すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

機嫌も記憶もコロコロと

母のエピソードが強烈すぎて、どんどん増えていきますね。母だって稀に普通の時があるのですが、その後また発作的にすぐ機嫌が悪くなるので、母が大人しいと怖くなります。その代わり離れていると、LINE電話なんかでちょろっと話すだけなら、テンションが高くぶりっ子なので、付き合いやすいです。だからといって、完全なる悪人じゃないし、心がほっこりするエピソードもいくつかあるので、またの機会に紹介します。ただ、小さい頃から母はカッとなるとよく私の頭を叩いていたので、私の中で母はキレキャラです。未だに地震雷火事親父という言葉を聞いてもピンときません。

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母は十中八九自分のことを卑下して、自分で話したことにキレる癖があります。

母「ママおデブちんなんだー(ぶりっ子)」からの

母「ママ家の中では一番痩せてるよ(怒)だって、掃除も洗濯も料理もぜーんぶやってるもん!」

♪たった一つ確かなことがあるとするならば、母の制服は体型隠しのチュニックだ♪

誰も何も言いません。

その他にも必ずキレる状況がいくつかあります。娘達の研究の話を根掘り葉掘り聞いた後にキレるのも十八番です。娘2人が両親の希望通り大学院に行ったことで、食卓で研究の話を時々するようになりました。両親も大学院を出ているので、最初のうちは母も「家族が全員大学院を出てるって中々ないね!(祖母は中卒、故・祖父は小卒)」と機嫌よく話しています。が、本格的に、特に妹のドラミちゃんが母から話を振られて、研究の話をしていると、突然「ママが有意義な研究してないからって馬鹿にしてるんでしょ!」とキレ始めます。私は言語系で、母も文系の院を出ているので、マウンティングをしてきたのですが、ドラミちゃんは、文系と理系のハイブリッドな研究をしています。南極のペンギンやシロクマを救いたいとの動機から、ゴリゴリ研究しています。母も私もよく分からない分野です。私にはキレつつマウンティングをしてくる母に、最初は更年期かなと思っていたのですが、更年期を過ぎてからもこれが続いているので、無垢でお人形さんのようだと可愛がってきたドラミちゃんが、研究を通して色々なチャンスに恵まれているのが妬ましいのでしょう。

あとは、「親孝行」と称して、母方の祖父母を私の実家に呼び、ご飯を食べることがあります。その際には、母が張り切ってレタスを千切り、ハネムーンサラダ(レタスだけのサラダ、時々ミニトマト入)を作ります。しかし途中からどうも様子がおかしい。何かと私たちの言動にキレ始めます。料理が苦手なのに、頑張る母。私たちも全力でバックアップしますが、「これから仕事するから、あとはオーブンでラザニア焼いて」など、途中から仕事を放棄します。母の計画は全て他力本願なので、私達や父が母の計画に沿って働くのも計算のうちです。が、私達はマルチタスクではないので一気に3つ以上のものを要求され、毎回あたふたしています。とにかく母は自分がキレると物事がスムーズに進むことだけは学習しているので厄介です。

あとは、旅行や外食など、家族で「仲良く」母が「幸せを感じる」状況になったあとは、リバウンドで母の機嫌が悪くなります。毎年1〜2回は家族で旅行をします。観光中は本当に機嫌がいいです。しかし、大体ホテルに戻ってから「夫婦は平等、私は今回××万払ったんだよ」など色々言ってきます。そのあとに「ママはこうやって働いてるのを当たり前だと思われて、私は奴隷だ」など話し始めて、勝手に理由もなくキレるので、お土産代しか必要のない家族旅行もかなり精神をすり減らします。それでも、美味しいものを沢山食べられるので、その位は我慢できるし、慣れてしまいました。母と旅行に行く際は、海外旅行がいいですね。言葉が通じない状況では、急に母がしおらしくなり、全く対立をしなくなるので、ご本人?と勘繰りたくもなります。そのくらいだと、母の機嫌が悪くなるのでは、とビクビクはしますが、大体旅行が終わるまでは母の機嫌は良いか普通かの二択です。

退職したら世界一周旅行をしようと父提案された母。退職後をとても楽しみにしています。母の生態を熟知していたのか偶然か、父の頭の中までは分かりませんが、あながち悪い選択ではなさそうです。