1月〜2月にかけて地中海沿岸はレモンの季節です。最近は風の強い日が続き、我が家のレモンの木が2回ほど強風に倒れてしまいましたが、果実は何とか無事でした。
今年は変な虫はできるだけ早めに駆除駆除駆除ということで、大きいレモンが3つ（うち1つは半分腐ってしまった）、中くらいのレモンが1つ、小さいまだ熟れていないレモンが2つです。前回に比べてかなり良い出来です。
我が家で畑が大好きな父は、隣の家を買って（お願いされて買ったと言った方が正しい）しばらくして壊して現在はその土地を自分の菜園にしています。父曰く、野菜や果実は朝日に当たる前が一番栄養価高いとのことで、父の教え通り、朝日が昇る頃レモンを収穫しました。
レモンの中はこんな感じでもうびっしり！無農薬なので皮の一部はかぶの漬物に、残りは削ってレモンメレンゲタルトに入れることにしました。
タルト生地を型に入れて焼き、鍋でカスタード状にしたレモンフィリングを入れます。レモンフィリングは、色々調べながら作りましたが、我が家にちょうど良いものがなく、何となく正解かなと思われる材料と手順で作ったところ、ドエムッシュに大絶賛されたのでこちらに忘れないうちにメモがてら大体の量をこちらに↓
レモンメレンゲタルト（24cm型）
準備するもの:
タルト生地、レモン大きめ1個、卵3個、片栗粉40g、小麦粉40g、砂糖100g＋大さじ1〜2、水300mLくらい、バター80g
まずタルト生地をオーブンに入れ、150度くらいで色がつくまで焼いておきます。
レモンフィリング: 片栗粉40g 小麦粉40g 砂糖100グラムちょっと、水300mLくらい、レモン果汁（1個分）、レモンの皮を削ったもの、卵黄3個分、バター80gくらい
①片栗粉40gと小麦粉40gを半々で鍋に入れ、100gちょっと砂糖も入れます。それを300mLくらいの水に溶かし弱火にかけます。
②重くなってきたら火を止めます。それに卵黄3個分、バター（16gの塊×5個）絞ったレモンの果汁（大きめの1つ分）と皮（全体を軽く削ったもの全て）を加えて滑らかになるまで混ぜます。
メレンゲ:
砂糖大さじ1〜2、卵白3個分
③焼き色がついたタルトにレモンフィリングを入れ、常温で放置している間にメレンゲを作ります。メレンゲは、卵3個分の卵白に大さじ1くらい砂糖を入れてメレンゲを作ります。
④メレンゲをレモンフィリングの上に適当に置いて、角を立て、オーブンで焼き色がつくまで180〜190度くらいで適当に焼きます。
※冷めた瞬間からメレンゲが縮んでくるので早めに食べるのが美味しく食べるコツです。
私は冷蔵庫に入れる等の工程は省きましたが、冬は家の中が比較的涼しいので、すぐにタルトもレモンフィリングも部屋の温度くらいになりました。レモン2つ必要かなと思いましたが、1つで足りました。
海外のサイトや日本のレシピを検索すると、レモンフィリングに砂糖を200g以上使い、メレンゲにも100gくらい砂糖が入っているレシピがたくさん出てきます。そしてレモンの皮は控えめです。一昨年は砂糖が足りずちょっと残念な感じに（レモンメレンゲパイ - すみれの部屋）、前回は人知れず英語のサイトで良さそうだなと思ったレシピ通りに作った際、甘すぎるわレモンの風味が足りないわで、少し残念だったので今回は思い切って砂糖の量を半分にしてレモンの皮をたくさん入れました。
↑オーストラリアにホームステイした時にレモンメレンゲタルトを作ってもらったことがあり、家でもこんなに華やかで美味しいデザートが作れるのか！とびっくり。
こちらに来てからもレモンメレンゲタルト・パイを見つけると度々食べていましたが全体的に甘めです。自分で作ったのを褒めるのもなんですが、今回は鼻から抜けるレモンの香りが爽やかで、思ったよりもちゃんと美味しくできたのと、ドエムッシュに初めてここまで絶賛されたので備忘録も兼ねてこちらに覚書を共有しました。
私の料理は色んなサイトを見て大体の材料の量を把握してから、感覚で色々と材料を調整するため基本きっちり量りません（稀にちゃんとやりますけど）。今回もそんな感じなので、お好みに応じてお砂糖を増量したり、違うサイトでも検索してみてください。私はタルト生地の方が好きですが、オーストラリアではパイ生地で出てきました。ヨーロッパだとよくあるデザートなので、みなさんもぜひお家で作ったり、ヨーロッパにお越しの際はカフェ等でお試しを！
