すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

家族紹介 〜母親〜 その1

母は自分を客観視すること(つまりメタ認知)が苦手です。

我が家は非常にエンゲル係数体脂肪率が高く、控えめに言ってデブ一家です。アメリカではガリガリですが。母は155cmで、服のサイズは若い頃5〜7号、30〜40代は11号、最近では15号か17号となってしまいましたが、口癖は相変わらず「私が家族で一番痩せている理由は…(うんぬんかんぬん)」です。目がフォトショップ並に発達しているのでしょう。

最近は入らない服が多くなり、2本のズボンを交互に履いていますが、一向に太ったことを認めないし、何なら、私たちがXLやXXLの服を買うと、「ちょっと大きいんだ…」とぶりっ子しながら、しれっと日々のローテーションに組み込んでいます。

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以前、母と妹と私の3人でH&Mに買い物に行きました。32、34、36、38、40、42、と、大体この6サイズ展開です。フランスでは50なんていうのもザラにありますが。デザインによって買うサイズは違いますが、大体40か42です。これ以上太ったらサイズがありません。

ポジテブな母はその6サイズを見て、「うん、私は36!」と言って試着もせず買いました。「試着しなよ」と言っても聞く耳を持たないし、あまりしつこく言うと「え、入らないと思ってるの?」と逆ギレされかねないので放っておきました。

そのボタニカル柄のズボンが相当気に入ったようで、家に帰るのを待たずして、トイレで着替え。すると、膝の上までしか上がらず、太ももすら隠れない状況。しかしまさか母親がサイズ交換に行くはずがありません。突然発作の声で、「少し小さいから、サイズ交換してきて」と一言。

_人人人人人_

>少し小さい<

 ̄YYYYY ̄

少しとは…と思いながら、渋々私と妹がサイズ交換に向かいました。相談の結果、サイズ40と交換。「あの、さっきこれ買ったんですけど、サイズ間違ってしまって、、大変申し訳ないのですが、、、サイズ40と交換していただけませんか?」とダメ元で相談したら、二つ返事で交換してもらえました。いい店員さんでした。私なら「何がサイズ36だよ!」と心の中でツッコミそうです。そりゃ私がサイズ36なんて購入してたら誰かにプレゼントかな?となりますわ。

 

母親はそんな事も知らず、黒と緑の2本のズボンのローテーションにそのボタニカル柄も入れました。その後、辛子色のストライプ(サイズ42)のズボン等もプレゼントし、母の服も充実してきました。もちろんサイズが書いてあるところは全て除去。母親は相変わらず自分が一番家族の中で痩せてると思っています。「私は外でお金を稼いできて、家事もやって、休む暇がないからこんなに痩せてるの!」と、どの口が言うのか…毎日ポジティブにおばあちゃまの作ったご飯をたらふく食べて、ソファで寝落ちする毎日です。