すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

美少女の隣では誰もが引き立て役

ドラミちゃんの苦労供養、年忘れSP第二弾は、前回のブログの続きです。知り合い、友人、親戚から可愛いと言われたいがために、サンタコスをしてどさ回りをする母と、手土産を渡しに行くドラミちゃんの話です。

マスクで美少女は隠せない - すみれの部屋

サンタコスにキラキラのカチューシャをつけた還暦間近の母。果たして母は叔母や祖父母から可愛いと言ってもらえるのでしょうか。

まずは叔母の家から。叔母の家は子どもを甘やかした上に、子どもの言うことに振り回された挙句、勝手な性格へと仕上がり、叔母の元へいとこたちが帰ってくるとはほとんどありません。それでも金払いのいい叔母夫婦は親の鑑。。そんな叔母は「仲のいい家族」をもった母に見下されていますが、そんなことはつゆ知らず、今日も我々に良くしてくれるのです。ごんぎつねのように毎回叔母にお土産を持って行くドラミちゃん。今回はサンタクロースのコスチュームを着た母も付いてきています。

叔母はドラミちゃんに「まー頻繁に帰ってきて感心感心!相変わらずかっわいいねぇ!」とドラミちゃんの可愛さを絶賛。美少女はどこに行っても褒められます。一方、大人微少女の母は、叔母にもサンタコスをスルーされた挙句可愛いの一言も貰えず撃沈です。

しかしまだチャンスは残っています。そう、祖父母の家です。

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ドラミちゃんは、母方のおばあちゃんは孫の中で一番美人だと認められているので、おばあちゃんの期待に応えるためにほんの少しいつもより可愛くして会いにいきます。しかし今回はバッチバチにキメたサンタコスの母もいます。

母は祖父母宅に足を踏み入れた瞬間に子どものような高い声で「メリィクリスマス!」「プレゼントを届けにきましたっ☆」「メリクリだょっ!」など、おばあちゃんから可愛いと言われるまでぶりっ子を続けました。おじいちゃんは歩くのが億劫なので、母の顔を見るよりもソファの上を優先したため、遂におばあちゃんが「まぁ、珍しいから写真撮るよ」と言い、おじいちゃんに見せるための写真をタブレットで撮ることにしました。

可愛いまでもう一歩!と踏んだ母は、写真を撮るときにさらにぶりっ子を暴走させようとしたまさにその瞬間、おばあちゃんからカウンターが飛びます。

「前から思ってたんだけど…お母さんの立場から言わせてもらうけど…母親しか言えないと思うから言うけど…アンタ、妙(みょう)だよ」

妙だよ

可愛いの代わりに飛んできた言葉が「妙だよ」にびっくりした母でしたが、タブレットを向けられた手前、表情を作るしかなく、マスクをつけて、目をカッと見開いて必死に写真写りを良くしようと直立している母。その後ろでこのあと起こることを想像してげんなりした表情のドラミちゃん。

その後、ものすごいツーショットがおばあちゃんから私へ送られて来たのですが、その1枚で全てを察した私。その後ドラミちゃんに詳しく話を聞いたらことの経緯は上記の通りなのですが、母はその後可愛いと言われなかったことへの恨みつらみをずっと述べていたそうです。

確かにドラミちゃんの隣に立つと誰もが引き立て役になってしまうのですが、ガンとして自分が引き立て役だと認めない母。だから、誰かお願いだから一言、このブログを読んだ人、ドラミちゃんではなく母へ「可愛い」と言って。おねがい。