すみれの部屋

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家族紹介 〜おばあちゃま〜 その4

今回はおばあちゃまについて。母方の祖母との人間模様についてです。

遡ること20年以上前。妹が産まれた頃、母方の祖母の家には母と叔母がそれぞれ新生児を連れて滞在していました。しかし、少し後から生まれた叔母の子どもの面倒を見ないといけないと(何故?!)母に「あなたは帰りなさい」と言って母を追い返してきた時点で、おばあちゃまは心のシャッターを完全におろし、さらに南京錠までかけてしまいました。どうやら母はそのように扱われたのが初めてだったのでしょう。号泣しながら帰ってきたとおばあちゃまがキレ気味に話していました。

母方の祖母も中々のモンスターで、質はいいけれど汚れたもの、や、質は良いけど道端で拾ったものなどをくれます。おばあちゃまはそういった人の足元を見るような態度にも腹わたが煮え繰り返るらしく、何かのイベントで母方の祖父母がやって来ると、一言も発言をしません。一瞬ニコリと笑って挨拶をした次の瞬間無表情になります。

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そんなおばあちゃま、母方の祖母が作って持ってきてくれた料理には意地でも手を出しません。それに、母方の親戚の差し入れなどが届こうものならば、翌日から同じものをしばらく作り続けます。なので、差し入れを食べたら、そこから同じメニューが待っている訳です。おばあちゃまは料理がとても上手でらどれも美味しいので、個人的には毎日同じでも問題ありません。ただ、母は自分の実家と折り合いが悪いのにも関わらず、そういう時だけはなぜか「姑のわがままに付き合っている嫁」というアイデンティティを確立して面倒くさいので、おばあちゃまにはもう少し大人な対応をしてもらえると助かりますが、無理でしょうね。

母方の側にライバル意識をメラメラと燃やすおばあちゃま。両祖母がお互いよく思ってないのを肌で感じているので、なんとも言えない気分です。ただ、母方の祖母はLINEをはじめ、そのほかのSNSも積極的に使いこなしています。スマホを使った孫との交流を目の当たりにしたおばあちゃま。母方の祖母への対抗心から80歳を過ぎてからLINEを使えるようになりました。未だに促音(小さい「っ」など)の変換は出来ないようですが、時々LINEが送られてきます。どの年代の人でも、ライバル意識は時にいい方向に働くものなのだなぁ、なんて思います。