すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

低賃金で暮らしてみて分かったこと

私の現在の収入は、フランスの最低賃金ギリギリです。学歴積んだのに。。トホホ。ドエムッシュの収入は私の約2.3倍の収入なのですが、税金が高いので手取りは大したことありません。それにドエムッシュは13ヶ月分の給料、私は12ヶ月分なので夫婦間格差がありすぎ。でも、私の場合、将来のキャリアにプラスになるだろう、と時間を投資している感覚なので、お金はドエムッシュに頼りたいところです。

さて、低賃金でも案外フランスは暮らしていけることが分かりました。とは言っても一人暮らしに限ります。

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・特定の野菜や果物が安い

・お肉が安い

・インターネットやスマホが安い

まあ、その他に、お家を間借りしているので、私の場合家賃も抑えることができています。

フランスは外食やその他のものの税金が20%〜と、高めの設定となっています。旅行でこちらに来た時は、1ヶ月で40万ほどあっという間に飛んでいってしまいましたが、それもそのはず、外食ばかりしている生活は私の今の手取りでは不可能です。旅行するには、物価の高い国と言えますね。

ということで、私は専ら自炊をしています。色々作って冷凍して…を繰り返してなんとかやりくりしています。これからクリスマスシーズンでほんの少し今後のお財布事情が心配ですが。。

引っ越してきた地域は、南仏と比べて治安が良くないし、貧しい人も多い地域なので、日本の小洒落たものを身につけると目立ってしまいます。今のところ目立たない毛玉のついたGUの4年もののブラウスを着て出勤しています。このお給料だし、しばらくお洒落はお預けかな。

とにかく、フランスは日本に比べて給料が低く設定されていると思います。その分働かなくていいので、時給に換算すると妥当かもしれませんが。そして、お金の使い方も違います。

ドエムッシュは給料の28.5%が引かれて、手取りは悲しいことになっています。私のような貧民も手取りは20%引かれています。その代わり、失業の際は、給料の80%を政府が補償してくれるし、医療費も幾分日本よりも安いです。日本の場合予防医療という観点から、医療費も高くなりがちなのでしょう。。

それに、フランス人は基本自炊です。日本のように外食が安くて美味しいなんてあり得ないこの国では、中流階級の人たちはおうちごはんが主流のようです。原材料となる肉や野菜はものによっては日本よりもずっと安いので、食費はあまりかかりません。日本の手取り15万とフランスの手取り15万を比較すると、フランスの方が、自炊をする限り、ガッツリ国産の肉を食べられるし、幾分食生活が充実しているんじゃないかな、と思います。

まだ給料が入りませんが、初給料が入ったら、軽くて丈夫なリュックサックを買いに行きます。