すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

クリスマス帰省(2回目)その2

メリークリスマス!

クリスマスイブは日本の大晦日同様派手なものです。盛大にキリストの誕生日を迎えるんですよね。街中は開いているお店は多くはありませんが、チーズ屋さん、お肉屋さん、魚屋さん、八百屋さん、花屋さんは午前中からお昼過ぎもやってるところが多いです。最大8名集まるドエムッシュの実家は冷蔵庫が小さいためギリギリ食べ物を買い出しに行く必要があり、イブは買い出しに一緒に行ってまいりました。

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ドーバー海峡のあるフランス最大の釣り漁港です。遅めの朝ごはんでスタートのあと、お買い物をしたのですが、ドM父母の忘れ物の多いこと!買い物をするたびに「あれ忘れた!これ忘れた!」とその都度買い出しに戻るので、10時に出かけて、気づくと14時になっていました。

ドエムッシュの家族は空腹になると態度が悪くなるし、話しかけてもボーっとしていて返事すらしなくなります。空腹を感じたドM父はサンドイッチを食べよう!と提案してきたのですが、クリスマスイブは街中のどこもサンドイッチは売っていませんでした。機嫌が悪くなるドエムッシュ一家を見て私はもっと機嫌が悪くなっていましたが、顔には笑顔を貼り付けたまま。

レストランが数軒開いていて、レストランで食べよう、と私がドエムッシュに言って、それをドエムッシュがドM父に言ってもドM父はどうしてもサンドイッチがいいと言って聞きませんでした。やっと見つけたフライドポテトのお店でサンドイッチを買ったのが15時。

「フライドポテトにケチャップをつけてください」とドM父にお願いしたのですが、疲れていたドM父は何を血迷ったのか「サンドイッチにケチャップつけてください」と注文しました。

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フライドポテトに!と声を上げても時すでに遅し、味覚のおかしいアジア人というレッテルを貼ったお店の人からの視線を感じながら、涙のせいか、ケチャップのせいか塩分の高いサンドイッチを食べたのでした。

帰宅後は、ドエムッシュの妹が来て5人でご飯を。クリスマスでも日本人のように無理をしないドエムッシュのお家は、サラダ以外お惣菜でした。明日は一家勢揃いらしいのでもっと豪華だよ!とドM父が言っていましたが、料理するのはドM母なんですよね。そんなドM父を何の疑問も持たずにうっとり見つめるドM母を見ていると、ドエムッシュがいつも粗相をする理由がわかる気がしたクリスマスイブだったのでした。