※ 赤くてかわいい魚と人間ハーフの話ではありません。
コートダジュール周辺を生活拠点としていると
ドライブ中によく崖の上にお城のようなものにお目にかかります。
鷹巣村(たかのすむら)と呼ばれているようです。
南フランスではよくある風景で、崖の上の小さな村は、
2時間もあればお店を含めじっくり見て回れるくらいの大きさです。
今回は、Gourdon (グルドン)という村をご紹介します。
Wikipediaではグルドンと書かれていますが、カタカナ表記だと、音としてはゴードンがフランス語に近いです。
Wikiにはより詳しい情報が載っています。
https://fr.m.wikipedia.org/wiki/Gourdon_(Alpes-Maritimes)
Gourdonはフランスで最も美しい村の1つに登録されており、人口426人の小さな村で、香水で有名なGrasse (グラース)の近くに位置しています。
ここでは自家製の香水やアロマキャンドルが沢山売られています。
また、かつてはお城があり、今でも建物からその名残を見て取ることができます。
展望台から見渡すとこんな感じで、コートダジュールを臨むことができます。
ニースやカンヌが奥に見えています。
今月はクリスマスムードで、街角ではサンタさんが出迎えてくれます。
石造りの街は、
カトリーヌドヌーヴ主演の映画『ロバと王女』
エマワトソン主演の映画『美女と野獣』
等々の映画の舞台にも似ており、
中世フランスの雰囲気をたたえていました。
実際、このような鷹巣村は、主に中世に建てられたものなのだそうです。
中世がそのまま現代に、山の頂に現れた街。
インスタ映えにもほどがある。
こういう場所でおとぎ話が生まれていただなんて、ロマンチックなことこの上なし。
建物の中はもちろん可愛いですが、窓越しに見る暖かい光やインテリアが、窓枠の色と相まって一層雰囲気を盛り立てていますね。
人で賑わっている日も多いそうですが、季節のせいか、観光客は思いの外少なかったです。
ただ、有名な場所なのですが、車がないと中々行きづらいです。
山道はかなりうねうねしていて、カーブミラーもないし、地元の人や運転に慣れている人と一緒に行くのがいいと思います。
登り坂は少しずれると崖っぷちなので、ほんの少しかなりドキドキしました。
タイムスリップしたかのような錯覚に陥る鷹巣村。
現実逃避をするにはもってこいの場所でした。
(毎日動画配信サイトで現実逃避してますが)
疲れの多い現代人なら、一度は訪れてもいい場所かもしれません。