すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

ヨーロッパに3年住んで変わったこと

6年前に1年間スウェーデンに留学し、フランスに移住して約2年、日本でも海外でもモテず、付き合ったのも結婚したのもドエムッシュしかいない私ですが、今回の日本の帰省で自分の考え方や習慣が変わったなと気づいたことが幾つかありました。

 

①男の人も家事をして当たり前

友人や同僚と会ったときに、仕事と家事の話をしていると「家事は女性がするもの」と特に男性が思っているのにびっくりしました。日本にいたら、私もおそらく普通にドエムッシュの世話をしていたのでしょう。でも、料理は私の方が手際がいい(五十歩百歩だけど)なので、私に料理は任せて、皿洗いはドエムッシュのように当たり前に家事分担をしています。ここら辺だと周りの人たちもそのようだし、ある意味手のかからない男性が多いのがヨーロッパなのかも知れないな、と思いました。家事をやってもらって当たり前の男性なんて昭和で滅びてほしかった。時代は令和です。ちなみに、我が家では父は皿も下げなければ布団も畳まないので論外です。学費も払わないし。

シャンパン(手土産)は必ずもつこと※フルーツは手土産ではない

コロナ禍でお呼ばれする機会はほとんどありませんが、武漢肺炎(COVID-19)が流行る前にドエムッシュのいとこのお家や知り合いを尋ねる時は、とりあえずシャンパンを持っていっていました。帰国時に友人宅に行く時にスイカを買いましたが久しぶりの感覚。日本ならフルーツなど持っていきますが、こちらの国ではフルーツは手土産にはならない模様です。ケーキを持ってくる人も少ないような。とりあえず、こちらではちょっといいお酒(つまりシャンパン)を持っていくと喜ばれることが分かりました。手土産がない人でも最初のうちは歓迎されますけど、回数を重ねると陰口を言われてる人が…(これは日本でも同じことかも)。ちなみにドエムッシュの両親が来た時の手土産はちょっといいパンでした。

空気は読むものではなく伝えるもの

元々ハッキリと物をいうタイプでしたが、海外に住んでから、くっきり物を言うようになりました。欲しいものは欲しい、要らないものは要らない、と言わないといけない風土にいると、日本人の「空気を読む」というサイキックのような能力が欠落してきます。案外空気を読んで余計なことをしてしまったり、余計に相手に気を遣わせてしまったりするので、空気を読んで相手が何かしてくれる前に、お願いがあれば伝えるようになっていました。それで友達が減ったら悲しい。

 

今回の一時帰国では数少ない友達に会い、「外国に住んでる人って感じ!」と数名に言われましたが、少しずつ日本に住んでいる日本人と感覚がズレてきているのは気づいていました。何をもって外国に住んでいる人と認定されるのか知りませんけれど、文字に起こしてみると、私の認知や習慣が変わってきているのが分かりますね。しかしまあ、ドエムッシュの両親が来た時に私が料理をした話をしても「そりゃそうでしょ」と言ってきた男性の元同僚には、しっかりと令和の時代に合った再教育の場が設けられることを祈るばかりです。