すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

それでもオンライン「父の日」

今日は父の日ですね。

我が家ではイベントの数日前から母の煽りが入ります。

「今日はおじいちゃんのところに行ってきました。」

「今日はお花とフルーツをあげました。」

「今日はおじいちゃんのお庭でお茶をしました。」

自分の実家との折り合いの悪い母親は、中々敷居を跨ごうとしないのに、こういう時だけは自分の実家に行き、プレゼントを渡したよなどのアピールが甚だしいのです。散々甘やかされて育った母親。自分の庭の花を摘んで花束にしておじいちゃんの家に持って行っただけで100万円あげたかのようなアピールをしてきます。これも全て父の日に向けての伏線です。なんていったって、仲のいい家族でいたいという気持ちが痛いほど伝わってくる。じゃあ、日々の行動を何とかしろ!と思ってしまいますが、それに関しては沈黙を守っている姉妹です。

つい最近は勝手に学費を妹が払うことにしていた父親。私は「話し合いもできないような父親のことは家族として見なさないし、結婚式にも呼ばないから」と宣言したばかりです。勝手に話を脳内で進めて、都合の悪い話は絶対に聞かないような父親のために父の日を祝うなんで時間の無駄。無駄無駄無駄無駄。南無阿弥陀仏

人生で使える時間なんて限られているのに、なんで不快な思いをさせてくる張本人と電話をしないといけないのよ、ということで、今日のオンライン父の日は終始切れ気味な長女でした。信用も愛情も失ってしまった父親。金の切れ目は縁の切れ目。この真理を初めに言ったのは誰なのでしょうか。お金が全てじゃないんですけどね、お金に関する話し合いをロクにできない還暦のジジイが悪い、それだけの話です。

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さかのぼること1ヶ月前。まだドラミちゃんが父親が学費を払ってくれると思い、結構な額のカニのお刺身を実家に注文してしまいました。しかし、学費が振り込まれないと知り、大打撃を受けたドラミちゃん。結構悟りを開いているドラミちゃんは父親にも呆れるだけで、諦めていました。我が家のキレキャラは私が全面的に請け負っているので、もちろん父親を責め立てましたが意味はなく。しかし、父親は時間が解決してくれると信じていたようです。

今日はフランスの12時、日本の19時からオンライン帰省ということだったのですが、ネガティブアンテナが発達している母親は何かを感じ取ったのか、やたらとLINEをしてきます。「今日19時からでいいのかな?」「早く会いたいな」「大丈夫かな?」そして日本時間18時22分から通話が開始されていました。日本時間19時ちょうどに私たちは電話を掛けましたが、話し相手はドエムッシュに一任することに。私は料理をしていたので、ドエムッシュと雑談を楽しむ母親。料理を終えてやっと合流すると父親がこちらの様子をうかがっていました。ちなみに今日のフランスの我が家のお昼です。

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妹が送った超豪華なカニを食べているのを知っていたので、我が家でもサラダにカニカマを投入しました。父親は、妹がカニを送ってくれたことで、全て水に流してくれたと思い、非常におしゃべりでした。そこで私はすかさず「パパずいぶんおしゃべりだね」と初めにジャブを軽くお見舞い。父はしばらくの間黙ってモグモグクッチャクッチャとカニを食べていました。その後、またしばらく経っておしゃべりを始めた父親。私を怒らせたせいで、美味しいカニも味がしなかったことでしょう。天誅です。共感性皆無の母は父と娘の間の不穏な空気に対しても何も感じず終始ハッピーに過ごしていたようでした。おばあちゃまが一言も話さなかったのは、愛息子(愚息)が孫に虐められているように見えていたのか、何も聞こえていなったのかの二択ですが、後者の理由が濃厚です。

最後にスクリーンショットで全員の集合写真を撮ったのですが、案の定父親はうまく笑えておらず、今年の父の日にふさわしい表情で写っていました。うまく笑えていたのはおばあちゃまと母。母はぶつ切りの短い指で必死にピースを作りぶりっ子をしていて、見苦しかったです。全てブログのネタとしての角度から見るので、ヤバければヤバいほど楽しくなります。今回のオンライン帰省も中々ハードモードでした。何も知らないドエムッシュが実家と私の間のクッションになってくれていたため、あまり雰囲気が悪くならずに済みました。これからもよろしくしたいです。

子どもの話はとりあえず最後まで聞かないと、そのうち返り討ちに合うことを体感した父親(と信じたい)。来年からはごちそうが届くと踏んで何も用意しないかもしれませんね。もちろん何も届きません。漬物と白米で乾杯してもらいましょう。