すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

結局距離なんて関係ないと思った話

先日はオンライン帰省で中々ハードモードでございました。フランスにいるのに仕事以外でそんなに外にも出ないので、今自分はどこにいるのだろうと不思議な気持ちになります。

記念日誕生日は有無を言わさずオンライン帰省となった我が家です。政府が変な言葉を造るからー!オンライン帰省が可能だなんて気づかせちゃうからー!!なんだかんだ言って楽しいからいいのですが、無言のプレッシャーから逃れることができなくなったwithコロナ生活です。

つまり先日の日本の祝日、勤労感謝の日も、我が家ではオンライン帰省を粛々と企画しておりました。オンライン帰省は、日本の晩ご飯とフランスの昼ごはんの時間がいい具合に離れているので、実行可能なのです。ただ、ほんのちょっとだけ早起きしてご飯を準備しないといけないので、オンライン帰省は実家にいるわけでもないのに忙しないのです。

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さて、そんな定例化しつつあるオンライン帰省ですが気づいたことが1つ。実家にいた頃は朝5時半に起きて、暇でも忙しいフリをして、朝6時〜45分にラジオ基礎英語をやって、46分から15分の朝ごはん、そのあとは歯磨きをして着替えて7時15分には学校に出発する日々。

朝ごはんという名の「打ち合わせ」では母の一方的な話が永遠に続き無駄口を叩くことは禁じられていましたが、私が実家を出て10年が経とうとしているオンライン帰省でも未だに母親のマシンガントークは続きます。フランスと日本の距離があるので、もう怖くないよーと思いつつ、実家の空気が悪くなるのが嫌なので、話を振られるまで黙っています。

さて、今回はドラミちゃんが絶賛論文執筆中なの期間にオンライン帰省をぶっ込んできました。家族の中でもドラミちゃんは論文執筆中で忙しいというのは共通認識のようで、母についに「論文がんばってる?」と振られました。ドラミちゃんが「うん、大変だけど頑張ってるよ」と、母を刺激しないように応答しました。がどうでしょう!母はここぞとばかりに自分の論文の話を始めたのです。やれ「ママも論文書いたことがあるから分かる」だの、やれ「天から何かが降りてこないと書けない」だの言っていました。天からの思し召しでしか論文が書けないだなんて小林麻耶ちゃんの旦那さんのあきら。さんも真っ青です。しかし、母の一方的な論文がいかに大変であるかということに関する共感はしばらく続きました。

どの切り口からでも最終的に自分の話に持っていく母。オンライン帰省はコミュニケーションが取りづらいと言われていますが、我が家に関しては、無駄口を叩かないように訓練を積んでいるので、オンライン帰省でも実際の帰省でもそんなに会話の内容も会話の方法も変わらないなと思った次第でございます。