すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

フランスが変わったのは外出時だけかも

働き始めて大きく変わったことといえば、より身近にフランス人の生活を感じるようになったことです。今までは、ドエムッシュとの生活が唯一のフランス人との接点でしたが、単身赴任を始めてアパートを間借りして、職場に行って、とより多くのフランス人の生活が垣間見えるようになりました。昨日、コロナ新規陽性者が16,096人と過去最多だったのですが、マスクつけてるのに何故?!と思っていたことが、少しずつクリアになってきました。

まず、同居家族は夜2回トイレをする人がいるのですが、、トイレを流すようにお願いしてもトイレを流さないし、帰宅後も手を洗わないままサラダを作ったり、いろんな場所を触ったり。これも絶対氷山の一角だからね。

 

1 フランス人は手を洗わない

フランス人家族と暮らしてみて思ったことです。このご時世にも関わらず、手を洗わない。強いて言うなら、よく分からないタイミングで水道水で手を濡らしています。家でも職場で見掛ける外国人でも、最長5秒くらい手を水に晒しているだけ。ちゃんと20〜30秒手を洗っている人はどのくらいいるのでしょう?

2 フランス人は地面を汚いと思っていない?

床を舐めろとは言いません。靴にキスしろとも言いません。でも、フランス人は無意識のうちに身についた不衛生な生活習慣を未だに持ち出して来ています。

例えば、家の中で靴を脱ぐ習慣を輸入した義実家や、今お世話になっている家族。靴を履いたまま歩いた場所を靴下や裸足で歩く習慣はそのまま。結局土足で歩くところとそれ以外を厳密に区別できていないので、家の床も足も完全に不衛生です。靴を脱ぐ文化だけを取り入れたことにより、足の裏が靴底のような汚さになっていると予想されます。

そんなことも相まってか、土足で建物の床やコンクリートの上に平気で座っている人たちも後を立ちません。まあ、家の不衛生な床に座っている彼らにとっては、地面も建物の床もお家の続きなのでしょう。スーパーの棚卸しでも、床を触った手で平気で色々な商品を触っている店員さんたち。もう誰も信用しないんだから!

3 フランス人はお金を汚いと思っていない?

私は小さい頃お金は汚いモノだと言われて育ってきました。いろいろな人が触ってるから不衛生な物だと言われて来ましたが、そういう概念がなさそうな人が多いです。とあるカフェでマフィンを頼もうとしたのですが、ビニール手袋をしている店員さんが、小銭を受け取ったその手でマフィンを触っているのを見て速攻でお店を変えました。お金を触った手で食べ物を触るなんて言語道断ですが、それが起こり得るのがフランスです。

 

とりあえず、外ではアルコール消毒を徹底しているフランス人ですが、何故アルコール消毒をしているのかを考えずに惰性でしている人が多い印象です。ウイルスを洗い流すのではなく、死んだウイルスを手につけながら生活しています。マスクもつけているし、以前よりもずっと安心して暮らせるようになって来ましたが、結局衛生観念は一朝一夕には変えられないものなので、フランスなどの国は少しずついろいろなウイルスに駆逐されながら今後衛生的にになっていくのだろうな、、と思います。まあ、ハイヒールや香水や日傘が発展した国ですからね。。

 

部屋を借りておいて文句を言うのはお門違いだけれど、文句をブー垂れてます。

間借りは無理だった話 - すみれの部屋