すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

ただいまフランス

妹のドラミちゃんが新幹線まで見送りに来てくれ、私は人目を憚らずに号泣しました。仲良しも駆けつけてくれて、コロナ禍でも本当に仲のいい人たちとは繋がっているんだなと実感。新幹線でもしばらく号泣し、羽田空港に着くころにはやっと落ち着いていました。

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フランスに到着したのは夜遅く、久しぶりのフランスのご飯は、フランチで食べました。今回頼んだアンドゥイエットゥは内臓のソーセージです。フランスの家庭料理をサイドディッシュ食べ放題で食べられる幸せ。いいですね。

これから、帰省をぼちぼち振り返っていこうと思うので、お時間のある時にお立ち寄りください。では!

隔離生活振り返り

隔離生活が終わって、最近は自由に出歩けるようになり、特にいろんな人に会うわけではないけれど、帰ってきてよかったなと思うことが多々あります。隔離期間も、帰ってきた翌日から14日間、ランダムにアプリから通知はありましたが、オリンピックのおかげで、ずっとテレビの前にいても飽きなかったし、なによりも自分でご飯を作ったり、テイクアウトをしてお気に入りのレストランに行ったりと、なんだかんだ充実していました。

隔離期間後半7日間はこんな感じでした

隔離8日目

11:03 メール

13:18 今ここ

14:04 電話(AI 録画)

17:45 今ここ

隔離9日目

11:03 メール

13:06 電話(AI 録画)

13:21 今ここ

19:00 今ここ

隔離10日目

11:02 メール

11:49 今ここ

12:51 電話(AI 録画)

15:09 今ここ

隔離11日目

11:01 メール

12:22 今ここ

15:44 電話(AI 録画)

19:01 今ここ

隔離12日目

11:01 メール

11:52 電話(AI 録画)

12:45 今ここ

15:48 電話(人と話した)

19:56 今ここ

隔離13日目

11:03 メール

11:29 電話(AI 録画)

15:51 今ここ

20:19 今ここ

隔離14日目

10:52 電話(AI 録画)

11:01 今ここ

15:02 今ここ

※この日はメールなし

結局ずっと家にいるので時差ぼけは治らず、午前中に電話が来ても寝過ごしたり、寝ぼけていたりと公開されたらまずい絵面しか録画されていません。こんなに仕事に追われずダラダラしていたのなんて、フランスに渡った直後くらいなので、本当に文字通り廃人のような生活を送っていました。この14日間でエネルギーチャージもされ、その後はドラミちゃんと2人で出歩いたり、本当に仲のいい人たちに会ったりしています。

一時帰国はお金はかかりますが、お金より大事なものを得られるので、今回も帰ってきてよかったなぁとひしひしと感じています。

オリンピック始まりましたね⭐︎

揉めに揉めたオリンピックが始まりましたね。実際に元・オリンピアン、知り合った頃は現役アスリートの知り合いがいますが、彼らにとって数ヶ月でも1年でも、限られた選手生命にとって本当に大切なのだと、実感させられたことがありました。だから、テレビ中継に映っていたアスリート達の嬉しそうな顔を見て、個人的にはオリンピックが開催できて良かったのではないかな、と思います。武漢肺炎(COVID-19)の不安はありますけどね。アスリートもそれは同じで、武漢肺炎と分かったら棄権することだってあり得ます。

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直前までゴタゴタがありましたが、開催式は時差なく見れて良かったです。演出はまあ、なんていうか、某広告会社の電通さんに目をつけられても困るのでノーコメントで。思ってたより良かったと思います。なんて言うか、日本には劇団四季宝塚歌劇団の天才演出家さんを始め、すごい人たちが沢山いるんだから、もっとなんか、壮大なストーリーを展開して盛り上がれたんじゃないかな、とも思いますけど。ただ、選曲もイマジンじゃなくて崖の上のポニョでも流した方が盛り上がったんじゃないの?って思いました。でもまあ、ジョンレノンもクイーンも日本にゆかりのあるアーティストだったし、、(私としては開会式のストーリーはよく分かりませんでしたが、、)選手団入場で、選手の嬉しそうな顔を見て全てチャラになりました。結局主役はアスリートですからね!

