹、味噌、紫蘇などの日本の食材を積極的に使っていると聞き納得。フランス人向けにガツンと来ないのがまたお味を上品にまとめています。
デザートのデザートは、これもまた美しいビスケットでした。
お店は隠れ家的な場所で、内装も入り口はミステリアス、中はこんな感じでした。我々が一番乗りだったので、しばしの間この空間も楽しみました。
初めてのミシュランの星付きレストランでした。タイ料理が大好きな私は、こちらのコンセプトにも大満足。違うレストランにも行ってみたいですけど、またこちらにも伺いたいです!