すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

全ての感情は賢者に通ず

私や妹は時々「母は生きづらさを抱えているのではないか」と思うほど感情の起伏が激しい母。大人になった今でも子どものように、自分の機嫌を取れずに、ドラミちゃんが頑張って母をあやしていますが、ドラミちゃんが実家に帰っていない時は、あやす人がいないので母の賢者モードになるのをを父もおばあちゃまもひたすら耐えて待っているようです。

賢者モードとは、ドラミちゃんが命名した母の感情の終着点です。今までもモードとして説明してきませんでしたが、既に本ブログでは母の賢者モードが登場しておりました。

突然の帰省に家族はどう反応するのか - すみれの部屋

以前にも紹介した通り、母には大まかに5つの人格があります。1つはぶりっ子モード、1つは自己陶酔モード、1つは仕事モード、1つは爬虫類フェイスモード、1つは賢者モードです。

ぶりっ子モード

癖は遺伝する - すみれの部屋

自己陶酔モード

武勇伝!武勇伝! - すみれの部屋

仕事モード

プライベート仕事の流儀 - すみれの部屋

爬虫類フェイスモード

太鼓持ち募集中 - すみれの部屋

母は家族の誰かにキレ散らかさないと生きていけず、必ず悪者を決めて攻撃します。最近だと3人暮らしなので、おばあちゃまが主に母のターゲットですが、父も祖母も耳が遠いため母の攻撃はほぼ効いていないようです。疲れていたり、やることが多くてイライラしている時は、些細なことでも気の済むまで誰かしらにキレ散らかしたあと、母は空中をしばらくみながらボーーーーーッとして、感情を切り替えます。これがドラミちゃんが命名した母の賢者モードです。

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母は仕事先では知りませんが、家族といる時のほとんどはキレ散らかす1秒前の状態が永遠と続くので、母の機嫌を損ねないようにドラミちゃん(時々父も)先回りして母の要望に沿った行動をします。母はいつも噴火する直前のマグマ溜まりのようです。こんな感じ↓

しかし、上の動画のように、毎回懲りもなく岩を投げ入れるのが祖母なのです。具体的には、年齢のため動きが遅く母の要望に応えられないこと、また電気やテレビをつけっぱなしにすること多いこと、そしてよく食材を腐らせたり、ベストな調理法で調理しない(高級素麺を素麺チャンプルーにするなど)ことです。そんなことが一つでも起こると、母は散々そこまで怒らなくても…というレベルで祖母にキレ散らかしたあと、スッキリするとしばらくボーーーーーーーっとするのです。

自分の行動が拙いと自覚があるのか、母は常に周囲の人は自分の悪口を言っていると思い込んで暮らしています。そのため、ちょっとした反抗的な態度を見つけたら最後、徹底的に相手が参ってしまうまで叩きのめします。

先日だと、母の行動に呆れたドラミちゃんがつい「あーやれやれぇ」と母の目の前で小声で言ったのを聞き逃される訳もなく、母に問い詰められたドラミちゃん。ドラミちゃんピンチです。しかしドラミちゃんは母にキレ散らかされるのが相当嫌だったようで、勝負に出ました。

ドラミ「え、何も言ってないよ」

と言うと、母は「あれ、じゃあ今聞こえたものは何…?」と一瞬戸惑い、キレ度がマックスになる前に、状況を整理するために賢者モードに入り、そのまま何事もなかったかのような生活に戻ったとのことでした。

散々ぶりっ子をしても、飽きたら賢者モード。自己陶酔で何でもできる自分を語って、満足したら賢者モード。仕事先はもちろん、なぜかプライベートでも(頼まれてもないのに)感謝を強要するために無駄に働いたりハキハキとモノを話した後に賢者モード。大体この上述の状態は母の調子がいい時で、その後は爬虫類フェイスモードとなり、最後には賢者モードとなり、また前の3つ(または4つ)のどれかに感情が振り分けられますが、全ての感情の終着点は賢者モードなのです。そして長く続かない。私は昔からコテンパンに扱われてきたので、母を恐れず(ほとんど)好き勝手言いますが、母の感情の起伏が面倒臭いと感じている父と妹がいる我が家は常に緊張感で張り詰めているようです。