すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

自称・子育てのカリスマ

私は母がヤバい奴だと7歳頃に知っていたのでダメージは小さく済んでいますが、妹は20歳過ぎても母と一緒にいる時間が長かったので、心から絆創膏や包帯が取れ切れていないのが姉の目からは見えています。

しかしそんな母親、娘2人が母の思い描く?理想像にちかい形で成長しているためか、周りの教育ママさんたちのカリスマとして24時間相談を受け付けています。追い詰められた親御さんは正常な判断が難しいのでしょうか、決して少なくない相談を母は生き生きとさばいています。

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私が宝塚音楽学校を目指していた過去は母にとっては格好のネタです。ということで、母は学業で身を立てる以外の夢がある子どもをもつ教育ママさんには、私の話をして、最後には「なるようになるわよ!私の娘も今こうやって…(以下略)」とアドバイスをしています。(いや、東日本大震災で人生計画リセットされただけだからね???)

その他にも私は小学校1年次2年次には集団リンチで入院したり怪我をしたり、小学校4〜6年は担任からいじめられたこともあったのですが、それも母の格好のネタ。環境を変えずとも不登校にならなかったのは圧倒的に家の居心地が悪いからです。ただ、いじめにあってる親には私の身に起こったことを赤裸々に語り、「でも、親が寄り添ってれば、きっと心強いと思うよ!いじめは時が解決してくれる」という何ともキレイなアドバイスをしています。徹底的に親が寄り添わなければ、子どもはちゃんと学校に行くか、生きるのを諦めるかの二択かと。。私は前者でしたが、何度か後者にもなりかけたことがあります。母親の頭の中は本当におめでたい!

いじめは一時的なものだし、生まれてきたからには天寿を全うするのが義務だということを、あの手この手で教えてあげてください。

そして、母親をカリスマ足らしめるマウンティング。「子どもたち全員東大に入れました!」「双子で東大合格しました!」などという場面では母の存在が霞んでしまいます。が、ついにドラミちゃんが研究の一環でハーバード大学デビューしたのをいいことに、勇み足で飲み会に参ったことがございました。序盤は大量のアメリカのチョコレートを配るアピールも空回りしていたようです。しかしある時、話の風向きが変わり、「ところで、ドラミちゃん元気?」と聞かれ、教育ママの「ボストン=ハーバード大」の方程式を逆手に取り、「うん、ボストンに行っててー」などと話していたそうです。そのうちに、「え、ハーバード行ってるの?!(ザワザワ)」と1人の教育ママが気づき、母は娘をハーバード大学に送り出した良妻賢母ということになってしまいました。その後相談件数が増えたことは言うまでもなく。。

母は子どもの自己肯定感も能力も伸ばせるだけ伸ばした!と自負しています。でも、現実は、何か粗相があると、焼けたフライパンを持って全力で追いかけてきたり、子どもを宙に吊るしたり、至近距離で辞書や文鎮を手当たり次第顔目掛けて投げてきたりと、DEAD OR ALIVE(生きるか死ぬか)の瀬戸際子育てをして参りましたことをここに明記しておきます。やはり特殊な育て方をしている母。伝説はまだまだ始まったばかりです。