すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

道を踏み外すフランス

年末年忘れのブログは過激なタイトルとなってしまいましたが、こちらにいるとフランスはどんどん道を踏み外し始めているような気がしてならないのです。今年も武漢肺炎(COVID-19)に振り回された1年でしたね⭐︎今年も無事乗り切れたみなさま、お疲れさまでした!

では、私的「道を踏み外し始めたフランス」を振り返ってみようと思います。

1.ワクチンの義務化

ワクチンが感染を抑えるのは統計的に証明されましたが、長期的な健康に関するデータはないままです。それでもワクチンを打たなければ自由に移動も出来なければ、職種によっては給料が支給されないなどという事態に。「自由」を謳う国ほど自由じゃない皮肉。自由を国のコンセプトにしないと自由だと認識できないのでしょうが、完全に「自由」がおかしな方向に行きつつあります。

2.いじめの厳罰化

私は中学時代勉強出来る高飛車な生徒だったので、成績が悪ければ性格も悪い人や、どんなに頑張っても私を抜けない生徒から嫌がらせを受けていました。しかし私も中学時代を振り返れば周りから然るべき対応をされてたとは思います。勉強さえ出来ればいいと思ってたのでね。馬鹿です。でも、いじめっ子にはカウンセリングが必要なのでは、と思うのです。攻撃的な人は罰で押さえ込むよりも、心のケアで態度を変えないといつまでも人は行動が変わらない気がするからです。もちろんいじめで人が亡くなったり、恐喝なんかは犯罪と同じだから厳罰でいいと思いますけど。トップダウンの国だから故に、いじめに対する対応も上から押さえ込もうとする、これはいつか暴動が起きそうな予感。罰に反対はしないけれど、成長途中の子どもですから、心のケアも同時進行でやった方がいいと思いますけどね!まぁ、自分の子どもがいじめられて目の前から消えたりしたら、伊集院茂夫さん案件ですが。

3.死刑制度に反対する割に射殺は躊躇なし

死刑制度がないフランスで、日本の死刑制度に疑問をもつフランス人も少なくないのですが、個人的にはテロリストや犯罪者がなどがその場で無力化(射殺)されるというニュースを聞くたびに「それ死刑と変わらないじゃん、なんなら、警察官に襲いかかって警官死ななくても犯人無力化されてるじゃん」と思うのです。こちらの兵士も警官も銃の引き金を引くことに躊躇がないので怖いです。

4.郵便局がクソ

郵便物の扱いが雑で、妹のドラミちゃんが送ってくれた荷物のラベルが剥がれ、その剥がれたラベルを他の人の荷物に貼り付け、危うく我々がトーゴからの荷物を受け取りそうになっていました。しかし、配達局の方々が異変に気付いてトーゴからの荷物は送り主に送られましたが、私たちのラベルが剥がれた箱は行方知れずのまま。義両親からのチョコレートも「お届け済み」なのに手元に届かないし、日本から送ってもらった本は盗まれるし、不在票を入れてくれないし、挙げ句の果てには、郵便局のせいで荷物を紛失されるし、探してくれないし。近くの配達局の方は親切で大好きなのですが、郵便局全体の対応がクソすぎて早く日本に帰りたいです。

4つめは完全に私情が入っています。私も住む場所と福祉を提供してもらっている身としては文句を言うなら日本に帰らないといけないのですが、そうもできない状況です。ただ武漢肺炎(COVID-19)禍で人間のダメな部分、国のダメな部分が浮き彫りになった時に日本ならなぁ、、と思ってしまうのです。まぁでも、日本のように自粛自粛じゃない国民なので、小旅行はできたし外食もできたし、6月くらいからは案外普通の生活できたような気がしますけど。

ただ今年を振り返ると、全体的にフランスは道をどんどん踏み誤ってるそんな気がした1年でした。