すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

カンヌ映画祭が始まったのでカンヌ散策

現在カンヌでフランス語を勉強中なのですが、今日は通学で使う電車にちらほらカンヌ関係者と思しき人たちが乗っていました。

最初、カンヌというと、大都市で映画祭をやっているというイメージでしたが、カンヌが生活圏内に入ってくると見方が変わってきます。

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カンヌの駅からレッドカーペットまでは歩いて10〜15分くらいです。やはりレッドカーペット周辺は素敵なレストランがあり、海沿いにはカールトンを始め高級ホテルやヴィトン、シャネル、カルティエエルメス、フレッド、モンクレールなどなど高級ブティックがずらりです。

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これはかなり前の写真ですが、これぞカンヌといった感じ。

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そして、海岸から街中に入って、もう少し駅の方向に行くと、素敵な建物にZARAが入っていたり、映画館があったり、ハイストリートな感じのお洋服屋さんや、そこまで高くはないけれど有名なメーカーのお店、比較的手頃なカフェがあります。

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駅前は、すでにムスリムのテリトリーです。ハラールのお肉屋さん、ケバブ屋さんが増えてきます。駅の裏は、カンヌってこんな場所なんだ…と言った感じの場所で、かなり現実的です。ちなみに駅の裏のあたりにフランス語学校があります。1年前に一人暮らしをしていた場所は、フランスでも屈指の治安の悪い地域と言われていましたが、1日あたりに遭遇する物乞いの数はカンヌの方が多いし、通りすがりに「お金をください」と声をかけられる回数は1ヶ月で既に5回目です。1年で3回くらいしか一人暮らしの時はお金ちょうだいと言われなかったのと比べると、カンヌの方がお金をせびられる回数が多くて、しかもホームレスの人も普通にブティックの前にいてびっくりします。

ラグジュアリーな通りが1つしかなく、あとは、ケバブ屋さん、ハラールのお肉屋さん、パン屋を営む人が白人系のフランス人ではないのは、日本人の印象とは随分違うのではないでしょうか。しかし本当に、ラマダーンムスリムの断食)が終わった後はここら辺のムスリム系のパン屋さんはパンではなくムスリムのお菓子を売っていてびっくりしました。

カンヌは海沿いを見るくらい、行っても駅前くらいがちょうどいいと思います。カンヌの駅裏を初めて通った時、物乞いや浮浪者の多さにびっくりしました。あと、通りを2本ほど挟んだだけでこれほどまでに貧富の差があるのか!というのにも驚きました。先月普通の生活を垣間見たとき、私はカンヌのイメージがガラリと変わって結構がっかりしたので、旅行する時はカンヌの駅裏はおすすめしません。お金はせびられるけれど、治安はそこまで悪くないですけどね!