すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

マントン レモンまつり

日本にいる母の4月からの身の振り方が決まり、現在仕事を割り振られて?殺伐とした毎日を送っておりブログの更新が滞っていました。

南仏、コートダジュール周辺は2月の第二週から月末にかけ、各地でお祭お祭と賑やかなシーズンです。その中でも、マントンのレモンまつりやニースのカーニバルは日本のメディアにも取り上げられ、我が家の母は「ママもぉ〜レモンまつりにぃ〜行きたいんだぁ♡」とシワシワの顔でぶりっ子をしながら憧れを募らせております。日本の実家ではレモンが大きく育っており、レモンの育ての親の父にとってはマントンはメッカのような場所、ずっと行きたいと言っておりました。父から聞いて初めて知ったレモン祭り、去年は例の如くコロナが怖かったので行きませんでしたが、今年は行ってまいりました。

まず、イタリアとフランスの国境のマントンまでは車で行きますが、街中はパレードの日は通行止めになっており、街から離れたスーパーの祭り期間中の臨時駐車場に車を停めて、そこからシャトルバスで旧市街近くのバスプールまで行き、そこから歩いてパレード会場に行きます。

パレードを観るエリアに入るのは有料ですが、役所の前に広がる広場は入場無料で、マントン名物、柑橘類でできたでっかいオブジェがずらーーーっと並んでいます。

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こちらも広場にあったオブジェ。東洋に関する知識をごちゃ混ぜにしたらこうなりましたってやつでしょうか。ここの広場にはクレープ(日本のものとは違い、クレープの皮にチョコやジャムを塗っただけのシンプルなもの)や、スナック系、お土産系の出店もたくさんあります。

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入場は30分ほど並んで、荷物検査とチケットのチェックをして入場です。飲み物や刃物を持たないことなどかなり厳重な警備でした。

1時間前に到着したにも関わらずすごい人で、身の置き場を探すのが大変でした。フランス人イタリア人は普通に横入りしてくるので、2列目に並んでたのに気がつくと4列目まで後退。周りのおじさんおばさんにイライラして半分キレていたら、ドエムッシュが焦り始め、カーニバルのグッズを売っている出店の後ろの人が少ない場所を見つけて私たちも何とか開けた視界でパレードを見ることになりました。

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座る場所はもう満員で、立ち見席しかありませんが、パレードに出るみなさんしっかりとサービスをしてくれます。

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リオのカーニバル的なお姉ちゃんたちもいて、きゅっと引き締まったお尻を見て世界の全てに感謝をしていたのは私だけではないはず。

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レモンやオレンジでできた山車(だし)が何とも圧巻です。様々な種類の山車がどんどん流れてきます。

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フランスの有名人の山車。下から見上げてばかりいると首が痛くなります。これデザインする人も作る人もすごいですよね。

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写真だと伝わりきらない大きさと感動…
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本当に圧倒されました。
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山車と山車の間にはカーニバルやジャグリングやコンサートなど色々なパフォーマンスがあり、これもまた面白いです。

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レモンのマスコットたちが何とも愛らしく、パフォーマンスの合間の束の間の癒しを観客に与えてくれていました。

そして、2時間ほどでパレードは終了、そこからみんなそれぞれ帰路につきます。せっかくマントンに来たし、と我々はシャトルバスは最終のに乗ることにして、街ブラです。と言っても、1時間くらいしか余裕はなかったので、少し歩いて、コンフィチュール(ジャム)を買うことにしました。先日ミモザ祭りに出店していたクレープ屋さんから教えてもらった「ここら辺で一番美味しいジャム」です。

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少し分かりづらい場所にあるジャム屋さん、中はすごい人でした。

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いろんな種類のコンフィチュールが山積みです。オレンジとウィスキーなど気になる組み合わせのジャムが沢山あって、どれにしようか迷っていたら、「奥で試食できるよ!」と教えてもらい、試食をして決めました。

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一瓶8ユーロ〜9ユーロ(約1,120円〜1,260円)なので沢山は買えませんが、私たちは3つ、マンダリンとレモンとコブミカンのジャムを買いました。コブミカンはタイカレー用です。

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試食をしている場所のさらに奥ではジャムを作っている最中で、お兄さんにおすすめを聞いたところ、「季節によって変わるけど、今のおすすめはマンダリンだよ!」と言われました。以外とレモンじゃないんですね。ジャムは機械ではなく全て手作業で作っているそうで、そりゃ高いわけだ…となりました。おすすめを聞いてから、マンダリンを試食してみましたが、レモンと比べて口の中でのとろけ方が違う、ということで、マンダリンは即決です。他にも色々試食しましたが、沢山買っても仕方ないから、と無くなったら買いにくることにして3瓶だけ購入しました。

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お天気にも恵まれ、大迫力のパレードを楽しみ、美味しいジャムまでゲットできて大満足の1日となりました!