すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

終戦記念日と聖母被昇天祭

今日は終戦記念日ですね。あんな焼け野原だらけの日本の写真がまだ75年前のものだなんて、信じられないほど平和な時代に生まれました。戦時中は貧しい人が多く貧富の格差は今ほどではありませんでしたが、今は超富裕層の26人が全世界の半分の富を所有しているすごい時代になってきました。一方で、東南アジアなどの国も発展しつつあり、私が(長生きして)死ぬ頃には国同士の貧富の差が今よりも小さくなってくるのかな、など思いを馳せてみました。

さて、今日は今ある平和に感謝して、少し近郊に足を伸ばしてショッピングをしようと思っていたのですが、地中海沿いを歩いていたら突然「プーッ」と音が遠くから聞こえてきました。

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何事かと思っていると、戦車が…!

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マッカーサーと見紛うおじさんもいました。約1分半に及ぶ小さいパレードに遭遇しました。

8月15日は聖母被昇天祭といって、マリア様の魂が天に昇ったいったことをカトリックの人たちがお祝いする日だそうです。やはり死後の世界から「ここからが本番!」と気合を入れて生きているカトリックの人たちにとってはマリア様の命日は祝日なんだなぁ、と、しみじみ。

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そして、パレードに話は戻りますが、1944年8月15日はアメリカ軍がフランスに上陸したことにより、パリがドイツ軍から解放された日だそうです。石碑には、この土地に何の攻撃もなく災難が無かったことに対するヴィクトワールという天使?へのお礼が書かれていました。すみません宗教に疎いのでこの辺で。。

ライフ・イズ・ビューティフル』でもアメリカ軍の戦車が連なっているこんな光景を観たなぁ、なんて思いましたが、連合国側にいたとは言え、ドイツ軍に苦戦していたフランスはアメリカ軍に救われてどれほどホッとしたことか。そしてこの1年後日本でも玉音放送があったんですよね。誰も戦死せず空襲も受けなかった祖母は「やっと終わった」とホッとした話をしていましたが、やはり人間、ストレスに晒されるのは良くないのでいつまでも長いものに巻かれて平和に生きたいなとつくづく思いました。

時代は一難去ってまた一難といった感じの情勢ですが、コロナの特効薬が開発されて、「コロナはちょっとひどめの風邪だ!」くらいに言える時代が来るのを期待しています。アレクサンドロス大王の死因がインフルエンザだった可能性がある、と、世界史の先生が言っていたので、あと2000年後くらいにはコロナも重めの風邪になっている可能性がありますね!