あと、ドローンは感動しました。最初CGだと思ってたんですけど、流石日本クオリティ。ドエムッシュもドローンだと聞いて、口をあんぐり開けて見入っていました。以前どこかのオリンピックの花火の演出はCGでしたもんね。環境には優しいですけど。

五輪の夜の部は都市伝説のようになっていますが、濃厚接触は控えていただいて、無事、感染が拡大することなく、選手の皆さんが充実した時間を過ごせることを祈っています。

ちなみに、バッハ会長、日本語頑張りましたね。何なら日本語だけのスピーチだったら、3分くらいで済んだんでしょうけど。ドエムッシュにも「ハナシナガイネ!」と言われていましたよ。オリンピック後の日本の赤字は想像したくありませんが、不況がバッハ会長のスピーチより長くなるのはゴメンですね!

とりあえず、オリンピック、パラリンピック、私は選手と国民と自分の健康を祈りつつ、テレビを眺めることでしょう。

そろりそろり(母)

母は「くのいち」として活躍するにはあまりに足音を消すのが下手くそなので、私のご先祖様は隠密なのですが、時代が時代なら、一家の出来損ないだった事でしょう。しかし、なぜ足音を消す必要があるのでしょうか。それは、娘たちの会話を全て聞いておきたいという願望ゆえなのです。

去る4年ほど前、母が我々の住むアパートに来て、やれ「私は奴隷」だの、「どうせ金さえ家に入れてればいいだけの存在だから自分にお金は使えない」だの言ってきました。夜になり、疲れ果てた私たちは、母が寝ていると思い込み、私と妹のドラミちゃんで「あれで道徳教育受けてきたなんてよく言うよ」と母のことを話したら、次の日「卑しい母親ですみませんね!帰ります!」と、次の日、実は屋外フェスティバルに行く予定だったのですが、勝手に帰ってしまった事がありました。母が帰ったことよりも、寝たふりをして聞き耳を立てていたことの方がパニックです。

それ以来、母の前では絶対に母については言及しない(礼賛する分にはOK)ようになりましたが、常日頃から母は自分が悪口を言われているのだと思いこんでいるため、特に私達姉妹が会話していようものならば、存在を消して(私たちはそのあたりの第六感は発達しているので、家の中では母がどこにいるのかすぐに分かる)人の話を盗み聞いています。

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最近は、ドラミちゃんが1人で実家にいるので、時差がないのをいいことに、寂しさを持て余した私が夜な夜なドラミちゃんにテレビ電話をしています。ドラミちゃんは必ず母の隣で寝るという、末っ子故の宿命を背負っており、母の寝室で私と話しています。すると、母は声を聞きつけて、2階の寝室に抜き足差し足でやって来るのです。私たちに足音が聞こえていないと信じきっている母は、部屋の前でピタッと止まると、約1分、息を殺して私たちの会話を聞いています。その割に何なんでしょう、母がくると急にドアから尋常ではない圧を感じるんですよね。

そして、私たちが他愛のない話をしていると確信すると、ドアをそっと開けて、寝室の隣にある母の自室で電気を点けず、さらに存在を消して10分くらいでしょうか、耳を澄ましています。暗闇から視線を感じると、毎回幽霊ではなく母なので、人間の怨念、執念というものは中々に恐ろしいものだと実感させられるのです。

そんな中で育っていますから、私たちも「ママお仕事で疲れてるだろうね」「ママにこの服似合いそうだね」など、母のポジティブな話や、ペットの金魚、そしてどうでも良い話などをしています。すると、母は安心したようでもありつつも白々しく「あ、お姉ちゃんと話してたの?」とドラミちゃんが話している寝室に入って来るのです。

その後も、母は寝たふりをして耳を凝らしています。母のイビキは中々大きいのですが、自分でいびきをかいているなど1ミクロンも思わない母は、黙って、こちらに背を向けながら、目を見開いて聞いているようです。母がドライアイなのはきっと、盗み聞きをする際に瞬きを忘れてしまってるのでしょうね。

実家のドアを抜けると、渡航を制限されそうなどこかの北の方にある国とほぼ同じ感じです。ドラミちゃんは毎回命がけで、私のブログへのネタ提供をしてくれています。悪いことをしたわけでもないのに、こうやって隠語ができていくんだなぁと実感できるのも、我が家に生まれた醍醐味なのでしょうか。

