すみれの部屋

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家族紹介 〜祖母編〜

 

核家族が多い中、私達は祖母と暮らしていました。二世帯住宅ではありません。産休もそこそこに、育休を取らなかった父母がバリバリ働いていたのも祖母がいてこそ。祖母は早期退職をして私を育ててくれました。

例の如く似顔絵で紹介します。

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よくいる量産型のおばあちゃんです。

テストで90点以下を取ろうものなら、容赦なく罵倒してくるタイプ。戦闘能力は高めです。基本優しいのですが、私が小学校のころ担任の勘違いで怒られた時も、先生第一主義で話を聞いてくれないことがよくありました。時々周りが見えなくなるくらい学校の評価を気にする以外は本当にここまで大きく育ててくれたことに感謝しています。

最近のおばあちゃまの悩みは、背中が丸まってきたこと。アンチエイジングの鬼と評判のおばあちゃんはこの現象が受け入れ難いようです。髪も80を過ぎても黒染めをしています。肌のくすみを隠すためにおしろいは必須アイテム。

おしろいを塗った状態で「どうだ?おばあちゃん色白か?」と会う度に聞いてくるので、「うん!」とだけ答えるようにしています。それ以上無駄口を叩かないように。

また、腰が曲がってきたことに対しても

「腹筋強過ぎて背中が引っ張られている」

とポジティブな思考回路の持ち主で、まだまだ元気に過ごしてくれそうな片鱗が見えています。

祖母の1日は、朝ごはんを食べて、洗濯物を干して、テレビを見て、簡単なお昼ご飯を食べて、お昼寝をして、掃除をして、ご飯を作って、テレビを見て23時就寝といった感じです。テレビが大好きで主導権は父と祖母がもっています。いつもチャンネルを回しているので、良いところでチャンネルを変えてくるおばあちゃま。中々ドSです。

母がおばあちゃまのことを色々言って、嫁姑関係が完全に逆転している家族ですが、「私はうちの食器洗い機で整理整頓マシーンで奴隷!」と言っている母(クーリングオフ希望)を見ていると、じゃあおばあちゃんはルンバか?!なんて思ってしまいます。

大学から実家を出て、毎日会わなくなったらおばあちゃまの老を感じるようになりました。お盆に会ってお正月に会うと、ほんの少し立ち姿がおばあちゃんの立ち方になってる…と、少し切なくなったこともあります。が、上記のように、アンチエイジングの鬼で、老いと向き合っていないおばあちゃまを見ると、案外老いを受け入れないことも大事なのかな、なんて思うようになりました。未だに敬老の日は、老人ホームなどを慰問しており、年齢なんて単なる数字に過ぎないんだなと体現してくれる存在です。長生きしてね。

 

おばあちゃまのエピソードはこちら

家族紹介 〜おばあちゃま〜 その1 - すみれの部屋

家族紹介 〜おばあちゃま〜 その2 - すみれの部屋