すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

3月のスキー南仏編3日目

宿泊先は10時にチェックアウトとのことで、荷物を観光案内所に置きに行ったり、スキーレンタルに靴を預かってもらったりと、結局ギリギリにチェックアウト、そのあとスキーを始めました。

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この日は生憎曇り空で、午後からは雪が降り始めました。ドエムッシュもだいぶ慣れて来たので、この日は座るリフトでとりあえず上の方まで行って、リフトを背に右折して緑から青のコース、そしてもう一度同じリフトで上まで行って、左折して青のコースだけを滑りウォーミングアップをしました。しかし、3日目は疲れが溜まっていたのか、転びまくるドエムッシュ。心が折れそうになっていましたが、リフトの1日券も買ったので、だましだまし頑張らせます。

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10時にスタートして、11時に前日の夜にラクレットを食べたお店でココアを飲み、その後、足に挟むタイプのリフトで上までのぼり、2回滑ったところで早めのお昼ご飯を食べることにしました。場所によってはお昼にお客さんが沢山来て混んでしまうので、注文したものを間違えられず、かつ、パッと持って来てもらうためには早めに行くのが得策です。

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この日はそれぞれ好きなものを注文です。もちろん私は牛のタルタル。ラクレットやフォンデュは2人からの注文になっているため、ここに来て初の牛のタルタルです。

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ドエムッシュは、ポレンタというマッシュポテトのとうもろこしバージョンのようなものと、牛肉のステーキとシチューの間のようなものを注文です。

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それから、もう一度山の上までゴンドラで登り、山の反対側の斜面を滑ることにしました。こちら、かなり長く、滑っても滑ってもリフトが見えません。途中何度も転ぶドエムッシュでしたが、たまに調子がいい時はスイスイ滑れていました。私やドラミちゃんなら、20分もあれば下まで着いていたでしょうが、途中で起き上がれなくなり、休憩を挟みつつ40分で下山。そのあとは、観光案内所のある元いた場所に戻るため、再び頂上まで行って下山です。この日はいつもと違うコースを使いたかったため、途中まで滑って、他の頂上まで行けるリフトに乗りました。

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リフトを降りる時ドエムッシュがリフトのガードにスキーをあげたままでした。ガードを外そうとした私は注意をしましたが、何が何やらわかっていないドエムッシュ。私がキレてパニックのドエムッシュ。ガードを外そうとしていた私は、スティックに足が巻き込まれ、かなり痛く、ふくらはぎの骨が折れたか!と覚悟しました。あー折れる!となったその時リフトを止めてくれたおじさんのおかげで事なきを得ましたが、その後はドエムッシュにはキレっぱなしです。「ドウスレバユルス?」と聞いて来たドエムッシュ。罰として途中赤のコースを滑ってもらうことにしました。

赤いコースという響きで、斜面でも何でもない場所でコケたドエムッシュでしたが、何とか下まで滑り降りました。しかし、観光案内所のある斜面よりも下まで来てしまったため、最後の一滑りとして、もう一度、朝使ったリフトで上まで行って、降りて来ました。

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まずはスキーを返却して、冬用の靴に履き替え、再びお茶に行きました。(私は今年上のジャケットだけは暖かいものを買いました。)バスに乗る前なので、変に色々飲み食いしたらまたヤバいかも、と思った私はとりあえずレモネードだけ頼みました。ドエムッシュはワッフルとコーラです。

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前日にお土産を購入していたのですが、ちょっと足りないね、ということで追加でお土産を購入です。私は『マーモットのおしっこ』というリキュールを購入しました。エルダーフラワーの爽やかな香りのお酒、私もドエムッシュも気に入ってしまいあっという間に無くなりました

それから観光案内所で荷物を受け取り、バスに乗って帰宅です。

度重なる転倒で、ボトルのキャップが壊れており、リュックの中が大変なことになっていました。ブチぎれる私、焦るドエムッシュ。バスの中でこの大惨事が発覚し、到着したバス停でお通夜モードのドエムッシュ。バスは行きよりも30分も早くバス停に到着したため、電車の予定の時間まで1時間以上残っており、とりあえず我々のムードにそぐわない素敵なカフェでお茶です。

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私の怒りは収まらず、狼狽えるドエムッシュでしたが、カフェオレを飲んで何かを取り戻したようでした。今回の食費は全部私持ちでしたが、ここだけはドエムッシュの奢りでした。

昔からスキーに行く時は、全部親が払っていたのでどのくらい費用がかかるのか知りませんでしたが、泊まりがけだと案外お金がかかることが分かりました。

リフト代が3日で保険を入れて約260ユーロ、宿泊費が280ユーロ、スキーのレンタル代が3日で約170ユーロ、レストランは夜は飲み物を入れて80ユーロほど、お昼は50ユーロ、お茶代が毎回10ユーロほどで4回お茶をしたので40ユーロ、お土産代が20ユーロほどで5世帯に買って100ユーロに、レトルトを8個持って行ってそれが一つ4ユーロで計32ユーロ、それに現地で調達した朝ごはんのパンやらお菓子やらで雑費が30ユーロほどかかりました。そこに交通費が往復55ユーロほどです。だいたいの合計が1,227ユーロです。2泊3日で約172,000円ほどでした。こうやって計算するとスキー旅行は結構お金がかかっていたんだな…と思いますね。それに、ドエムッシュは会社の最低賃金で働いていないため、なんと宿泊代は会社から40%しか負担してもらえないことがわかりました。それでも有難いのですが。。まぁでも全部込み込みだとこんなものでしょうか。去年行ったグルノーブルまで行くとなると、さらに交通費が100ユーロ以上嵩むので、これはこれで良かったのかもしれません。

色々とトラブルもありましたが、雪国育ちの私はスキーはよくしていたので、こちらでも2年連続スキーに行けて、(もう春ですが…)とても良い冬の締めくくりができました。