すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

クリスマス振り返り1

※このブログには田舎者という表現が出てきますが、すべての田舎者を一括りに愚痴るものではないことをあらかじめこちらに記載します。だって私も吉幾三の故郷の隣町出身だもの。良識のある愛情深い田舎の方々沢山知ってます。

去年のクリスマスは散々でしたが、やっと気持ちが落ち着いてきたので、こちらに振り返りをしていきたいと思います。時系列ではなく、私が根に持っている&思い出した順でいきます。

まず、具合が悪いにも関わらず、自主隔離をしなかったのはもう言わずもがな、クリスマスは4人で過ごし、内1人は東洋の島国出身にも関わらず、ドM父による粗相がありました。

以下、写真を晒します。

f:id:deb-log:20230109091702j:image

一応彼の人権を考慮してほぼモザイクをかけますが、ドラミちゃんがペットの犬と猫にプレゼントを送ったところ、「ついにウチの子達も日本を体験するんだ!」と言ったタイミングで目を吊り上げたのでした。吊り目ポーズは差別的だという認識は浸透していますが、そんなに気にするほどのことでもないし基本スルーします。ただ今回は吊り目ポーズをする文脈、義父のテンションなど気に障ることこの上なし。

ドエムッシュはプレゼント開封写真を撮ろうとして、誤って2秒の動画を撮っており、そこにタイミングよくドM父のアジアンフェイスとお母様の笑い声が映り込んでいました。私がいないところならいくらでも吊り目ポーズをしていただいても構いませんが、日本人嫁の前でやるのはナシでしょ…と、コロナをうつされた怒りも相まって、内心キレまくってました。

義実家はバスも無ければ車もそれほど走ってない場所で、ドM父は田舎者の高齢者に片足をつっこんでいる白人なので悪気なくやったのでしょうが、これは「チンチャンチョン」(中国語の響きを西洋風に言って、アジア人を侮蔑する言葉)と同じくらいの粗相と言っても過言ではありません。黒人に向かってこれと同様のことをやったら、あっという間に人権問題になりそうなものですが、アジア人は舐められたもんだなぁと思いながら無表情でドM父に圧をかけていたら、ドM父が私の顔を一瞬見てすぐ止めたのでした。よく学生時代は、私が怒りを煮えたぎらせると、オーラが変わるといわれたものですが、そのオーラの変化は国境も越えたようで何よりです。しかし、肝心の録画をしていたドエムッシュは、ドM父のアジアンフェイスに気が付かず、楽しそうに過ごしていました。さらに、お父さんがアジアンフェイスをしていたと話しても「見なかった」の一点張りで、お父さんの問題行動に対して何も言わなかったことで後日お仕置きが決定しました。いくつかに分けてお仕置きはあるのですが、悉く返り討ちに遭った話はまた後日。

f:id:deb-log:20230109094656j:image

アジアンフェイスをされたのは初めてではありません。スウェーデン留学中に週に1回、ちょうど田舎の学校で算数と英語の学習支援ボランティアをしていた時に、低学年の子たちが私に向かって目を吊り上げる行動をしてきました。この時初めてアジアンフェイスを見て差別的だとは思いませんでしたが、良い気持ちはしませんでした。その時は、友人のアルジェリアスウェーデン人の英語教師が「吊り目にするのは、欧米人がアジア人に抱くステレオタイプであり、差別とみなされる行為だから、止めるべきである」との旨の話を英語の時間にしてくれました。アルジェリアスウェーデン人の先生以外白人しかいない地域の子供達にとっては、貴重な話だったと思います。何も知らなくても(多分何も考えてないと思うけど)、アジアンフェイスをしちゃう感じが、白人のアジア人に対するイメージが固定されている感じがしました。

教育が不十分で思慮の浅い子どもは正直なので、吊り目をされても「そう見えてるんだろうな、そのまま大人になるなよ」で話は終わりですが、還暦間近の大人にされるとぶん殴りたくなる私は悪くありません。ただ、クリスマスは穏便に過ごしたいだろうなと思ったので、寛大な心で圧かけただけで済ませた私はなんて心広い良い女なのでしょう。

クリスマスの帰省でコロナをうつされ、クリスマスイブに義父にアジアンフェイスの吊り目ポーズをされ、義母はそれを見て笑い、それでも、そこからさらに5日間滞在して、トラブルなく無事に南仏に戻ってきた私。極上な女への階段をまた一歩上がったと同時に、ドエムッシュへの新たな弱みとブログのネタを手に入れ新年を迎えることとなったのでした。

クリスマス振り返り2 - すみれの部屋

クリスマス振り返り3 - すみれの部屋