2日目はミラノのドゥオモを見て、夜はシルク・ド・ソレイユ(キュリオス)です。ミラノ旅行2日目は波乱の幕開けでした。ミラノは交通規制が厳しく、エリアによってはガソリン車が有料だったり、しかもそのガソリン車でも作られた年代によってはそのエリアに入れないのです。それを知らない我々は、エリアC(ガソリン車は5ユーロ、約740円払わないといけないエリア)に入りました。
「エリアC、ナンデスカ?」
エリアCを急いで調べる私
「ミラノは車によって入れるエリアと入れないエリアがあるみたいだよ。あとこの車は有料らしい」
「モーハイッチャッタヨ!!!モドルヨ、マチガイシタクナイヨ!」
ということでミラノの郊外に出て、路端の駐車場に停めました。前日もポツポツ雨が降っていましたが、この日から生憎の雨です。
トラムの停留所には券売機がなく、切符の買い方が分かりません。エリアCに入ってしまったり、券売機の買い方がわからずと軽くパニックになっていましたが、親切なお姉ちゃんが100メートルくらい離れた場所を指差して赤いところで買えるよ!と教えてくれたので、赤いところに向かうことにしました。こちらだと、TABACというタバコ、宝くじ、雑誌、キャンディ等を売っているキオスクのような場所があるのですが、赤い建物もTABACでした。そこで一日乗車券を購入です。
1回2.20ユーロ、1日券は7.6ユーロでした。この一日乗車券はトラムだけではなく、バスと地下鉄でも使えます。シルクドソレイユはミラノの郊外までバスで行かないといけないので、一日乗車券の方がお得だと思い、こちらを購入しました。
車窓を眺めながらミラノ市内へ移動です。広告がイタリアンだなぁ…などぼんやり移動していました。
10時20分の入場チケットでしたが、駐車場のいざこざで着いたのは11時ころでした。雨はポツポツ来ていましたがこの時はまだ傘をさしている人は少なかったです。
ドゥオモの中は写真撮影OKなのですが、知らないうちにマナー違反をしていたらしく、個人で観光をしていたのですが、おばさんガイドにこっぴどく叱られました。ガイドさんの声が想像以上に大きくて、ガイドさんについている人たちとその周りの人から注目を集めてしまいました。申し訳なさはもちろんあったのですがそれ以上に恥ずかしかったです、、久しぶりの公開処刑でした。次から気をつけます。ドゥオモは思ったよりも見どころがあり、フィレンツェ同様、教会の地下にも入場できました。
お昼はミラノ料理です。
ドゥオモが見える場所に位置するカフェの地下で食べました。雨だったので肌寒く、テラスで食べるより中で食べるのを選びました。値段は観光客価格でイタリアにしては結構高かったです。こちらは、飲み物にお通しのポテチ、オリーブとこれで94ユーロ(この時のレートで約14,000円)でした。食べ物はおいしく、接客もフレンドリーだったのですが、お値段の割にトイレは便座がない上に綺麗じゃなかったので驚きました。ヨーロッパの便座はすぐズレるし壊れるらしいのでそんなものなのでしょう。
お昼を食べてから、ガレリアを散策しつつデザートを食べようと色々回ったのですが、人が並んでいたところが多く、さらに結構な場所で「こちらレストランなのでデザートだけの注文はできません」と断られてしまいました。とりあえずハイブランドが入っているデパートを下見して、ドエムッシュのお母さんにお土産に何を買うか考えることにしました。その後、TABACでエリアCに入った時の料金5ユーロ(約740円)を支払いました。写真で管理されているので、料金が払える場所で車のナンバーを伝えるとすぐにいくら、と教えてもらえます。
雨は降り続き、ドゥオモの屋根に登る体験をするために傘をさしながら並ぶこと45分、やっと中に入れました。並んでいる時にドゥオモから滝のように水がドバドバ降ってきてズボンが結構濡れましたが、これも旅行の思い出です。中心地以外はあまり街の整備がされていないのですが、上から見るミラノの街も良かったです。
ドゥオモを降りると、再び建物の中に入ることとなり、出口に誘導され出てきました。その後、やっとお茶を飲める場所に到着したので、コーヒーやジュースで一息つきました。こちらはドゥオモ方面からガラリアに入って左手前にあるレストラン・カフェです。
白桃のジュース、カプチーノ、ケーキを頼んで30ユーロ(約4,440円)と少々涙目です。ケーキは1つ16ユーロ(約2,370円)でした。この後すぐにご飯を食べることになるのですが、ドエムッシュは疲れたりお腹が空いたりすると話に集中出来なくなってボーーーっとし始めるので、これはリスクマネジメントの一環です。ドエムッシュは現在私の失業手当の3.5倍を手取りでもらっているのですが、こう言うところでお金を出し渋るので、今回飲食代は全て嫁持ちです。高級カフェでお茶をして大満足のドエムッシュでした。
お茶をしたその足で、ドエムッシュのお母さんにグッチで口紅を買いました。コーラルピンクです。47ユーロ(約6,960円)でした。ドエムッシュの妹にも何か買う?と聞きましたが、ドエムッシュの弟妹は我々に一生お土産を買ってこないからここでは買わない…とか言って、お母さんにのみお土産を購入です。
遅れてはダメなので、シルク・ド・ソレイユを見にバスで郊外に向かいました。21時に始まるのですが、19時頃に会場を確認したあと、こちらのレストランに行きました。
LA SIRENETTA, Milano - Zona 4 - Ristorante Recensioni, Numero di Telefono & Foto - Tripadvisor
飲み物、サラダ、パスタ、ピザ、デザートを頼んで43.50ユーロ(約6,440円)、これぞイタリアです。フランスより物価が体感で2割ほど安いのですが、このボリューム、この美味しさでこの値段、大満足です。店員さんも英語が話せる人がいました。こちらトイレも綺麗なので、もしミラノに行くことがあれば、こちらバス停の近くにあるレストランなので、少し足を伸ばしてこちらで食べるのもおすすめです。
その後シルクドソレイユに向かいます。2回目のキュリオス。今回はミラノです。平日のせいか、いい席が取れて、前から3列目で鑑賞することができました。正面は後ろまで売り切れでしたが、横側の前から3列目でも迫力がすごくて、ショーの前半後半の体感はそれぞれ5分でした。ドエムッシュは隣で感動しっぱなし。コカコーラが1本5ユーロ(約740円)でしたが、私がお金を払うので、手を叩いて喜んではコーラを飲んでの繰り返しで結局1本では足りず2本購入です。本当に大喜びのドエムッシュ、最後はパンフレットを買っていました。
帰りは乗る予定のトラムが来ず、周りの親切な人たちに助けてもらいながら、バスやトラムを乗り継ぎ、なんとかドエムッシュの車までたどり着けました。宿泊先に着いたのは真夜中の1時過ぎでしたが、とても充実した良い1日となりました。