すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

絶対ヒロインの座は譲らない

人は誰しも自分の人生の主人公ですが、たまに他人の人生の主人公になりたい人間もいるということを教えてくれたのが母でした。我々の人生にぐいぐい入ってから母、このブログの読者さんたちならもうご存知かと思いますが、母は「自称」・世界のヒロインです。そんな母は、次女のドラミちゃんが可愛いのが年々許せなくなってきており、それはドラミちゃん本人が感じる違和感のみならずわたしにも伝わってきます。

ドラミちゃんは生まれた時から妖精さん(重すぎて飛べない)のように可憐で、私からみたらオードリーヘップバーンのように清楚で(『ティファニーでバイキングを』なんて映画あればいいのに)街を歩くとみんなが振り返るような美少女なのですが、最近髪を切って若返り、さらに美少女具合に磨きがかかりました。そんなドラミちゃん、最近「可愛い」と言われる頻度が増えたようです。姉の私から見ると、ドラミちゃんの栄養素はいろんな人から褒められる「かわいい」だと思うので、髪を切って褒められる回数が増えたドラミちゃんは心なしかツヤツヤして見えます。

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そんなドラミちゃん、髪を切って初めての帰省では、親戚や知り合いやお友達から、沢山の「かわいい」を浴びせられてまんざらでもない様子でした。父やおばあちゃまもドラミちゃんの髪型を見て、興奮してやれ「若返った」だの、やれ「数年前は中学生だと思われてたんだよな」だの、ドラミちゃんが若く見えるエピソードをドラミちゃんに語り、ドラミちゃんはすっかり満足した様子でした。

…ただ一つの事実を除いて…

母は数ヶ月前にヘアドネーションで髪をバッサリ切ったのですが、髪質と面倒臭がりの性格のせいで現在は完全に「ざんぎり頭」で出社しているようです。髪を結えばいいのに、髪を切ったアピールで、ブラッシングしたか怪しいざんぎり頭に、でっかいパールを首から下げて出社しているそうです。ボブは髪の毛が綺麗だとそのままでもおしゃれに見えるというのが持論なのですが、私の母の場合完全にそこだけ幕末になるのでした。そんな母ですから、きっと自分のボブに満足はしていないのでしょう。ドラミちゃんがどんなに褒められても、ドラミちゃんの髪型にノータッチの母。しかしついに「髪切ったんだね、また染めた?」と一言コメントをくれたようです。しかも「ママが髪切ったからドラミちゃんも髪切ったの?」など自分があたかも流行の最先端にいるような発言も見られたようです。

結局髪を切っても、ざんぎり頭と可愛い顔についたボブでは、可愛い子の圧勝なのは、宇宙の真理です。しかしあくまで母は世界の絶対ヒロイン(自称)なので、ヒロインポジションを脅かす脅威の美少女のドラミちゃんのことは、決して褒めることはないのです。。

周りに目を瞑りながら、今日も明日も自称・絶対ヒロインの暴走は止まらないのです。