すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

外国人とルームシェアをしたときの思い出

私は何年か前に大学の協定校に1年弱留学をさせてもらっていました。その時、ルームシェアを経験したので、その思い出を書こうと思います。また、間借りをしていた時に文句をブー垂れていたのですが、間借り以前にも不満タラタラだったルームメイトもいたので、私の思い出をしたためたいと思います。

前提として私は自分に優しく他人に厳しいタイプです。苦笑

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私は不動産屋さんの関係で、引っ越しを2回ほどしています。そして、学期ごとにルームメイトが変わり、結局、色んな国の人たちとの生活を経験しました。ルームメイトの国籍は色々です。ちなみに上の写真は私が友人宅で人参マフィンに使う人参をすりおろしているところ。

① フランス人 1人

〜お引越し〜

② フランス人 1人・ドイツ人 1人

チェコ人 3人・イタリア人 1人

スウェーデン人 1人・③のイタリア人

という感じで、暮らしました。

最初のフランス人とは比較的うまくやれました。彼女は全く掃除をしない、全く皿を洗わないという人で、共有スペースが台所、リビング、お風呂だったのですが、掃除は専ら私。掃除しようよ!と言っても、あとからやるよ、と言って全くやらずにシャワーが良く詰まっていました。でもまあ、大らかでいい子だったし、武漢肺炎も流行していなかったので、生理前以外は感じよく接することができていたと思います。3ヶ月の同居だったし、そのあとのルームシェアが地獄の3ヶ月だったので、今でも彼女とは時々連絡を取り合う仲です。私にウォッカマティーニで割るカクテルを教えてくれた悪友ですからね。それに、共通の友達が多く、よくみんなで飲み食いしていたので、今考えると掃除以外は結構大丈夫でした。そういえば私のお酒が私のいない間行われたパーティーで勝手になくなっていたことがあり、流石にキレましたが、私もその後沢山お酒をご馳走になったので水に流すことにします。

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さて、お引っ越しをしてから、ドイツ人とフランス人の新たなルームメイトに迎え入れられました。こちらは、ドイツ人が綺麗好きで、それぞれが気づいた時に掃除をする方式で快適に過ごせていました。2人とも尻が軽く、よく夜な夜な変な声が隣の部屋やキッチンから聞こえてきていました。2人とも同じ男性と懇ろにしていたらしいのですが、夜の生活にまで口出しする趣味はないので、昼間快適に過ごせていたしほとんど問題ありませんでした。週2〜3で私たちのアパートで開かれるパーティーに半ば強制的に参加させられ、楽しかったからいいのですが、みんなお酒が入ってかなりお下劣になるので、この私でもついていけないくらい乱れた頃に、私はお暇して、夜更かしはせず23時頃には寝る生活を送っていました。この2ヶ月が一番平和だったかな。

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私の1番仲が良かった人たちがそれぞれの国に帰って行き、新しいルームメイトを迎える季節がやってきました。私が留学していた場所は、家賃が当時の値段で一部屋8万円ほどでした。本当に物価が高いので、物価の安い東欧の子たちは奨学金で生活を賄いながら、自由に使えるお金は少なかったそう。そして、3回目のルームシェアは本当は3人用のアパートに、チェコ人の女の子3人とイタリア人の女の子1人の計5人で暮らしていました。このチェコ人が酷かった。チェコ人3人のうち1人があまりにも酷くて私は何度もブチギレました。

まず、来て早々、私が掃除した場所を再度掃除したところまでは良かったのですが、私のものを全て段ボールに入れて、自分たちのものをキッチンに置き始めたのには驚きました。その後、冷蔵庫の割り当てがあったのに、私のセクションにあった調味料を勝手に使い、なくなったら放置、わさびだけは無事でした。しかもイタリア人の女の子の化粧品を使い切るなどやりたい放題の問題児が1人いました。トイレットペーパーをはじめ、とにかく人のものを使って自分では物を買わない。掃除の担当も決めたのに、自分たちの部屋の掃除だけして終わりなので、いつもイタリア人と私が共用のキッチンを掃除していました。その上、3人一部屋に暮らしていたら、パーソナルスペースがない、とキッチンを占領するチェコ人の問題児。でもキッチンは掃除しない。キッチンのすぐ隣の部屋の私とイタリア人の女の子はいつも大音量の音楽に迷惑していました。そうしているうちに、私の機嫌が悪くなっていたようで、問題児から「私の悪いところがあったら言って」と言われたので全てお伝えしたら泣かれてしまいました。今ではSNSをブロックされています。私もあの時はちょっと若かったな、、と思います。今ならもう少しスパッとしっかり伝えられる気がする。そして、敵の敵は味方理論でイタリア人のルームメイトとはものすごく仲良くなりました。

元々一番仲の良かった人たちがチェコ人ドイツ人オーストリア人だったので、やっぱり人によるんだと思います。

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そして、そのチェコ人たちが帰ったあと、すぐにスウェーデン人の女の子が入ってきました。スウェーデン人のルームメイトと言うと、友達のルームメイトがみんなクソみたいな人物で全然良いイメージが無かったのですが、週1でみんなでご飯を作りあってとっても楽しい1ヶ月分でした。これこそザ・留学だよね、というルームシェアは結局1ヶ月ほどでした。

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そして、今書いていて気づいたこと。私が一緒に暮らせないと感じた人たちは共通して、共有スペースを掃除できない人たちでしたね。でも、共用の場所はみんなで気持ちよく使いたいし迷惑をかけたくないと言う私の気持ちが大きすぎるのかもしれません。大らかでいい人たちも沢山いますが、武漢肺炎が世にはばかるご時世、私は発狂してしまう気がします。

ちなみに私の部屋はあまり片付いてはいません。でも、ちゃんと他の人と暮らす時に迷惑にならないくらいには家事はできますけどね。やはり私は人に厳しく自分に甘い人でなしなのでしょう。それも含めて自分は自分です。周りに残る人たちがみんないい人すぎて涙が出てきます。

1年を通して、誰とでもうまくルームシェアができるタイプではないと気づいたはずなのに、間借りをしてしまった大失態。武漢肺炎さえなければもう少しうまくやれたのかもしれません。ただ、間借りはルームシェアと違って、対等にものを言える立場じゃないし、家主さんのアパートなので、私の留守中に勝手に部屋に入られるし、キッチンやシャワーの掃除がされていないので、矢張り私は一人暮らしが向いているんだなぁと感じた2ヶ月間でした。

あとは年齢でしょうか。ピチピチの20代の時はルームシェアもできたのに、アラサーの今となってはルームシェアは辛すぎるかもしれません。人によってはいいのでしょうけどね。

以上、気が向いて書いた私の思い出でした。長文にお付き合いいただきありがとうございました。。