フランスでは、育休は最高3年間取れますが、産休後、半年までしかお金がもらえず、しかも一律400ユーロちょいだそうです(育休中の義弟嫁談)。それを考えると、2年間も育休が取れて、しかも育休中給料の半分(うち最初の半年は67%)をもらえる日本はいい国だと思います。
私が産後復帰した理由は2つ。
まず、職場の人手不足。人手が足りないのと、1年目で産休を取らせてもらったので、これ以上周りを振り回したくなかったというのが最も大きい理由です。フランスだから休めばいいじゃん、とは言われますが、結局どこの国でも人間と働くし、表立って言えないだけで、よく休む人や真面目に働かない人はどこでも好かれないのをみてきたので、もう少し職場に貢献できる年数働いていたら育休も取ったかもしれません。働き始めて1年で産休を取らせてもらったということもあり、もっと休めるのは知っていたものの、自分の決断で育休は取らなかったのですが、悔いはありません。
もう一つの理由はお給料。大した額を貰っているわけではありませんが、外国人でこの語学力をもって今のお給料をくれる職場なんてきっとここくらいのものです。夫の給料は手取り額が私の倍なので、贅沢さえしなければ生きていけます。でも、外食のお金は基本私もちだし、赤ちゃんが生まれてからは外食やテイクアウトの頻度が高くなったので稼ぎは必要です。しかも、日本に帰る時の飛行機のチケットや、妹のドラミちゃんへの貢ぎ物(最近だとモスキーノのワンピース)に加え、母が嫉妬に駆られないためのお供え物(最近だとジバンシィのバッグ)などを買いたい(母の場合鎮まりたまえの気持ち)となると、すぐにでも復帰しないと、月々480ユーロなんて(ありがたいけど)舐めた金額では、私はストレスフルで頭が爆発してしまうでしょう。それに、娘のお洋服。娘の服代も基本私もちです。洋服を選ぶ時は夫もノリノリで、毎週末どこかしらでお洋服を見ていますが、我々のお気に入りはプチバトーとjacadi(ジャカディ)です。中古の服まだ買ったことがありません。いい出会いがあれば買うかもしれませんけと。
Jacadi Paris<ジャカディ>日本公式オンラインストア
以前より出費が嵩むようになったので、自転車操業に加え馬車馬のように働いています。

娘は日本の予定日(40週)よりも19日、フランスの予定日(41週)より26日早く生まれてきたのですが、身長は51cm、体重も3000g超えで出てきました。さすが我が娘。ということで、早く生まれてきてくれたおかげで本来は出産してから2ヶ月で復帰のところ、出産後3ヶ月で復帰です。
さて、復帰して1ヶ月半。大きな変化、一番大変なことと助かっていることについて。
日々の生活で一番変わったのは食事面でしょうか。私の仕事は週4日で、週3日は朝8時から19時まで、残り1日は午前中の業務です。つまり、7時に出勤、20時に帰宅が週3日。ご飯作りもままならないので、この日は前日に大量に作るか、ドエムッシュがテレワークの日に残りを食べてしまっている場合はテイクアウトです。週末は土日のどちらかは外食です。
一番面倒なのは母乳です。私が決めたので文句はないし、むしろこのくらいしか娘に割ける時間がないので悔いはありませんが、産後3ヶ月で完全母乳育児で職場復帰は思ったよりもずっと大変です。フランスでは職場で搾乳部屋と冷蔵庫を準備してくれるのですが、中々搾乳の時間が取れません。そろそろ慣れたしな…と思ってグレーのセーターを着た日に限って母乳パッドを忘れ、人前で話す直前に両乳首から母乳が大量に漏れていたのを鏡を見て気づき、トレンチコートを着て人前に出て事なきを得ました。フランスでは缶ミルクが主流の理由がよく分かります。
一番助かっていることは、職場に保育園があることです。職員用の保育園なのと、職場にはセキュリティが常駐してくれているので安心です。職場は土地が広く、広大な敷地にいくつも建物があるのですが、幸いオフィス隣の建物に保育園があり立地的に便利です。さらに、空き時間に母乳をあげに行くことができます。毎回念のため、120mLの哺乳瓶2本に130mLくらい母乳を入れて預けますが、私がタイミングよく授乳に行ければ、全く哺乳瓶を使わない日もあります。搾乳してから24時間以内のものを預けないといけませんが、できるだけ新鮮なものをあげたいので、20時と0時に1本ずつ準備します。母乳の温度管理は大変ではあるものの、完全母乳育児に理解のある保育園というのも助かっているポイントです。19時まで仕事があるのに、お迎えが18時というのが難点で、現在はドエムッシュが送迎してくれていますが、職場を早退するのは好ましくないと言われてしまいました。今は送迎代行の方を探していますが、それについてはまた解決したら別のブログに書きます。
産後3ヶ月で仕事復帰は、共働きかつ夫婦の両親が遠くに住んでおり頼れる親戚がいない、というこの状況は決して楽ではありません。これから沢山お金で解決しないといけないことが出てくるでしょう。あとは母乳育児も思った以上に大変です。1日4〜5回の授乳に加えて260mLの哺乳瓶の準備は最初は大変でしたが、今では必要な分出るようになりました。しかし、タイミングよく娘に授乳できない日は1日の終わりには岩のように固くなり、帰りの乗り物の中で直立不動で帰ってこないと胸が痛くなります。フランスでは缶ミルクが主流の理由がよく分かります。でも、おっぱいは最初の解決策であり奥の手でもあるので、私は母乳育児にして良かったと思っています。
所得制限で児童手当はもらえないので週3回の保育料が月々400ユーロ(約65,000円)は完全に手出しです。これでも安い方なのだそうで。でも児童手当がもらえたら保育料も半額くらいで済むんですけどね。
体力的には、出産前と比べて落ちましたし、母乳でエネルギーも減るので、毎日モリモリ食べています。それで何とか出勤している感じですが、家でメールチェックをするなどの余裕はなく、以前にもまして自転車操業になりましたが、同僚やボスの優しさに支えられております。
赤ちゃんと一緒にいる時間などを考えるとやっぱり育休は欲しいし産後3ヶ月で復帰だなんて特別な理由がない限りオススメしません。でも実際にやってみて、お金で解決できるところはお金で解決、家事は最低限で家が散らかっていても気にしないスキルがある人であれば、無理ではないかもしれません。あと、お母さんの負担を軽くするためには、母乳育児にこだわらないのであれば完ミの方が絶対にいいです。他の家族にもミルクをあげてもらえるのでお母さんの負担が減ります。
このブログが育休もそこそこに職場復帰を考えている未来のお母さんたちの参考になれば幸いです。