すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

母の世話は誰がやる

何度かこのブログではお話していますが、母はドエムッシュのことが大好きです。故に、家族で買い物に出かけても2人で行動するなど、奇行が目立ちます。しかし、それは家族にとってありがたいこと。私はてっきり母はドエムッシュと“デート”するのが好きなのだと思い込み、いや、事実、母はノリノリでドエムッシュを連れ歩いているので、ドエムッシュと2人で出かけようとする母の「じゃあ、今日もよろしく。やることあるから」と頼みました。私はこの日、ドラミちゃんの小さいお友達にも着物を作る約束をしていたので、何度か時間を捻出する必要があったのです。しかし、母から帰ってきた答えは予想外のものでした。

f:id:deb-log:20210815052554j:image

母は私に「今日もよろしく」と言われるや否や「ママもね、暇じゃないのに、ドエムッシュの世話をしてるんです。あなたの旦那の世話んしてあると言うことはつまり、そんなにママのこと頼るなら、これからママの世話だってしてくれるってことなんだよね、よろしくねニコッ。」とすごい剣幕でまくし立ててきました。

母の言うお世話とは母の代わりに何かをすることで(英語のレポートの代筆や英語関連のお仕事の下請け業務 etc...)、今回もまた母の仕事などを押し付けられるんだろうな、と嫌な予感がしたため、震えながら「行く行く、行くよ」と母に任せきりにしたのを激しく後悔しながら、ドエムッシュと母と3人で地元の旧市街を散策したのでした。

移動中、母が履歴書や書類の作成に苦戦している話を沢山聞かされました。30年弱母と生活を共にすると「私のために書類作成よろしく」という意味です。母はこれ以上昇進が望めないため、転職を希望しているのですが、客観的に年齢や経歴など無理がある職種です。ただ、書類作成を手伝って断られたら私のせいになるし、今までも散々こき使われた挙句、トラブルになった記憶しかないので、今回は「そっかぁ」でやり過ごしました。おそらく母の言う「お世話」とは、母の代わりに転職活動に必要な書類の作成だったのでしょう。ただでさえ今回の帰省は自由な時間がないのに、母の転職のお手伝いなんてやっていられません。ドラミちゃんも手伝おうとしたようですが、母に説明をし始めると「はい、はい、はい、何言ってるか分かんない」と話を遮られて結局匙を投げていました。

「別に忙しいなら、ドエムッシュの世話云々と言うのなら、ここまでしてくれなくていいんだよ」と言っても、母はそこは恩を売ってくるので、とても複雑なところであります。

人の弱みにつけ込んで、自分の仕事の下請けをさせようなんて、二度と通用しないのですが、相変わらず怒りを周りにぶちまけ、最近では父が全ての仕事の下請けを始めたようです。そう言えば最近ため息が多くなったような。。まあ自分の選んだ相手ですからね。

久しぶりにあった父は、母の専属ヘアアーティストからキャリアサポートセンターまで請け負っており、非常に忙しそうにしていました。せめてドラミちゃんの学費を払っていれば私だって少しは同情して手伝ってあげるのに。