すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

魔除けは私

最近父が出版に関わった本が世に出回ったということで、自分の出版した本が結構高い値段で売られているとドヤ顔で教えてきました。もちろんLINEにも写真が送られてきました。本の出版自体はめでたいことなのですが、ドラミちゃんが進学試験に通り、自分も褒めて欲しかったのでしょう(一人っ子B型)。自分が仕事でどれほど活躍しているか、どれほどパソコンに詳しいかなどアピールする口が臭くて臭くてたまりません。私は最近父親がアピールするたびに、ドラミちゃんに払わせた学費に換算して会話を進めるようになりました。今回も父親が本の値段を色々言ってきたので「おめでとう!学費はそれ55冊分だね!」と言ったら、それ以降本に関する言及は全く途絶えてしまいました。その他にも、家で空気清浄機を買った話などをされた時も、たまたま私がLINE電話を繋いでいたので、「学費でういたお金だね!」など言っていたら、ついに私の顔をみただけでPTSDを発症した父親。

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そこで、私は父親のアキレス腱、「大学独自の奨学金をもらえることになったドラミちゃんの学費を無断で打ち切った」という事実をどんどん全面に出すことにしました。そして、生活費も打ち切られたドラミちゃんは、奨学金をもらう前よりも生活がカツカツになっているような気がします。父は学歴コンプレックスなので、側から見ると結構いい大学の大学院で表彰されているドラミちゃんが誇らしい一方で妬ましく思っているんだろうなと思います。子どもを常にコントロールしようと、成人を過ぎても生活に関するものをかなり厳しく規制しているので(私も大学1年2年目は仕送りが15,000円でほとんどバイト禁止されていたし)自分の子どもが自立した生活を送るのが嫌なんだと思います。

学費を払わない割に色々と口出しをする父親に私と同様ドラミちゃんも嫌気がさしています。因みに、これに関しては母親も父親を説得できず、母がわざわざ学費の話を私に振ってくる始末。何でもかんでもドラミちゃんに干渉してくる父親ですが、私の顔が画面に映っているといつ学費について言及されるのではないか、と恐怖にまみれた表情になりあっという間に退散します。父が自分で蒔いた種ですが、最近ドラミちゃんの魔除けとして私の顔を父親に見せると、もう長女の顔を見ようともせず、一目散にスマホから離れるようです。

学費を払ってあげると言っていたものを奨学金の有無で一方的に打ち切るなんて、そんな親子関係があってはなりません。地獄の底でも反省しなさい。