すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

語学学校20日目〜中間試験〜

語学学校20日目の昨日はテストでした。午前中は筆記と聴解の試験、午後は口頭試験でした。

テストは日本だったらあの量と質だと60分、長くても90分コースですが、今回は180分コースでした。中学受験(くじで落ちた)、高校受験、大学受験2回に大学院の受験と、テストだけは場数を踏んでいるため、今回も60分で一番最初に終わりました。早ければ良いというわけでもないので、その後答えを確認。でも外国語だし慣れてもいないので、間違いに気づき、見つけるのが大変でした。そのため、1回ザッと確認して、30分後にまぁもういいや!と提出。全員提出したのは2時間半が過ぎた頃で、聴解は12時から1時間でした。これは後半撃沈です。口頭試験は準備時間があったので、何とか話せましたが、やはり母語が日本語の私から見ると、ヨーロッパ語族の皆さんの方が上手になるのが早い気がします。

語学学校は9時から13時まで、そこからお昼休み1時間を挟んで14時から16時まで授業があります。週1か2で16時から17時までの少人数指導もあります。帰ってからは覚えたことをドエムッシュに話して教えて、それが私の復習です。最近はドエムッシュとフランス語での会話も増えました。1日1時間はフランス語で話してます(前はほぼゼロ)。

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お弁当は一部おかずは夜のうちに作って詰めて、他は夜の残り物です。冷蔵庫に入れて朝出すだけなので、冷たいまま持っていって、学校の冷蔵庫にまた入れて、レンジで温めて食べています。このお弁当はセンセーショナルだったようで、みんな珍しそうに見てしかも大絶賛されてとても気持ちよかったです。

先生は4人それぞれの曜日の担当が決まっています。女性の先生3人は、その日やることを示してくれ、それに沿って体系的にやってくれるので私にとってとても相性の良い先生です。

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17〜19日目は、体調を崩した先生の代わりに、火曜木曜担当のおじさん先生がやってきて教えてくれたのですが、そのおじさんは全くの手ぶらで授業にくるため、「今日これやるよ!」と言った矢先に、言ったことを忘れて違うことを始めます。教育実習ならかなり詰められるやつです。また、文法についても、おじさん先生はめちゃくちゃで、動詞の活用の問題を出して、学生が間違って答えても間違いに気づくことがありません。そして名刺の綴りもメチャクチャ。さらに、条件法、si(英語だとif)の使い方も明らかにおかしかったのです。フランス語素人の私(しかし言語学の基礎は修士課程で一通りやったためそれなりに変なことには変だと気づく)が「それ絶対間違ってるから!」という事案を教えてきたので、しつこいくらい何度も文法の正しさを確認しましたが「正しいから!」の一点張り。

私は周りから細かすぎる日本人認定をされているので、周囲の視線を恐れず、ドエムッシュ、ドMの同僚、ドM母、ドM父、ドM妹、先生2人、前の同僚とその家族2人に確認を取りましたが、おじさんの言った条件法が存在するよ、と言った人は1人もいませんでした。おじさんだけの理論を教えられてしかも素直に覚えている生徒たち。わたしはおじさん先生の言っていた文法は存在しないし何の意味も持たないことを複数のネイティブおよびニアネイティブから確認が取れて、英語とスウェーデン語の学習経験および言語学の理論に裏打ちされた私の理論が正しかったことにすっかり安心しました。

私は家では絶対勉強できないタイプなので、授業中に集中して吸収するようにしています。幸い、まだ辛うじて話は1回聞くとほとんどのことは覚えられるので、家で復習はしませんが、休み時間や朝早く行った時に復習をします。しかし、おじさん先生の授業は「話す授業」で、しかもおじさんの話を聞くだけで、1人の学生が発言している時は私たちは聞き役なので、正直この授業は週2回も要らないな、というのが所感。間違ったことも1回聞くと覚えてしまうので、おじさんの授業は一々単語の綴りなども確認しながら自分で進めます。テスト前の3日間がおじさんの授業で、しかも間違いを3日連続自信満々で教えられて、テストが大丈夫か不安でした。思っていたよりも筆記試験が難しくなかったのが不幸中の幸いでしたが、火曜日から木曜日のおじさんの授業では、「テストに向けて準備したい」という要望が全く反映されず、ついに私はおじさんに給料泥棒というあだ名を心の中でつけました。

筆記試験は、スペルミスがなければ90%くらいは出来ているんじゃないかなぁと思います。自由仏作文は、語彙が間違っているので、まだまだ満点とは程遠いです。聴解は良くて70%、口頭は基準がどうも分からないので何とも言えません。ただ中間試験、特に筆記試験は、この1ヶ月勉強した内容よりレベルは低かったので、思っていたよりも手応えはありました。

ウクライナ人はテスト中にウクライナ語で答え合わせをして、しかもアルファベットはフランス語で話すからカンニングがバレバレでしたが、先生もたまに注意をするくらいでみなさん色々と内容を確認していて、それもカルチャーショックでした。

2週間後結果をもらえるらしいので、良くても悪くてもまたこちらに報告します!