お茶くらい自分で買え!と言えたらどれほど楽か

日本に帰ってきたのはいいのですが、現在妹のドラミちゃんは、自主隔離中の私達に一人暮らしのアパートを押し出された形となり、実家で暮らしています。本当に可哀想。

(我が家の機能不全家族ぶりについては「我が家」のタグから是非ご覧ください)

そんなドラミちゃん、実は水だし紅茶が大好きです。ある時、たまたま自由が丘のカフェに入店した際お水の代わりに水出し紅茶が出てきました。ムレスナティーのフレーバーの一つなのですが、それがとても美味しくて、その後何度も何度も買っています。11包で800円弱なので、単価としてはお高め。。

心優しいドラミちゃんは、一度両親にもムレスナティーを買って帰ったそうなのですが、その味を占めた母親が「もーぉ、こぉーんな、おぃしぃおちゃ飲んだらーぁ、元にはもどれなぃんだぁ!」と、しっかりとおばあちゃんの顔になりながらも、ぶりっ子は現在で、遠回しにドラミちゃんに、またムレスナティーを買ってこい、と圧をかけて来るので、ドラミちゃんはムレスナティーをまとめ買いするたびに、両親に送っています。

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先日も、ドラミちゃんが実家に帰ったところ、母が例の如く「もう元には戻れない」などとほざいていたので、ドラミちゃんが諦め気味に「うん、また買って来るから」と言ったところ、父が食い気味に「うん、よろしくね」と言ってきたそう。さらには「よっ!お金持ち!」の掛け声まで。父はドラミちゃんの学費を負担するはずだったのですが、ドラミちゃんが研究補助のお給料が少額(高卒の公務員より少ない)もらえることになり、ドラミちゃんの生活費も学費も保証しないと言い始めた挙句、お茶を買えだなんて、言語道断です。図々しいにも程がある。給料は結構ちゃんと貰っているはずなのに、根が乞食なのでどうしようもありません。

このお茶を巡る一連の流れをドラミちゃんから愚痴られたので、お姉ちゃんである私はアドバイスをあげました。私は「じゃあ、手数料込みで一箱につき2,000円でパパに売りつければいいじゃん」と言ったのですが、ドラミちゃんは良心が許さないらしく、食い気味に「できるわけないでしょ!」と言っていました。

まあ確かに、我が家は「お茶くらい自分で買えば」などと言ったら、あたかも殺人犯のように責め立てられる家庭です。とりあえず、我々よりもお金のある乞食に、いいお茶をあげて現世で徳を積むつもりで帰省しないといけませんね。そんな私も実家にマリアージュフレールからお土産を沢山買ってきました。。お茶と修行なんて平安時代の僧侶のようですが、我が家に帰省すると言うことは、お茶を携えて修行に行くのと同じ意味をもつのです。

ケシミンクリーム使用開始!

フランスでは日本と比べてスキンケアをするプロセスがかなり短いです。そもそも硬水なので、顔を洗うのではなく、ミサラーウォーターや化粧水で洗顔兼化粧落としを終えたら、クリームを塗るだけで終わり。日焼けがステータス故に、白人でもガンガン日焼けして、40代の人でも皮膚がカサカサで老人みたいな人も少なくないので、サンスクリーン(日焼け止め)よりサンオイル(綺麗に焼くためのオイル)が人気なので、シミなんて気にしないのでしょう。

私は幸いなことに元々肌トラブルが少なく、ニベアの青缶を顔に塗るだけだったり、地元のスーパーで買えるクリームを塗るだけで事足りていました。しかし、硬水で毛穴の開きなどが気になり始めたのも事実。南フランスのアパルトマンは窓が大きく、光が沢山入ってきます。南フランスの太陽に皮膚をやられて、仕事で窓側を向いている方にだけ、目の下に2箇所うっすらシミが見えてきました。資生堂のBAさんのお姉ちゃん(友人)から、おすすめのスキンケアを教えてもらって、フランスの老舗デパートに買いに行ったら「それは取り扱ってません」と言われ、シミケアを諦めていましたが、日本に帰ってこれたので、とりあえずプチプラですが、スキンケアを始めることにしました。なんだかんだ言っても、もうお肌の曲がり角を曲がり切った身ですから、若さにあぐらをかいてもいられません。

