すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

イタリア旅行2日目 フィレンツェ

2日目の朝は「オキテクダサイ!フィレンツェイカナイトッ!」というドエムッシュの甲高い声に起こされ、10分で化粧と着替えを済ませて出かけました。

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前情報だと、フィレンツェで駐車場を探すのは至難の業ということでした。そこで、我々はフィレンツェの郊外に車を止めて、そこからトラムでフィレンツェの旧市街まで行くことにしました。トラムはマスク必須のようで、皆さんマスクをしており、我々も郷に従いマスクを着用しました。

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7時半前にホテルを出て、車とトラムを乗り継いでフィレンツェの旧市街に着いたのが9時過ぎでした。トラム駅から旧市街までの道で可愛いカフェを見つけたので朝ごはんです。この日は肌寒く、上着を着用していました。

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まずは、フィレンツェと言えばドゥオモ、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂からスタートです。フィレンツェはほとんど入場料が必要ですが、大聖堂内に入るだけなら無料です。我々は9時半から並んでいたのですが、開場は10時15分とのこと。

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ドエムッシュに列に立ってもらっている間にお土産を買いに行きます。この日は雨だとわかっていたので、とりあえず嵩張らないものだけ、マグネットと石鹸を購入しました。絵を地面に並べているお兄ちゃんたちが何人かいました。別の場所では、ぼーっと歩いて絵を踏んづけたおじさんが絵を売りつけられておりました。一方、誰もこの絵を買わないのを可哀想に思った純粋な少女は、行列を外れて、お兄さんを見上げながら絵を鑑賞しており、なんとも気まずそうなお兄さん、女の子に絵は売れなかったようです。

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さて、やっと我々が入場する番になりましたが、どんどん行列は長くなる一方です。

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近くで見ると、装飾が細かく圧倒されます。細部に神が宿るなどと言いますが、神が宿りまくりです。

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外部だけでなく、内部も一瞬でローマ・カトリックの権力が分かるほど荘厳な造りです。残念ながら、予約が取れずこの建物の上登れませんでしたが、地下のチケットは買えたので見に行きました。地下は、昔の教会の様子や歴史がわかる造りになっていました。

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見学を終え、外に出るとそこにはジョットの鐘楼があります。414段の階段を登って、上からフィレンツェを見下ろせるのですが、「心疾患のある方にはお勧めしません」と書かれていました。ほとんど並ばずに入れたのですが、踊り場がほとんどなく、結構過酷な運動となりました。

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上からはドゥオモと共に街を一望でき、満足でしたが、雨が降り始めたので、これから入ってくる他のお客さんの足で階段が濡れる前に下まで降りました。

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運動の後はTボーンステーキ、野菜のグリル、ほうれん草のソテー、フライドポテト、赤ワインで打ち上げです。Tボーンステーキはフィレンツェ名物ということで、1.2キロのものを頼みましたが、2人でペロリと平らげてしまいました。

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お昼の後は、サン・ジョヴァンニ洗礼堂を見学しました。こちらも有料です。ドゥオモの旧礼拝堂のチケットと一緒に購入していたので、こちらもサクッと入ることができました。豪華絢爛ですが、ドエムッシュは首がものすごく長くて、上を向いていると中々首が安定しない、ということで、雰囲気を味わいそそくさと外に出てきました。

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その後は少し買い物を。フィレンツェで気になる鞄屋さんがあったので、ジャンニ・キアリーニというお店へ向かいました。

ブランドについて|GIANNI CHIARINI(ジャンニ キアリーニ) │ 公式通販ストア バッグ、革バッグ、メイド・イン・フィレンツェ

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ものすごく値が張るものではないのですが、上質な印象の鞄が多かったのです。ここでドエムッシュに紫色の四角い鞄を記念に買ってもらいました。緑と紫の組み合わせが好きなのですが、服は紫より緑の方が似合うので、ずっと紫の鞄が欲しいなと思っていました。秋冬に活躍してくれることでしょう!

ドラミちゃんにも何か記念になるものを…と思っていたのですが、ここでは見つかりませんでした。しかし、美術館に向かう途中、イルビゾンテの本店が(この時は本店ということを知らなかったのですが後から分かりました)!そういえば、こちらのブランドフィレンツェ発祥でした。

IL BISONTE (イル ビゾンテ) 日本公式オンラインストア

無事ドラミちゃんにイルビゾンテでお土産が買えました。ついでに自分にも1つ。日本人の女性店員さんが対応してくれたので、日本語でお買い物をしてきました。雨が強くなってきたので、紙袋にビニールを被せてくれるおもてなし。またフィレンツェに来る際には寄ろうと思いました。

イルビゾンテは完全に予定外でしたが、中学1年生の時から憧れていたブランドだったので、自分にもドラミちゃんにも買えて嬉しかったです。

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そして、ヴェッキオ橋を見ながら、ウフィツィ美術館へ。本当はヴェッキオ橋の上のお店でアクセサリーを自分に何か買いたかったのですが、美術館の入館時間が迫っていたので断念。こちらは1人10ユーロ多く払って何とかチケットを早く取得するプランに滑り込めたのですが、手荷物検査があったため、美術館に入るまでには結構な行列に並びました。

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美術館の建物自体が素敵すぎて、時間を忘れてしまいます。

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今まで本やテレビで見たことのある作品も沢山ありました。すごい人だかりができるので、有名な作品はすぐにわかります。

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最後ら辺は集中が切れて、芸術をこれでもか!と浴びて疲れ切っていましたが、とても満足感のある時間でした。15時15分にチケットを買って15時半に並び、15時45分頃から鑑賞を開始、美術館を出たのが18時過ぎでした。ちゃんと全部見て回ろうとすると、4時間5時間は必要だと思いました。

Tボーンステーキをお昼に食べたにも関わらず美術館を歩き回って空腹の我々。夜はグーグルお勧めのピザ屋さんで夕食です。

Pizza Napoli 1955

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全女性にハート型のピザが出てくるようですが、それを知らない私はハートのピザが出てきた時にわぁ!と喜んだところ、お兄さんにウィンクをいただきました。こんな三十路の女にまでウィンクありがとうございます。と謙虚な気持ちで受け止めました。ドエムッシュは普通の丸いピザであからさまに被害者の顔をしていたのがよかったです。

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最後は、1日の始まりの場所、ドゥオモの近くのカフェでデザートです。私は念願のティラミス、ドエムッシュはチョコケーキです。元々ティラミスは好きでしたが、ヨーロッパに来てからさらにティラミスが好きになりました。そして、イタリアのティラミスと言ったら…!本当に美味しくて、一瞬で無くなったのでした。

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この日はバケツをひっくり返したような雨が、普通の雨の合間に降ったり、待ち時間が長かったりと、たくさんの場所を回ることはできませんでしたが、美味しいものを沢山食べて、フィレンツェで押さえておきたい場所も半分くらい押さえられたので、OKです。帰りのトラムは水浸しで、遠くに稲妻を見ながらホテルへと向かいましたが、天候に恵まれなかった以外はとても満足な1日となりました!