すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

第4回 市民教育

やーーーっと一通り移民局の手続きが終わりました。

第4回目市民教育(最終回)は、文化か就職から学びたい内容が選べました。人文系出身の私にとって文化はそれはそれは興味深かったのですが、就職が決まったとはいえ、社会のことを学ぶのは必要だなと感じ、就職についての授業を選びました。

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こんな感じのハンドアウトが渡され、書き込んでいく仕様です。来て10ヶ月も経つと、大して勉強しませんでしたが、このくらいのフランス語なら理解できるようになっていました。おそらくフランス語に囲まれて暮らしているからでしょう。ちゃんと勉強もしなきゃな、、と思いつつ、結局A1テスト後一度もフランス語を勉強していないのは私あるあるです。それでも日々目にする単語くらいは分かるようになるのですから、長期滞在侮れないですね。

さて、今回は就職するに当たり、情報を得られるサイト、職業訓練について、労働する際の社会の仕組みについて、そして必要な履歴書や志望動機書の書き方を勉強しました。もし時間があるなら時間をかけて自分の専門を見つけることなど、キャリア教育の徹底はいかにもフランスという感じでした。

やはり移民を受け入れ慣れている国なので、外国人を出来るだけ早く社会の仕組みに組み込もうとする取り組みが積極的で私としては有意義な情報が得られた市民教育だったと思います。様々な事情で学校に行って勉強できずに大人になってしまった人への就職支援制度などもありました。仕事を探している間に得られる最低限のお金など、フランス人はどのような感情なのか知りませんが、移民に手厚い国だと思いました。その分働いたらごっそり持っていかれますけどね。ドエムッシュもそんなに稼いでいるわけでもないのに、手取りは給料の約70%です。ただ、税金の使い道が比較的透明で目に見える形で還元されているので、高い税金でも誰も文句を言わないのかもしれません。

あまり役に立たない情報もあると聞いていましたが、義務教育で習うようなフランスの社会のダイジェスト版を学べて、非常に良い取り組みだと個人的に感じました。大満足です。