今までも(おそらく)これからも独身を決め込んでいるドラミちゃん夢は独身貴族になることです。
父親はとっっても美少女のドラミちゃんは誰のものにもなってはいけないと思っているらしく、ドラミちゃんが独身でいることに特に口出しをしません。一時期、私が「ドラミはパパみたいな人と結婚したいんだよね」などと、父を煽ってみたことがありました。ドラミちゃんは否定をしなかったので、父は次女のドラミちゃんの理想の男性だと思い込んだかもしれませんが、実際は学費すら払わないような金払いの悪い男とのデートなんてまっぴらごめんです。
目下、未だに諦めない母親の対処をしないといけませんが、最近は母の「結婚して子供産んで」に対するあしらいが上手くなってきたドラミちゃんです。
祖母からは以前はしつこいくらいに結婚しろと言われていたドラミちゃん。我々の大叔母さんが銀行の頭取と結婚していたこともあり、結婚相手に対する基準が明確なドラミちゃんです。基準:
①超お金持ち(条件: 庭ではなく庭園をもっていること、資産も財産もあること)
②家事は気が向いた時にすればめちゃくちゃ感謝してくれる
③後継は産まなくてもいい
④毎日健康的な外食をすることを厭わない
⑤家政婦を雇う
⑥結婚式はサンリオピューロランドを貸し切って、ドラミちゃんが空からペガサスに乗って降りてきたら、知恵の木の周りの大好きなキャラクターたちから迎えられる演出をしてくれるくらいのお金を結婚式に注げる人
⑦身長150センチ以上
⑧中卒以上
などなどです。
結婚相手を待っている女性は往々にして、やれ理想が高いだの、やれシンデレラコンプレックスだの言われますが、ドラミちゃんの場合、かぐや姫も真っ青の条件です。テレビ局の人たちにも「痩せたらものすごい美少女だ」と言われるドラミちゃん。実際は痩せなくても周りが放っておかないくらいの美少女なのですが、男性からはモテず相手がいないのは世界の七不思議の一つです。
祖母はドラミちゃんと話して、「こりゃダメだ」と諦めて以来、何も期待はしていなさそうなのですが、母は相変わらずドラミちゃんにやれ結婚しろだのやれ孫を産めだの言ってくるそうです。
ドラミちゃんの子供時代の写真を共有できないのが残念ですが、サイコロステーキとおにぎりが大好きな可愛い妖精さんでした。世界一可愛い美少女の子どもはもちろん世界一可愛いに決まってる、との母の思い込みにより「ドラミちゃんがもう1人いたらいいな♡」など言われるドラミちゃん。昔は「いや、結婚しないから」など律儀に断っていました。しかし今では
母「この靴、ドラミちゃんの子どもに履かせるんだ」
ド「へー!そうなんだ!」他人事
母「見て、ドラミちゃんの子どもにこの服着て欲しいな」
ド「へー!良かったね!」他人事
のような感じで、自分に対する会話の内容に対して、他人事のようにコメントすることで会話を一瞬で終わらせるスキルを身につけつつあります。
母の野望は未だに砕かれることなく、この攻防戦は今後も繰り広げられることでしょう。妙齢のかぐや姫 vs 母のやりとりからはしばらく目が離せそうにありません。