すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

わたる世間は鬼ばかりを地で行く母

題名からお察しの通り、母が泉ピン子さんの役だということは言うまでもありませんね。母の機嫌は山の天気よりも変わりやすく、一旦機嫌が悪くなるとしばらく機嫌が悪いという、大変厄介な性格をしています。叔母は「お年ごろ」だと言うのですが、母のお年ごろはとっくに過ぎているはずなんですよね。

さて、今回は前回の話お客様の前で粗相 vs 説教 - すみれの部屋に引き続き、母の機嫌を損ねた私と妹でしたが、妹に対して八つ当たりをする母のお話です。言うことがどんなに正論でも、話し方やタイミングを間違うと、相手に間違って伝わったり、話し手の行動自体が間違ったものになってしまうと思います。しかし、母は毎回話し方や伝え方のタイミングが、人が一番嫌がるタイミングなので、空気を一瞬にして悪い機嫌で汚染してしまうのでした。

母は、ドラミちゃんと仲直りをしたいのか「貴方の考え方と違う私の考えによって溝が深まったけれど、ママは貴方との溝を埋めたいの」などとドラミちゃんに話していました。しかしドラミちゃん母の声を聞くたびに不整脈を起こすほど拒否反応が出てしまっています。

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思い返すと、ドラミちゃんが母に自分の考えを話すだけで、「反逆者」と見なされ、母に攻撃のターゲットとされてしまいます。例えば、ドエムッシュが「喉渇いた」と言うと、優しいドラミちゃんはキンキンに冷えたサイダーをドエムッシュに出してあげるのです。コップにサイダーを全部注いでいるので、結露はほとんどないのですが、母はわざわざドラミちゃんが置いたサイダーの缶を持ち上げ、ドラミちゃんの目の前でわざわざお盆を履くのでした。そんな状況下でもドエムッシュは何も気にならないので「アリガト」と一言言うのでした。それだけならまだしも、海に行ったあと、ドラミちゃんがカバンの砂を落として、元の場所にカバンを戻した次の瞬間、母がそのカバンを取りにダッシュし、ドラミちゃんの顔スレスレに投げた時もありました。とにかく、ドラミちゃんは怒るとどんどん無口になるだけで、私のようにヒステリーを起こさないので、母の怒りの捌け口になりがちです。そういえば私の場合は小さい頃、文鎮を命中させられて全治3週間の大きな打撲を使ったことがあったような。。そのあとヒステリーを身につけた私は母にいびられることは少なくなりましたけど。

6日間の帰省のうち、母の機嫌がまあまあ良かったのは2日、そのあとはずっとこんな感じでした。何かある度に、実母にいびられるドラミちゃん。これは姑が嫁にやるからドラマになるのであって、実母がやるなんて大変です。白雪姫だって、元々は実母に殺される話が、教育的に良くないと言うことで、継母になったらしいですよ。

「こんなに楽しくない実家への一時帰省なんて、初めて!」って思いましたが、18歳で家を出てからというもの、母がいる時の一時帰省が楽しかった試しがほとんどないので、まぁ、いつも通りの我が家ということでしょうか。