すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

クリスマス振り返り2

義実家への帰省は、食事が口に合わないためハードモードですが、今回はコロナも相まって痩せる思いで10日間を過ごしました。ドエムッシュのお母さんはスーパーなど人も物も沢山ある場所が苦手な上にコロナで出かけられず、ドエムッシュの家にはグリーンピースの缶詰が2つとカリカリのパンが1袋(12枚入り)とハムとズッキーニとポロネギしかなかったので我々が買い出し係でした。もちろん、それにかかる諸々の経費は我々のお財布から出ていきます。インフレーションとクリスマスバブルが相まって、4人で約1週間分の食事やトイレットペーパーや数日分のパスタのストックや洗剤の入れ替えで6万円が飛んで行きました。プレゼントだけでも1人1万円ちょい(×7)の予算で準備したのに…これ以上は何も言うまい…

ドエムッシュは「リョウシンニオカネノシンパイカケタクナイヨ」というので、なぜか義実家に帰っても出費が嵩む嵩む…クリスマス用の食材もほとんど我々で買いましたが、ドエムッシュ父は「なんて親切なんだ!」の一言で済ませてしまう上に、我々が薬局で買って来たトローチなども「それちょうだい」と言ってちゃっかり貰っていく始末…財布も心も痩せました。

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さて、そんな義実家でしたが、料理が気に入っても必ず少し残す義母。礼儀として、まっすぐこちらを見て「美味しかったわ、ありがとう」と言いながら容赦なくゴミ箱に料理を入れるサマは、嫁いびり以外になんと言うカテゴリの行為なのでしょう。別に我が家のヒロインの母のような性格の悪さはないので、料理を捨てることに何の迷いもないのでしょう。基本残飯は犬の餌になるので、少なからずクリスマスコロナ帰省限定のシェフとして救われる思いでしたが、「美味しい」と言いながら、その美味しいはずの食べ物を捨てられると、情報が多すぎて認知機能が追いつきません。ご飯の前にゲラゲラ笑いながらテレビを見てスナックはたくさん食べてる割に、ご飯を食べないなんて子どもみたいだなぁと、心の中でため息を吐きまくりました。

さらに、我々はデザートがないとあまり落ち着かないので、毎回ちょっとしたケーキを買って帰っていたのですが、2回続くとドM父の方から「今日のデザートは何かな?」と催促が入るようになったので、消費期限が翌日の3割引のケーキを買っては1日おきに買い足してなんとか“我が家の”家計を切り盛りした嫁でした。

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買い物が嫌いだと聞いていたため、身内に貢献したいとわざわざドエムッシュ父のいとこが経営するスーパー(これがフランス全土、他の国にもちらほらある大型スーパー。日本だと西友みたいな規模)まで買い物に行っていました。しかし、ドエムッシュ父はどうやら金持ちなのにケチないとこが好きではないらしく、我々の気配りが完全に空回りしていました。それはいいとして、そのスーパーはコストコ並みに巨大で一旦入ると早くて20分はかかります。しかし品揃えが多いので私はそこ以外使う気はないのですが、レジで長蛇の列に並び、帰宅が予定より30分遅くなった時、ドエムッシュ父が料理をしていました。ドM嫁は(お通じのために)野菜が必要だと聞いたからか、「芋、料理したよ!野菜必要でしょ!」と言われ、茹でた芋と焼いた肉を鍋の中で雑に混ぜた料理が出て来ていました。この日のお昼も簡単に準備するのは我々の予定でしたが、ドエムッシュは「ウップス!」と言っただけで何の役にも立ちませんでした。ただ、タンパク質がハムじゃなくて肉を焼いたものだったのは不幸中の幸いです。その日はその肉でシチューを作る予定でしたが、あっけなく予定は崩れてしまいました。

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↑ドM家の普段より豪華な食事…

作ってくれてることには感謝なのですが…

そんなこんなで、移動費に加え、さまざまな経費がかかった挙句、コロナももらい、具合が悪い中愛想を振り撒き、散々なクリスマスだったので、こちらに供養させていただきました。

まだ成仏できないので、次回に続きます。

クリスマス振り返り1 - すみれの部屋

クリスマス振り返り3 - すみれの部屋

クリスマス振り返り4 - すみれの部屋