すみれの部屋

おら海外さ来ただ!

家族紹介 〜妹〜 その4

ドラミちゃんは愛想がありません。私の自慢の可愛い妹で、友人たちにはいつも写真を見せると「愛らしい!」「愛嬌あるねー」「可愛いね」「本当に癒される」などお褒めの言葉をいただくのですが、基本口角が下がっており、一人で歩いている時は幼児以外誰からも寄り付かれることはありません。極度の方向音痴なのですが、周りを気にしすぎて、道を覚えていない可能性も考えられます。ドラミちゃんと待ち合わせをして、遠くから歩いてくるドラミちゃんの顔を見ると、周りの人を全く信用していないのが分かります。

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それもこれも父親の教育の賜物です。「人のことは信用しちゃだめ!」「男の子に優しくすると勘違いされるからダメ!」「誰にでも優しくしちゃダメ!」「接客のお仕事は顔を覚えられるからダメ!」「夜遅く帰るバイトは帰り道が危ないからダメ!」などなど、、ドラミちゃんには父親から課された戒律が山ほどあります。

物心つくあたりからそういう教育をされてきたドラミちゃん。七五三で写真撮影をする時も、カメラマンのおじさんのことを警戒してか、一度も笑いませんでした。スタッフさんもみんなドラミちゃんを笑わせようと必死だったのに、ドラミちゃんは絶対に笑ってはいけないと思い込んでいたのか、微笑むことすらありませんでした。写真を見返すと、七五三の写真の2人写しで笑っているのは私だけ、ドラミちゃんの口は「への字」になっています。でもこれは決してご機嫌ななめな訳ではなく、ドラミちゃんの真顔なのです。

そんなドラミちゃん、一度だけナンパをされたことがあります。ドラミちゃんの夢と希望が詰まったまん丸のお腹を見たせいか、知らない男性から「ビール奢らせてください!」と何度か声をかけられ、腹が立ったそうです。それ以降1人の時はさらに周りを警戒しながら出歩くドラミちゃん。知り合いの子どもがドラミちゃんを見かけたそうですが、話しかけずに後日「何か悪いことがあった?!」と聞いてきたそうです。子どもが話しかけづらいほどドス黒い雰囲気を発する程にレベルアップしたドラミちゃん。どんなにカラフルな服を着ていてもオーラは警戒色です。