今回は母親を紹介したいと思います。
悩み相談をすると「社会に出たらそんなもん。ママはね…（隙あらば自分語り）」
近況報告すると「ふーん。ママはね…（隙あらば自分語り）」
何も聞いていなくても「ママはね…（隙あらば自分語り）」
どんなトピックからでも自分の話に持っていく天才です。
母は昔浅香唯似で結構可愛かったのですが、今となっては可愛げのない性格が顔に出てしまう年齢となってしまいました。なんでも隠せてしまう若さって怖い。
紙を真っ直ぐに切れない、ミシンとオーブンレンジの使い方が分からない、髪も洗えない、車の運転以外1人じゃ何もできません。母的には家事を全てこなしていることになっていますが。
この前書いた通り母との思い出はほとんどありません。高校は県内有数の進学校に入学したものの、勉強するタイプではないので、280人中200〜160番あたりを行ったり来たり。中学校の学区は田舎のスラムがあり、その中でテストの成績で1番を取っていた頃は参観日来ていましたが、高校からは、「恥ずかしいから参観日は行かない！」と言われ私が高校にいた頃は一歩も校舎に足を踏み入れることはありませんでした。妹も同じ高校に入学しましたが「あんたのような失敗作にはしないから！」と言われてカッチーンと来たのだけは覚えています。
私が小さい頃はというと、母に歯向かおうものならば、見て見ぬ振りをする父が「やめなさい！」と止めに入るか、母の気が済むまで頭を何度も何度も叩かれ続けるような日々でした。世間体第一の父は離婚してくれませんでしたが、妹と「離婚したらパパにつくから！」とよく父親に言っていたのが懐かしいです。
毎日義務付けられていたピアノの練習をサボった時には、お尻を叩かれ鼻血を出してしまいました。マンガみたいな展開に母も呆れたのか、その日のお仕置きはそれで終わり。
小3のある日は、間違って隣の子のドリルを持ち帰った時は取り乱した母が手当たり次第周りにあるもの、紙辞書や習字用の文鎮などを容赦なく投げてきて、全治2週間の打撲ができたこともあります。
小学校で濡れ衣着せられて、先生に散々叱られて家に電話がかかってきた時も、私の言うことなんて聞かず、廊下に1時間正座をさせた上に、スキー旅行も中止、母と妹だけで旅行に行きました。立派な二重刑罰です。
母は攻撃力に全てのスペックを振ったせいで、防御力が限りなくゼロに近いことを知っていたので、私も反抗期を迎えてからは大いに暴れました。その後、母のような盲目的なヤバい人の前では何をやっても無駄だということを悟るわけですが。
母は仕事前に「今日のミッション。ママの英語のレポート完成させて（ゴーストライター）。ドラミは絵を描いて。あとは、車庫の上の整理整頓。風呂トイレの掃除。」とミッションを言い渡して颯爽と居なくなります。もちろん、父、私、妹のお見送り付き。
家族は母親がヤバいやつだという共通認識があるので、母親が仕事から帰ってくる時間を把握し、母の車の音が聞こえたら、それまで居間の絨毯でゴロゴロしている私達姉妹も光の速さで起き上がり、目的もなくテキパキと動き、「言われたこと全てやって今おばあちゃんの手伝いしてますが何か？」といった感じを装うのが上手になりました。母は英語が凄いと思われたいがために、英語の講義を聞きに行っても、LINEで「〇〇の和訳求む！」などほざいて、英語できる風を装っています。私が英語のレポートを代筆したときも（ノーと言えない）講義の後、「先生から褒められた！あんたには写真見せてもらって、色々レポートの参考になったわ！ありがとう！」と言われる始末。母は記憶の改竄をして、例えば今回だと、英語のレポートを自分で書いたと本気で思っています。帰省時は母をいかに安定させるかが大事なので、このくらい安いものです。
あまりに母の様子がひどかった時期があり、そこから、母が変なことを言い始めると「発作が始まった」と家族間で言うようになったのですが、自己愛性パーソナリティ障害で調べるとどのサイトでも10項目中10個、少ない時でも9割当てはまってしまいます。自己愛性パーソナリティ障害の模範解答のような人間なので、彼女のビョーキは疑いようもありません。
母はよく口癖で「私は家の掃除機、整理整頓マシーン、食器洗い機。」と言っています。ちなみに、掃除は祖母が毎日しており、食器は洗剤を使わず指先だけで汚れを落としています。ほぼポンコツ。クーリングオフしたろか！！！クーリングオフさせて！！！！！お願い神様！！！！！！！
母といるとストレスですが、離れて暮らしてみると、中々濃い話題を提供してくれる存在なので、よく妹と盛り上がっています。これからここに書き切れなかった母とのエピソードを他の記事で少しずつシェアする予定です。
母のエピソードも少しずつ更新中です。
