すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

条件付き美少女

ドラミちゃんは何があるとすぐに巷で話題になるような美少女だったのですが、妙齢になっても、年齢より10歳は若く見られており、未だにドラミちゃんのカテゴリは美少女です。そんなドラミちゃんですから、東京に行く際は「芸能スカウトに遭った時の対処法」を家族会議で話すのですが、おかしいことに一度もスカウトされたことがありません。しかし、芸能人を見慣れたテレビ局の人がドラミちゃんを見かけた時、「美少女だ!」とその場の話題を掻っ攫っていった話を聞きました。

私がいなくなってからドラミちゃんは外食もおひとりさまなのですが、行きつけの場所があり、店主とも仲良しです。テレビ局の人が打ち上げをしている時にドラミちゃんを見かけ、「わぁ、すごい、ハーフかな、かわいいな、美人だな」と気になったテレビ局の人たちはこぞって店主に質問をしたのでした。

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店主は個人情報だから、と、「あ、あの子ね、〇〇大学通ってる頭の良い子!」と紹介したらしいのですが、ドラミちゃん的にはもっと「かわいい」を前面に押し出した紹介をして欲しかったようです。

この一連の流れが判明したのは、後日店主がわざわざドラミちゃんに「テレビ局の人がねェ、ドラミさんのこと、かわいいって言ってたんだけどねェ、色々聞かれたんだけどぉ、でも個人情報だから何も言わなかったょ!〇〇大学の博士課程の頭の良い子!ってだけ紹介したからぁ!」と言ったからなのでした。それに続けて、「あ、でもね、、」と言いづらそうな店主。ドラミちゃんは「どうせ痩せればとか言うんだろうな」と予想していたら、店主が「あと痩せたら完璧って言ってたけど、あたしはね、ドラミさんはそれが可愛いポイントだし、そのままでいいからね!」と謎のフォローをされたのとのことでした。

ドラミちゃんを散々可愛いだの美少女だの持ち上げておいて、クソみたいな結末に少しガッカリした反面、やはりドラミちゃんは太っても美少女だということが判明したことだけは(姉として)満足です。脂肪は富の象徴ですから、少しくらいぽっちゃりしている方がドラミちゃんは可愛いということを世の中全員知るべきなのです。まぁ店主は少なくともドラミちゃんの可愛さを理解をしてくれているので、帰国の際はまたお店に通いまくることを誓った出来事でした。