すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

マスクで美少女は隠せない

完全コロナから復活しましたが、アパートへの帰還が1日遅くなりました。電車がキャンセルになり、義実家からパリへ行くことができなかったためです。もう11日の義実家への帰省なんて懲り懲りですが、実家への帰省もしたくないお年頃。何も考えず行き当たりばったりの義両親の行動には頭の血管がキレまくりますが、実家の両親(特に母親)は遅れてきた反抗期ゆえ、この年末もドラミちゃんの苦労は絶えません。ということで、ドラミちゃんの苦労を供養するために、年末年忘れブログと称して、我々の毒親のクソムーブをいくつかまとめていきます。

ドラミちゃんもお年頃の女の子で、未だ美少女の面影を残しつつ美女へと進化しております。可愛い100%のドラミちゃんでしたが、現在は可愛い70%美人30%でしょうか。バッチバチにキメたドラミちゃんは、モデルエージェントからもスカウトをされるほどなので、姉としてドラミちゃんが周りからも綺麗と認められるのは嬉しいことこの上ないのですが、そうは問屋が卸さないのが我が家です。

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年末の帰省、ドラミちゃんは久しぶりにお土産を渡した方から、やれ可愛いだのやれ美人だのと褒められたそうです。クリスマスにお土産を配っていたらしいドラミちゃん。母は張り切ってクリスマスの衣装でカチューシャまでつけていたそうです。2人はお家に行ってはお茶を飲みながら積もる話をしており、もちろんそこには母もいるのですが、ドラミちゃんが可愛いね、と言われると隣で突然不機嫌になり「マスクをつけなさい」とドラミちゃんにジェスチャーをするそうです。ドラミちゃんは毎回褒めるな褒めるな、と心の中で念じていますが、ドラミちゃんを見ると「可愛い」といってしまうのは本能的なもので仕方がありません。しかし、母は、サンタクロースのワンピースを着た自分へはノーコメントで、ピンクの普通のワンピースを着たドラミちゃんが褒められるのが納得できないのでした。行く先々で母のサンタコスはスルーされ、ドラミちゃんだけが褒められるので母の不満は膨らんでいきます。

ドラミちゃんは普通に過ごしているだけなのに、可愛いというワードが自分に向けられないと分かると、お茶の途中でも「マスクしながらお茶を飲みなさい」「普通に話しなさい」など変な要求がエスカレートする母。とりあえず顔を隠せば少しはドラミちゃんが褒められないと思っているようです。帰りの車の中では「ドラミのことしか可愛いって言わなかったね」「みんなどうせママは年甲斐もなくこんな服を着てると思うんだ」などものすごくネガティブになる母。分かっているなら別に他人からの賞賛を求めず自己満足でサンタコスをすれば良いのに、相変わらず欲張りな女です。ドラミちゃんが美人で可愛いことには納得していない母は、ある意味グリム童話に登場する意地悪なお母さん。しかし、マスクで隠しても美少女は美少女です。

毎年ドラミちゃんに新作のサンタワンピースを送っていたら、母も欲しがったので魔がさして母にも1着送った私にも責任があります。まさか母がビジュアルでも美少女のドラミちゃんに対抗心メラメラだったとは計算外でした。

もうこの母親の承認要求を満たせるのは、いつも母を褒めまくる母方のおじいちゃんおばあちゃん、そして母をリスペクトしているおばさんしかいません。さて、その話はまた別のブログで。