すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

思い込みの罠 その1

某国プリンセスの婚約者さんが一躍時の人としてときめいていますが、何となく私の従兄弟と同じにおいがしています。いとこのお家は金銭トラブルとは無関係なのですけれど、理論の空回りしてる感じとかどうも他人とは思えず。。まぁそんなことはどうでもいいのですが(国民としてはどうでも良くない)、ここ数日ガーデニングをしながら植物を慈しむ習慣が戻ってきて、思い込みは本当にまずいなぁなんて思う今日この頃です。

実家にレモンの木が来てからもう何年も経ちますが、実はフランスの家にも去年レモンの木がやってきました。小さい木があっという間に母の背丈ほどの大きさになりましたが、まだひょろひょろしています。そんなレモンを見ていて思い出したことがあるのでこちらにしたためたいと思います。

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我が家では医療従事者の父親が医者、獣医、樹木医を兼任しています。本当はお医者さんになりたかったようなので、まぁ家の中だけでも医者になれるのは大層気持ちいいことなのでしょうが、実家の中は母の指示と父の思い込みで回っています。

父の趣味はガーデニングですが、レモンが我が家に来た頃、たくさんレモンがなってそれはそれは家の一角がレモンの黄色で賑わっていました。父もレモンの木が健康だからこんなにたくさんレモンが収穫できたのだ、とご満悦。

ある日母があれ、「枝がベタベタだー」とぶりっ子をしながら手についた蜜をなめていました。実は樹木医まがいの素人は見逃していたんです。枝にびっしりついていた白い物体がカイガラムシだと言うことに。

カイガラムシは体から甘い蜜のような液体を出すそうで、それを母は樹液だと思って夢中で指につけてはしゃぶっていたのです。私も何度か勧められていましたが、どう考えても枝についているのはカイガラムシだと思ったので、何かに断っていました。しかしカイガラムシの件は父に話しても「気のせいだ」「木の節だ」などと言われていました。なぜならレモンの木は側から見ると元気だったため、父は病気に気づかなかったのです。

そして発見が遅れに遅れて、私が「それ虫だよ」と言っても話を聞かない母は、しばらくカイガラムシの体液を舐め続けていたのでした。

父と母の思い込みにより、今回は彼らが不快な思いをしただけで済みましたが、よく2人の事故に娘たちも巻き込まれております。。カイガラムシの体液を舐めていた母は、いつもの記憶の改竄か防衛規制によってその事実を忘れてしまったようです。脳みそがわいてしまったらおしまい、虫が涌くのは植物だけにしてほしいところです。