コロナ禍の直前に渡仏したので、すぐそこのモナコの宮殿に中々入らない日が続いておりましたが、遂に訪問の願いが叶い、中に入って来ました!ということでレポートです。
この日は、お金持ちの友人が結婚するので、サプライズビデオを撮ることにしました。社長令嬢でバリキャリの友人に、さらに金運が上がるようにとの願いを込めて、モナコを背景に動画を撮りました。
↑この靴、縮んだのか何なのか足が痛くて痛くて、途中でギブでした。おしゃれは我慢涙
動画撮影のあとは、モナコの宮殿に入ります。大人は1人10ユーロ(1600円弱)です。厳し目の荷物のあと、検査音声ガイドを借りられる場所がありますが、キツい靴に押し込まれている足が怪しかったので、とりあえず宮殿案内のアプリ(無料)をダウンロードして、それを見ながら見学を進めました。
階段を上り進めていくと、宮殿の中に入れます。中庭に面している壁という壁の細部までこだわり抜かれた芸術に圧倒されます。窓が3つ並んでいる真ん中の建物の中央はおそらく礼拝堂です。
見学ができるのは、コの字の宮殿のコの上の部分だけ、と言えばわかりやすいでしょうか。ワンフロア、1棟のみが見学フロアです。公室のコレクションや肖像画がたくさん飾られていますが、大理石の床やシャンデリア、さらには天井画まで見る場所が多く、入場できる場所が少ない割には見どころ満載です。
↑座るところを見つけてすかさず座る私。運のいいことに、グレースケリー の肖像画の前で絵を眺めることができました。足が結構限界を迎えていたのですが、ここが見学の折り返し地点なので、美しいものに囲まれながら英気を養います。
絵画のコレクションは近くまで寄れないものもあり少し残念でしたが、建物自体が豪奢なので残念な気持ちも有耶無耶になります。これが宮殿の力!
廊下にはアルベール2世の幼少期のお写真があり、なんとも凄いメンバーです。これがロイヤルファミリー!実はドエムッシュの家系は貴族で、さらに遡るとフランスのロイヤルファミリーなので、どこかで血が繋がっているかもしれません。
絵画はもちろんのこと、写真にも感動です。輪っかのドレスなんて、何百年も昔のことのように思われていたのですが、グレースケリー (ピンクの輪っかのドレス)も着ていて、言葉にならない感動を覚えました。これを着こなせるのは、グレースケリーか、美少女の妹、ドラミちゃんくらいのものです。
様々な展示を見て、足はパンパンで擦れて痛く、しかし心は満たされるという変な状況に陥りながら、宮殿の外に出ました。すると、ちょうど衛兵の交代式があり、大興奮しながら動画を撮りに衛兵さんがよく見える位置まで移動をしたら足が限界を迎えました。でも後悔はありません。
宝塚を観劇している身としては、いまいちキレが足りない衛兵の交代式でした。制服効果で5割増しに素敵に見えますが、それでもキレは足りませんでした。タカラジェンヌの皆さまはロイヤルよりロイヤルです。
宮殿見学のあとはモナコのショコラトリーへ。こちらのショコラトリーは公室御用達のようで、アルベール2世のお写真とサインが飾ってありました。
公室御用達ショコラトリー・ド・モナコ Chocolaterie de Monaco – マイ コートダジュール ツアーズ
こちらでは、水分と休憩を欲していたため、中で冷たいお茶とチョコレートのアソートをいただきました。この日は暑すぎて、チョコレートの持ち帰りは断念しましたが、中にフィリングが入っているものは甘すぎず、ダークチョコレートとのバランスが絶妙で特に美味しかったです。
紅茶が甘くてびっくりしました。最近はフランスでも甘くないアイスティーばっかりだったので、甘いアイスティーを飲んだ瞬間海外にいるのを実感しました。
サロンドテ(カフェのブース)が閉まったあともお客さんがひっきりなしにきていました。
今回は、宮殿を見るだけで1日が終わってしまいましたが、これで大体モナコの見学するところは網羅できたかな?という感じです。本当は植物園にも行きたかったのですが、コロナ禍以前からずっと閉まっているので、今回も行けませんでした。
いつかまたモナコに行く時は、まだ見たことのない場所、行ったことのないレストランなどを開拓できたらいいなぁと思います!