すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

旅行にかかるお金は…

私がまだ実家にいた頃は5人で1年に1回以上、大体夏と年末に旅行をしていました。温泉と歴史巡りが好きなので、道後温泉や別府などに足を伸ばしていました。両親は休みを取るのなのがせっかくの旅行にはお金をかけよう、というスタンスで、宿泊するホテルは初日はビジネスホテル、その次の日からは温泉付きの良いホテルと言う感じの日程です。それだけなら良いのですが、家族全員揃うと生々しい話が付き物で……。。

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母はいつも「私が生活費全面負担してる」と言っており、非常に恩着せがましいです。それを食卓や至る所で話してくるので、感謝はしているのですが、ウザさがそれを上回ります。そこまではいいのですが(良くない)、毎回旅行先で家族がいい雰囲気の時が少し過ぎると「ママはね、この旅費半分負担してますから。40万出してますから。大体みんなでこのくらいの旅行すると80万くらいしますから。」と宣言してきます。本当にありがたいんですよ。自分でお金出さなくても、お土産代さえ準備すれば旅行できるんですから。でも、物心ついた時から毎回これをやられると、「じゃあ旅行なんてしなきゃいいじゃん、お金払いたくないなら」と中学生くらいの頃から思ってしまうものです。まぁそれでも毎年母の年賀状のネタになるため「家族旅行」は欠かせないのですが。SNSを使いこなしていない母と母の友人たちの間では未だに年賀状がマウンティングの場となっています。しかし最近では武漢肺炎で旅行ができない上に孫マウントを取られてばかりの母は孫の誕生が待ち遠しいようですけどね。

そんな環境で、母にべったりされてきたドラミちゃんですから、ドラミちゃんは人一倍母の取り扱いに慣れています。そこで、母にはやれ「うん、ママのおかげでみんなこうやって幸せに旅行できるし、本当に感謝してるよ」だの「ママはいっつも家族のために一生懸命働いてくれて本当にすごいんだよ」だの、そこまで褒めるか?!と言うほど褒め称えた上に過剰な感謝を示しています。ドラミちゃんのこの行動のおかげで我々残りの家族が救われているといっても過言ではありません。

ドラえもんの映画ではジャイアンはいい奴ですが、我が家ではどんなに非日常の場面でも母は母として我が道を行くようです。