ついにフランスのコロナ患者が3万人を超えました。私の職場でも毎週コロナに罹患してる人がちらほら出て、1週間後には復帰するというパターンが見られるようになりました。日本ではインフルエンザは熱が下がってから3日は学校にに来てはいけないというような規定がありますが、インフルエンザはただの風邪という括りのフランスにおいては、コロナもただの風邪、のようになりつつあるのでしょうか。
私は不幸にしてコロナに罹患して復帰した人たちと接触する機会が多い職なので、コロナ保菌者だったらどうしよう、という一抹の心配があります。
先日、同居家族の誰かが、私の歯ブラシ立てに自分の歯ブラシを入れていました。人のプライベートゾーンに踏み込むなよ！とキレながらも、自分の歯ブラシを撤退。歯ブラシなんて口腔内に直に触れるものなので、お互いコロナだったら大変ですしね。そこで、お父さんに歯ブラシなど置く場所はそれぞれ自分のものを使いましょう、と提案しました。
私「職場では毎週コロナ患者が出ていて、私の場合その人達との接触は避けられません。私も保菌者の可能性があるので、私のものが置いてある場所に、自分のものを置かないでください。健康が心配です」
との旨をお伝えしました。するとお父さんが
「歯ブラシが置いてあったと言う間違いは1度だけでしょ？そんなに頻繁に起こってないと思うけど。それにその歯ブラシは私のじゃないよ。どうして自分がコロナだと言うんだい？具合でも悪いの？マスクをしていればコロナに罹患するリスクは全くないんだから（no riskという言い方)もし具合が悪くてコロナだと思うなら、職場の近くにテストセンターがあるんだから、コロナチェックを忘れないように！」
そして畳み掛けるように
「そういえばバルコニーにあるゴミ袋に入れてもいいゴミはリサイクル可能な物を入れてね。瓶とか缶を入れるためのゴミ箱じゃないから」
とLINEが入りました。
いやいやいやいやいやいやいやいや
私が言いたいのは、私の場所に物を置かないでほしいということであって、コロナですと言うことじゃないですよ…！！！
論点はズラされるわ、話は通じないわ、変なお説教されるわ。ちなみにバルコニーのゴミ箱は一度も使ったことがありません。なぜなら、自分のゴミ処理は自分ですることで、他人の面倒まで見なくて済むからです。前回もでしたが、ちょっと生活面で不便を感じたことを伝えると、全く関係ところでお説教をされます。
その後、歯ブラシは娘さんのもので、お父さんが誤って（土足で歩いている）床の上に落として、私の歯ブラシだと思ったお父さんが私の歯ブラシ立てに入れたことが発覚しました。
土足で歩いた床に落ちた歯ブラシをそのまま歯ブラシ立てに戻すだなんて言語道断です。しかも私の歯ブラシたてに歯ブラシが入っているのになぜ私のだと思ったのか、歯ブラシを落とした本人が元にあった場所を覚えていないのか、謎は深まるばかりです。もちろんお父さんから「勘違いしてごめんね！」の謝罪の一つもなく、私の心は折れました。そもそも、ドエムッシュがフランス人のスタンダードなのだとしたら、やはり同居するという考えは最初から無理だったということです。全責任は私にあります。
さて、単身赴任をしている今、テレワークになったら南仏に帰って仕事をするので、テレワーク時に空家賃を払うなんて嫌だ！と思っていた私は完全にいなくなりました。
少し良さそうなアパートを見つけたので、大家さんに連絡をしているところです。
やはり床が汚いだとか、マスクはコロナの感染を完璧に防いでくれるだとかほざいている人達が多いせいでフランスのコロナ患者が激増しているように思えてなりません。
