すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

久しぶりの街ブラ

最近突然の暴風雨などで、ロックダウンが解除されてからも中々遠出出来ずにいました。色々と家の中のことや今後の生活についての準備等が捗ったので良し!ということにしましょう。

今日は久しぶりの快晴で、満場一致で外出しようということになり、Tèoule Sur Mer(テウル・シュル・メール)という場所に行って参りました。2月にはミモザ祭りが開催されるそうです。ダウンタウン自体はそれほど大きくないのですが、海岸や沿岸のお城がとても素敵な街でした。ニースからカンヌを抜けてさらに少し西に行ったところにあります。

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北国出身のせいかブーゲンビリアを中々見かけることがなかった生活から一転、南仏は至る所にブーゲンビリアがあります。ブーゲンビリア越しのお庭、物語の一部を切り取った感じの写真じゃないですか?お庭の良さを写真に納められたような気がするお気に入りの1枚。

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海岸沿いにあるChâteau de la Napoule(シャトー・ド・ラ・ナプール)、ナプール城です。このビーチ沿いの地域は特に、La Napoule(ラ・ナプル)と呼ばれており、アメリカ人彫刻家ヘンリー・クルー夫妻がかつて暮らしたお城が一般公開されています。フランスではお金のある人たちが郊外にお城を買うということも珍しくないので、ここもアトリエ兼ギャラリーとして使われていた名残がちらほらと見られました。お城のツアーは、コロナ対策のため、少人数での実施だったため、参加できませんでした。お庭だけの散策だと、1人4€(約480円)で楽しめます。30分から1時間程で見終わってしまいますが、お庭や建物の外装のあちらこちらに創意工夫が凝らしてあって、とても楽しく散策できました。

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元々は古いお城だったものを自分たちの仕様に合わせてリフォームをしたそうです。家主、ヘンリー・クルーの趣向に合わせるため、大がかりな工事が行われていたそうです。今はお城のツアーに参加すると中が見られます。どうやらお城の中では当時の家具や調度品、彼の作品が見られるそうです。
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玄関から左手を見るとお洒落な仕掛けが。

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至る所にかつての家主の作品が並んでいます。柱の上にいる方々です。1つ1つ顔が違いました。

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入り口で料金を支払い、中に入ります。広々としたお庭は、奥様のマリーが整備していたそうです。色々な場所にフランス語と英語でクルー夫妻とお城にまつわるエピソードが紹介されていました。

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地中海を臨むお城。下の道路は一般の人も歩けるそうで、ビーチに向かう人たちで賑わっていました。

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明らかにスギ科の木が多く、スギヒノキ花粉症の私が移住することになったら、気はすべて植え替えだねとドエムッシュに言ったら、そんなお金ないよ…と自虐的に笑っていました。……頑張ってね。

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ここはティーサロンになっています。6月いっぱいはコロナの影響で閉まっているようです。今度はここで地中海を眺めながらお茶できるといいな。

他のフランスの公衆トイレと比べて清潔な水洗トイレも完備してあり、観光しやすいと思いました。

 

帰り際、かんかん照りの中散策したので、熱中症になったら大変だと、海岸から少し離れた市街でスムージーをいただきました。

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街を案内してくれたお礼に奢ろうと思ったのですが、今日はなぜか太っ腹のドエムッシュはお支払いまでしてくれました。運動不足でぽちゃってます。私のスムージーはスイカ・メロン・ラズベリー・ライム味、ドエムッシュのスムージーはパイナップル・マンゴー・パッションフルーツ味です。1杯8€(約960円)、フランス価格でも少しお高めでした。でも経済回さないとね!

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本当は奥に見えるアイスクリーム屋さんに行こうと言っていたのですが、この天気のせいもあり、行列ができてかなり賑わっていたので、密を避けてテラス席のある少し大人な雰囲気のカフェでゆったり過ごしました。

 

南フランスは地中海がすぐそこにあって、開放的な雰囲気で、観光しやすいと思います。沿岸には城塞が点在しており、アンティーブなんかも有名です。日本に帰ったらこの雰囲気は絶対恋しくなるだろうな。ぜひ、南フランスにお越しの際は、地中海と山頂の鷲ノ巣村を堪能してください!

アンティーブについてはこちら。

南仏の城塞街 - すみれの部屋