すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

アンハッピーエイジング

母は中学時代と大学時代と新人先生時代の話、時々大学院時代の話をするのですが、全て武勇伝です。母は中学、高校とガリ勉モブキャラだったようで、所謂大学デビュー組です。仲良しの友達は、現代風に言うとパパ活をしていたようです。パパ活をする女は、女からモテる訳がなく、おそらく友達いない同士でくっついたのでは、、と言うのが私の見解ですがそこは置いておいて。

私はお化粧は上手なようで、同僚や友人に度々褒められますが、母の口からはポジティブな感想を聞いたことがありません。以前のブログにも書いたように女を心に飼っているので、ドラミちゃんが可愛く目をパチパチにお化粧したり、痩せてみたりすると決まってドラミちゃんを馬鹿にしたような話し方をします。最近は若くてキラキラしている子は基本的にお気に召さないようだし、社会のお局さんです。

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最近私は1キロ痩せたのですが、オンライン帰省時に「あれー、太ったのー?(嬉しそうな声)」「ずいぶん栄養状態がいいと見受けるけど?」としつこくデブデブ言われたので、母に合わせて「あ、うん、毎日食べてるからね」と話を合わせておきました。痩せるとデブという割に、過去の痩せている私の身体のラインが綺麗だと言ってみたり忙しい母です。

オンライン帰省ですっかりエネルギーを抜き取られた私は、ドラミちゃんの癒しを求めてドラミちゃんにテレビ電話をしました。

私「ママのデブいじりすごかったね?」

ドラミ「おねーちゃんよりドラミの方が太ってるけど、ママから一度もデブって言われたことないよ」

私「ドラミちゃん華奢だもん」

ドラミ「……」

私「ドラミちゃんって華奢なデブじゃん?」

ドラミ「まあね。ママおねーちゃんちょっと痩せたの気に入らないんじゃない?」

私「ママだもんね…」

母の一番楽しかったであろう年齢に差し掛かっている我々姉妹。自分が一番キラキラして楽しかった時代と重ね合わせて、微笑ましく思わず嫉妬に駆られるのが母らしいですが、わざとらしく「綺麗」と言われるよりも嫉妬丸出しにしてデブデブ言ってくる方がいいので、ある意味潔いアンハッピーエイジングだな、と思うのです。かたや大好きな工藤静香さんの自然体な感じ、若い頃に持ち上げられるだけ持ち上げられ、過去に満足しているオバさまたちは最強です。

余談ですが、頬骨のあたりにシミが出来、夏に差し掛かりシミが濃くなり始めたので、私も現在アンハッピーエイジングですが、そのうち医療の力を借りて綺麗にして、ハッピーエイジングに向かいたいなと思うのでした。