すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

家族紹介 〜おばあちゃま〜 その2

両親が共働きのため、家に帰るとおやつを食べて、テレビを見て、ご飯を食べてお風呂に入って寝ると言うのが日課でした。小学校のころはいないいないばぁから天才テレビくんまでを一気に見て、そこからごはん、そして夜のアニメやバラエティを見てお風呂に入って寝るという、忙しい日々でした。そんな中、おばあちゃまに「勉強しなさい!」と言われるのが苦痛だった苦痛だった。私は田舎の小さい小学校にいたため、勉強する必要性を全く感じておらず、省エネモードで過ごしていたため、過剰に勉強しろと言われ完全に勉強しない人間になってしまいました。未だに自分の気になることしかできない悪い癖があります。子育て失敗かな?

なぜそこまでおばあちゃまが勉強にこだわるのか、それは私達姉妹には公務員になって欲しいと願っていたからに過ぎません。未だに、「今勉強してるの?」という連絡が突然入ることもあります。前回も書いた通り、我が実家は勉学で身を立てる以外の選択肢を選ぼうものならば、文字通り勘当されてしまいますので、生きていけません。実家の方針が100%間違っているとは言いませんが、祖母の考え方は高度経済成長を生き抜いてきた人の典型的なパターンだと思うことがちらほらありました。

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「勉強しなさい!」と言う祖母は中々シビアで、私の場合1学年210人いたテストで10番以内から落ちると口も聞いてくれないくらい不機嫌になりました。一回48番になった時は、恥ずかしいからもえ面倒を見ないと言われ、勉強ができないと、本当に当たりがキツかったです。勉強ありきの関係だったかな。その他にもおばあちゃまの口癖がいくつかあります。

「結婚するならお婿さんをもらいなさい。」

これは我が家に男の子がいないため、家を存続させるための作戦です。最初ドエムッシュが外国人だと聞いたおばあちゃまは、「別れなさい」と言い続けていました。ドエムッシュと結婚したことを1日2回は悔やんでいるので、そのアドバイスは正解だったにも関わらず、反抗するかのように外国人男性と入籍しました。妹のドラミちゃんは自分で末代だと宣言していました。作戦失敗?

「将来は面倒見てね?」

さらに、私は幼稚園の頃からおばあちゃまの隣に寝せられていました。小学校4年生から1人で寝て、中学校で上位10位から落ちた時(1回だけね)おばあちゃまの部屋の隣の仏間で寝ました。それから高校3年間は1人で寝ていました。でもなぜか大学に入学して帰省のたびに祖母が隣に布団を敷いて待っている…待っている…。。昔から私の顔を見るたびに「将来は世話してね」など、介護要因として見ているな、という発言ばかりを投下してきていましたが、帰省のたびに、やれ「地元の人と結婚しろ」やれ「ここの家に住みなさい」などピロートークというよりもほぼ脅迫のような形で毎回話をされ、反抗するかのようにフランスに渡ってきました。夜な夜な耳元でそんなことを囁かれるなんて、ホラー映画よりホラーです。

最近では「子どもを産んで早く帰ってきなさい」など言い始めました。

まだまだ元気でいてくれるのはとっても嬉しいんだけど、、孫に介護してもらう夢をまだ諦めていない感じ、、最恐。。最近はLINEで連絡をくれるのですが、何の脈絡もなく「帰ってきなさい」と毎日送られてくるので、スパムとみなしてブロックするか迷い中です。本当は帰国したいのに、こう言うのが送られてくるとフランスに永住してやろうか、なんて考えてしまうので困り物です。

おばあちゃまは、いつも優しい反面、学校で問題を起こしたり成績が悪いと手のひらを返すように冷たくなります。とりあえず大学院まで卒業したし、お勉強の問題はクリアできたと思うのですが、条件が揃わないと相手にしてもらえないんだろうなと思います。孫だってそのうち生まれるかもしれないけど、、人質に取って高度経済成長マインドで子育てするんだろうな。。

おばあちゃまは一言で表すると、ガツガツしていて逞しい量産型老女子です。