早速化粧水、美容液、乳液、クリームを買いました。生まれて初めて手にする化粧水、美容液、乳液。おばあちゃまが愛用している「雪肌精」の一式を思い出して、顔につけようとしたら、ちゃんとレクチャーがパッケージに書いてあるではないですか!自主隔離期間中は、カーテンも閉め、猛暑ですからエアコンをかけ、紫外線からは距離を保てているので、この調子で、シミを全力で消していきたいと思います。ケシミンクリームを使い始めてまだ2日ほど。そのうちまた、使用感などレポを書きたいと思います。

意外と出かけられない隔離生活

隔離生活も半分終わりました。家で何をしているのかというと、ほぼ断捨離、これに尽きます。大学生の頃から暮らしているアパートには、大学時代に使ったものなど沢山残っており、私の仕事に必要のないもの以外は処分しています。あとは、ドラミちゃんにマフラーを編みました。中途半端にしていた針仕事などしつつ、暮らしていたらあっという間に1週間です。

隔離のためのアプリを私は3つダウンロードしています。ドエムッシュは2つ、この1週間で、アプリがアップデートされたようで、ドエムッシュの方は位置確認の報告も電話も1つのアプリ、My SOSというやつが担ってくれているらしいです。

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上のアプリから電話がかかって来ます。隔離2日目に、保健所?のおじさんから電話が電話をくれました。顔と部屋の背景が見えるように指示されます。「今いる場所は待機場所として申告したところですか?」「これから毎日電話があると思いますが、回答お願いします」の2点を言われて終わりました。その後は毎日、AIの録画なので、下着とすっぴんで応答する事が多いです。AIが可哀想。

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私は序盤に入国したので、COCOAという、位置情報確認アプリで毎回居場所を、1日2回報告しています。マナーモードにしていると、全く音が鳴らず、反射的にアプリに行く事ができないので、マナーモードを解除して、常にスマホを隣に置き、待機しています。反射神経勝負です。

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接触確認アプリは、武漢肺炎(COVID-19)陽性にならない限り使うことのなさそうなアプリです。

その他、毎日11時ころに、厚生労働省からメールが送られて来ます。

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これに答えるのも義務付けられています。

特に上記2つのアプリを毎日使っていますが、「今ここ」のお知らせも電話もランダムに来るし、まじめに暮らしていると、中々日中はお出かけができません。結局、食材の買い出しは近くのスーパーまで歩いて夜に行くので、混雑を避けられるし、周りに迷惑をかけないからいいのでしょうけど。

最初の1週間のお知らせは大体こんな感じ。

隔離1日目

11:03 メール

20:24 今ここ

隔離2日目

11:04 メール

15:51 今ここ

17:04 電話

21:33 今ここ

隔離3日目

9:26 電話(二度寝で気づかなかった)

11:04 メール

14:41 今ここ

17:14 電話(AI 録画)

18:42 今ここ

隔離4日目

11:03 メール

12:37 今ここ

16:41 電話(AI 録画)

17:45 今ここ

隔離5日目

11:02 メール

14:39 今ここ

16:01 電話(AI 録画)

20:54 今ここ

隔離6日目

11:01 メール

11:31 今ここ

15:19 電話(AI 録画)

16:31 今ここ

隔離7日目

11:03 メール

14:20 今ここ

14:45 電話(AI 録画)

20:41 今ここ

水際政策はザルとはいえ、真面目な日本人ならこれを守るだろうなぁと感じます。これに答えなければ、実名を晒される可能性があるそうです。それに加え外国人はVISA没収されることもあるとか。またこちらに帰って来て生活したい私にとって実名を晒されるのは辛いので、あと少し、踏ん張りたいところです。

最初の1週間はこんな感じでした。時差ぼけで、寝坊したり、お昼寝で返事が遅れたこともありますが、大体こんな感じでランダムに来ます。お昼前後に1回、夕食時前後に1回、あと、電話もあるので、活動時間はかなり制限されていますが、不便はあまり感じずに暮らせています。また後半もどうやって暮らしたのか、こちらにレポしようと思います。